「世界の美しい宮殿・・・」というと何を思い浮かべますか?
壁の装飾や、天井に描かれた絵画が思い浮かぶかと思いますが、床の美しさも忘れてはならないのが、ラグリエとしてのポイントです。
今回は、バッキンガム宮殿の床の美しさをご紹介していきます。
\ステキなお部屋は床がつくる/
もくじ
世界の床旅 バッキンガム宮殿
バッキンガム宮殿があるのは、イギリスのロンドン。日本とイギリスの時差は9時間、日本から飛行機で15時間前後かかります。
日本とイギリスの共通点は、島国であり、海に囲まれている点です。イギリスの人口は約6,640万人、日本は約1.26億人なので、イギリスの人口は日本の約半分です。
世界には様々な宮殿がありますが、バッキンガム宮殿は、現在も使用されている宮殿です。宮殿内部は、基本的には見学できませんが、国王や生前のエリザベス女王がバッキンガム宮殿を留守にする間だけは見学可能です。
ここがステキ!バッキンガム宮殿の床の美しさ
「ステートルーム」とは、ゲストを招いたときに公式行事や儀式で使用されるところです。バッキンガム宮殿のステートルームは、19部屋あります。
それではさっそく、バッキンガム宮殿の床を見ていきましょう!
木の床の上にベージュのカーペットが敷かれており、優しい雰囲気の床です。
花の模様のカーペットが敷き詰められています。床のほとんどが覆われており、見えている寄せ木の床部分は少なく感じますが、ちらりと見える木の部分は、パーケットになるように並べられていますね。
約47mもある部屋は、「The Picture Galllery」と呼ばれており、イギリス王室が所有する有名な絵画が並んでいます。
絵画コレクションを見るのが好きな人にはバッキンガム宮殿がピッタリです。飾られている絵画は頻繁に変わるそうですよ。
こちらの部屋も板張りの床の上に華やかな柄のカーペットが敷かれています。
木の床は、長い歴史を感じるキズが残っています。寄せ木の床をよく見ると、茶色の模様が描かれているのが分かります。植物を連想させる模様が印象的ですね。
先述の通り、この部屋の床のほとんどがカーペットで覆われているので、カーペットの下の板張りの床全体を見てみたくなりますね。
部屋全体を見渡すと、青色の柱に赤色のカーテンが配置されており、他の部屋とは雰囲気が異なります。鏡が多く、扉と間違えてしまいそうです。
赤色のきらびやかな模様が特徴的なカーペットの床です。カーペットは大きく3つの柄に分かれており、柱の幅や出入口付近の大きさになっています。
カーペットの下からのぞく、窓側の寄せ木張りの床の部分は、シンプルな板張り部分と、植物のような素敵な柄が見えます。豪華絢爛な部屋です。
階段の近くの床は、赤色を基調としており、細かく繊細な柄が描かれています。この階段は「The Grand Staircase」と呼ばれており、イギリスの有名な建築家のジョン・ナッシュによってデザインされました。
階段付近には、皇族の肖像画が飾られています。
階段の部分の床は、全体が赤色の絨毯という訳ではなく、両端は白色の床。複雑なゴールドのディテールとレッドカーペットが特徴的で、下から見上げる階段の景色は豪華絢爛です。
バッキンガム宮殿の歴史
バッキンガム宮殿は、1703年にバッキンガム公ジョン・シェフィールドが私邸として桑畑を入手し、バッキンガムハウスを建築したのが始まりです。
バッキンガムハウスを建築した当初は、レンガを使用した簡素なものでした。1761年にジョージ3世の所有物となり、王妃シャーロットや子供と共に暮らしました。
ジョージ4世は、ルネッサンス様式だったバッキンガムハウスをネオクラシック様式に改装します。1837年にヴィクトリア女王が移り住み、現在のイギリス王室の公式宮殿となりました。
バッキンガム宮殿を上から地図で見ると、中庭を囲むような口の字型になっていますが、1850年に正面の東側が増築されて、現在の形となりました。
バッキンガム宮殿に国王や女王が在宅しているときは、王室旗が掲げられており、不在のときは、イギリス国旗が掲げられています。
バッキンガム宮殿の見どころ(名所)
バッキンガム宮殿は、建物の外にも見どころがたくさんあります。
バッキンガム宮殿で行われる衛兵交代式も有名です。交代式を間近で見たいとお考えの方は、バッキンガム宮殿の正門前で待機するのがおすすめです。
クイーンズギャラリーは、「キングズ・ギャラリー」と呼ばれており、王室が所有している美術品が展示されているところです。
アイボリーを基調とした床であり、階段を進むと、展示品が見られます。展示品が飾られている床は、パーケットとなっています。くすんだブルーの壁と床や巾木との色合いがとても素敵です。
ヴィクトリア女王の記念碑は、バッキンガム宮殿の正面に1911年に建てられました。大理石の真ん中部分はヴィクトリア女王、その上には、黄金の勝利の女神や守護するライオンがいます。
バッキンガム宮殿の足元の美しさを楽しもう!
バッキンガム宮殿は、美術品が飾られており、華やかなイメージがありますが、ふと足元を見てみると、床のデザインの素晴らしさがあるのがわかります。
歴史的な建物や、風景を見に行ったとき、つい上を見てしまうと思いますが、ちょっと目線を下に、床を見てみるのもラグリエが提案する楽しさの一つです。
ぜひ、いろいろな場所の床の楽しさを味わってみてくださいね。
バッキンガム宮殿 詳細
●所在地
Buckingham Place, London, SW1A 1AA
●営業時間
7月から8月:9時30分から19時30分
9月から10月:9時30分から18時30分
●定休日
1月から6月、11月から12月
火曜日、水曜日
●ホームページ
https://www.rct.uk/visit/buckingham-palace
最新の情報はホームページをご確認ください。
rugreaさん
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