
猫と暮らし始めると、思っていた以上に部屋のあちこちに変化が現れます。
大切なソファで爪とぎをされたり、フローリングの床を勢いよく走り回ったり、お気に入りの家具に飛び乗って傷をつけられたり……。
しかし猫の習性を理解し、少し工夫をするだけで、お互いに快適な暮らしは実現できます。
今回のラグリエ読みものでは、保護猫4匹と暮らす筆者の経験をもとに、家具や雑貨、床を守りながら、猫も人ものびのび過ごせる部屋づくりをご紹介します。
\猫の傷や滑り対策に/
もくじ
猫が家具や床を傷つけるのは自然なこと

猫がする爪とぎは、叱ることで解決はしません。
爪とぎにはマーキングや、ストレス発散などの意味があります。
「猫が悪いのではないか」「自分のしつけが十分ではないのではないか」と思い悩む前に、まずは猫の習性だと知っておきましょう。
猫が家具や壁で爪とぎをするのは、ごく自然な行動です。
爪とぎされやすい場所には先回りして対策を

たとえば、高級で絶対に爪とぎされたくないソファや椅子などには、前もってカバーをかけておきましょう。
傷つけられそうな部屋の隅の壁には、爪とぎ防止用に貼る、ツルツルとしたシートも市販されています。
また、爪とぎ器は、できるだけたくさん置いておいてあげてください。ソファの横、部屋の隅、出入り口付近など、猫がよく過ごす場所に複数個設置できるとよいでしょう。
筆者はインテリアに凝るのが好きなので、部屋の雰囲気を邪魔しない爪とぎ器を、常時3〜4個ほど置いています。
最近では、観葉植物をモチーフにした大きな爪とぎ器や、キノコ型、サボテン型などかわいらしいものも売られており、インテリアに馴染むので愛用しています。
保護猫たちもみんな、それらの爪とぎ器が大のお気に入りです。
床を守る工夫の仕方

猫は、夜の大運動会をしたり、トイレ後にダッシュをしたりと、元気いっぱいに部屋を駆け回ります。
勢いよく走ることで、フローリングに細かな傷がついてしまうこともあります。
筆者は保護猫を迎える前に、あらかじめおしゃれなラグマットを買って準備していました。
しかし、ラグでもバリバリと爪とぎをされますし、猫なので高価なラグの上でも平気で吐き戻しをすることもあります。毛足の長いラグの上で吐かれると、想像していた以上に掃除が大変です。

そこでわが家では、ペット用のフロアマットを敷くことにしました。
ラグリエでは、木目柄や石目柄など、インテリアに合わせて選べるさまざまなペットマットが販売されています。
床の雰囲気を大きく損なわずに、フローリングを傷から守りやすくなり、猫にとってもフローリングより滑りにくい床環境を整えられます。
筆者がラグリエのペットマットを、保護猫たちが過ごすリビングに敷き詰めたDIYコラムはこちらです。
ペットマットを敷いたことで、フローリングを傷から守りやすくなり、吐き戻しも拭き取りやすくなりました。
なにより、部屋の雰囲気がおしゃれに変わったことがうれしいポイントです。
家具や雑貨は守るよりも、使い分ける

猫と暮らしていると、すべての家具や雑貨を傷や破損から守るのは難しいものです。
高価な家具や壊れやすい雑貨は、はじめから置かない、あるいは猫が入らない部屋に移動させましょう。
わが家には以前、花びんがたくさんありました。しかし、ガラス製品や陶器製品は、好奇心旺盛な保護猫たちに倒されて割れる危険があります。
また、猫にとって有害な花や植物もあるため、花びんを飾ることはあきらめ、すべてフリマアプリで処分しました。
保護猫を多頭飼いするくらいの猫好きなので、猫をモチーフにした置物や飾り物も持っています。
最初は棚の上などに飾っていたのですが、猫たちの手によって全滅させられました(笑)
現在は、壊されたくないガラス製品や陶器製品を、猫が触れられないキャビネットやガラス棚の中に飾っています。
置く場所や収納方法を工夫すれば、好きなインテリアと猫との暮らしは両立できます。
完璧な部屋を目指さないことも大切

猫を迎えたら、傷をゼロにすることは難しいでしょう。
家具や壁で爪とぎをしてしまう猫も多く、元気に駆け回った拍子に雑貨類を割られてしまうこともあります。
「家具や雑貨は消耗品」と割り切れるならば、手頃な価格のものを選ぶのもひとつの方法です。
一方で、筆者のようにインテリアが好きで、お気に入りの家具や雑貨類に囲まれて暮らしたい人も多いことでしょう。
そんな人でも、まずは、猫のいる暮らしを楽しんでください。
好きな家具や雑貨を買うのをあきらめてしまわなくても、ちょっとした工夫をすることで、傷つけられたり割られてしまうリスクは、かなり減らせます。
そして万が一傷をつけられてしまっても、「猫がかわいいから許せちゃう」というくらいの、気楽な気持ちで過ごしていけると、ベストかと思いますよ。
工夫次第で家具や雑貨、床は守れる

猫を迎えると、家具や床の状態は少しずつ変化していきますが、それも猫との暮らしの一部です。
無理に猫を我慢させるのではなく、人も猫も心地よく暮らせる環境を整えていきましょう。
具体的には、爪とぎ器を複数個設置する、こまめに爪切りをしてあげる、大切なものに傷をつけられないよう、あらかじめ爪とぎ防止シートやペットマットを敷くなど、さまざまな対策ができます。
そして、あまりにも「傷は悪いこと」と決めつけて、自分自身を精神的に追い詰めないことも大事です。
人も、そして猫も、自由にのびのびと暮らしていきたい。
わが家では、保護猫たちが安心して過ごした証として増えていく小さな傷も、今では家族にとって大切な思い出のひとつです。
爪とぎ対策やペットマットなどを上手に取り入れながら、猫と快適に暮らせる部屋づくりを楽しんでみてください。
猫と快適に暮らせる部屋は、人にとっても居心地のよい空間になることでしょう。
\床から始める、猫との快適な暮らし/
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