名古屋市西区にある『サンゲツ名古屋ショールーム』では、住宅施工やリフォームに携わるお仕事をされている方や、インテリアコーディネーターといったプロユーザー向けに様々な予約制セミナーが定期的に開かれています。

その内容も、カーテンの選び方やコーディネートの基礎セミナー、リノベーションセミナーまで様々。

今回は、その中から、特に人気のある
『トレンドセミナーMAISON & OBJET 2019 / パリデコオフ(Paris Deco Off) / Milano Salone 2019』
に参加してきました！

サンゲツのトレンドセミナーとはどんなもの？

サンゲツのトレンドセミナーは、数あるセミナーの中でも、早々に予約がいっぱいになってしまう、人気のセミナーのひとつです。

・毎年2回、フランスのパリで行われている、欧州最大のインテリア・生活雑貨の総合ライフスタイル見本市メゾン・エ・オブジェ(maison et objet)

・メゾン・エ・オブジェとほぼ同時期にパリ市内各所で開催される、インテリアのお祭りパリデコオフ(Paris Deco Off)

・毎年4月にミラノで開催される世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ国際家具見本市」サローネ・デル・モービレ・ミラノ(Salone del Mobile.Milano)通称【ミラノサローネ（Milano　Salone)】

この3つの見本市やお祭りの現地視察から、2019年のインテリアのスタイリングやカラーのトレンドを学ぶセミナーでした。

メゾン・エ・オブジェ（MAISON＆OBJET)とは

世界3大家具見本市のひとつ。
毎年1月と9月の2回にわたってパリで開催される、欧州最大のインテリア・生活雑貨の総合ライフスタイル見本市です。

2019年1月展では、世界各国から8万4千人もの人々が来場しました。
世界へのインテリアトレンド発信地とも言われ「インテリアのパリコレ」と称されます
トレンドチェックのためにインテリア関連業界の日本人来場者も多く訪れる見本市です。

パリデコオフ（Paris Deco Off）とは

インテリアのお祭り。
パリ市内の100箇所のファブリックや照明のメーカー、街中のレストランやブラッスリー(酒と食事を提供する店)、パッサージュ(ガラス製アーケードに覆われた歩行者専用通路の両側に商店が並んでいるもの)などが、ショールームと化すインテリアのお祭り。

メゾン・エ・オブジェは展示会ですが、パリデコオフはヨーロッパのインテリア業界の現場が間近で見られるいい機会となります。

ミラノサローネ（Milano Salone）とは

世界3大家具見本市のひとつ。
毎年4月にイタリア北部の商業都市、ミラノで開催される世界最大規模の家具見本市。

それに伴いミラノ市内では、さまざまな企業やデザイナーによる展示が行われ、世界中の人々で賑わうデザインの祭典。街全体がイベント会場と化します。

2019年から2020年のトレンドカラーとパターンの傾向

2019年のパリデコオフのテーマは『EXCUSE　MY　FRENCH』。
うっかり下品なことをいってしまってごめんなさいね、というスラングですが、今回のパリデコオフでは、うっかり素敵でごめんなさいね、というニュアンスで使われていました。

国際的なデザインの最先端に返り咲いたフランスをユーモアを交えて表現しています。

今回のテーマは、フランスに対する新たな興味、フランス人が元から持っている美的感覚に世界中が魅力を感じているということ。

そんなパリデコオフ2019を通して見えてきた、今年のファブリックトレンドカラーとパターンを見ていきましょう！

カラー

全体的にみて、引き続きグリーンやブルーは人気ですが、それ以外で特に目を引いた、注目すべき色を3種類ピックアップしてみました！

イエロー 〈Yellow〉

差し色、アクセントに使うのがおすすめ。空間にメリハリと鮮やかさをプラスします。

グレイッシュ〈Grayish〉

グレーをベースにほかの色をやんわりと感じられる色です。
淡いパステルトーンもシックに取り入れることができます。

マルチ〈Multi〉

マルチカラーのストライプ。
たくさんの色を使っても、シックな配色なら落ち着いた美しい仕上がりに。

テラコッタ〈Teracotta〉

イタリア語で焼いた土を意味する「テラコッタ」。
茶系のカラーリングです。少しラフな印象を与え、自然の中にいるような温かみがあります。
茶色とグレージュの間のような色も人気です。

パターン

今回のパリデコオフで、特に目を引いたパターンをまとめました。
個性的なパターンは、ウォーキングクローゼットの1面に貼る、など部分的に取り入れるのもおすすめです。

アフリカン〈Afrikan〉

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プリミティブな印象のアフリカンタイプの柄。
プリミティブとは、「原始的な、根源的な、初期の、太古の、未発達な、素朴な」などの意味です。
エスニックな印象。

トロピカル〈Tropical〉

シックで落ち着いた熱帯植物柄が人気でした。

パノラマ〈Panorama〉

昨年より引き続き人気の柄です。
長く横に続くパノラマ柄。花や植物柄などが、壁一面に描かれ、目を引き、個性的な印象です。

ジオメトリック〈Geometric〉

幾何学模様の柄。その中でも、今年の流行りは、すこしレトロ感のあるものです。

マテリアル（素材）

カーテンやクッション、壁紙、ソファなど、様々なファブリックを通して、今年のトレンドに注目してみました。
異なった色や素材などをつなぎ合わせる役割をもったマテリアルが人気です。

ミックスツイード〈Mix　Tweed〉

マルチカラーのツイードです。
多色の色を織り込んだミックスカラーのため、アイテム同士をつなげる色としても使えます。

エンブロイドリー〈Embroidery〉

刺繍を用いた生地。
パリデコオフでは、プリントに見える生地でもよく見ると刺繍がほどこされ、手の込んだテクニックが使われたファブリックも多くありました。

インビトイーン〈In-between〉

透明感、透け感のあるシアー素材。
中間的な役割を果たします。今年のトレンドは、ある程度の透け感があり、レースの代わりとして使われていました。
日本的印象のナチュラルカラーやテラコッタを進化させたようなバーガンディのマテリアルも多く見られました。

トレンドカラーやパターンでカーテンやファブリックを替えるのは大変

その年のトレンド傾向を知ったうえで、ご自宅のファブリックや家具、壁紙などに、トレンドを取り入れてみるのも、新鮮で楽しいものです。

ただ、がっつり取り入れようとすると、時間もお金も労力もかかるところが悩ましいところ。

また、
「よし！じゃぁ、カーテンだけでもトレンドのジオメトリック柄やシックなトロピカル柄にしてみよう」
と思って、変えてみたのに、なんか…部屋の雰囲気と合わない…

もっと手軽に、お部屋を素敵にする方法はないのでしょうか？
そんなお悩みを一気に解決できるアイテムが、クッションフロアです！

床の雰囲気を変えてあげれば、お部屋全体がおしゃれに早変わり。
せっかくトレンドのインテリアを置いてみたのに、しっくりと感じないときや、そもそも、家具やファブリックさえ変えるのが億劫に感じている、でも、お部屋をおしゃれに変えたい！と思っている方にも、ぴったりのアイテムです。

ラグリエで揃えられるトレンドカラーとパターンのリメイクシート

ラグリエのクッションフロアは、おしゃれなデザインが豊富です。
今年のトレンドの【パターン】から、『ジオメトリック柄』を2種類、トレンドの【カラー】に注目して、3種類をピックアップしてみました！

ジオメトリック柄 『ランタンブルー』

ぷっくりとしたランタンのような柄が、規則的に並んでいておしゃれ可愛いです.

ジオメトリック柄 『ランタンブルー』

老舗の純喫茶にありそうな幾何学タイルを再現しています。
使いこんでかすれた表情もこだわりのひとつ。

【グレイッシュ】『グレーボヘミア』

大人っぽい雰囲気が漂う、グレーボヘミア。
お部屋の印象が一気にシックになります。

【マルチ】『パッチワークラグ』

時を経て味わいを増したアンティークラグ。様々な柄を手縫いでパッチワークした、温かみのあるデザインです。

【テラコッタ 】テラコッタブラン

素焼きのタイルを思わせるテラコッタデザイン。
お部屋に敷くと落ち着いた中にも、明るいイメージになります。

トレンドを追いかけておしゃれなお部屋のインテリアを。

今回は、年2回、パリデコオフなどで発表されるインテリアのトレンド発信地から、2019年上半期のトレンドをまとめてみました。

また、トレンドを押さえたうえで、実際にお部屋に取り入れるなら、どうしたらいいか、おしゃれに敏感な方、お部屋のインテリアに高い関心のある方から、なんとなくお部屋の雰囲気をおしゃれにしたいけれど、どのようににトレンドを取り入れたらいいのか分からない方にも、手軽に試せるクッションフロアをご提案しました。

今年のトレンドを押さえた上で、ご自身のお気に入りの素敵な部屋に、新しいファブリックや床材を、ぜひ取り入れてみてくださいね。

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