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ドイツのインテリア見本市から学ぶ!2019年のトレンドコーディネートセミナーに行ってきました!

セミナーレポート

ドイツのインテリア見本市から学ぶ!2019年のトレンドコーディネートセミナーに行ってきました!

2019.09.20 (最終更新日:2020/06/17)

2019年8月27日、名古屋市西区にある『サンゲツ名古屋ショールーム』にてトレンドコーディネートセミナーが開催されました。

私たちラグリエチームも、今年のインテリアトレンド傾向などを探りに行ってきました!

もくじ

トレンドコーディネートセミナーって、どんな内容?

今回のセミナーは、『Paris Deco Off 2019』と『heimtexil 2019』から、2019年のトレンドを踏まえた上で、リビング・ダイニングキッチン・寝室・水回りの『壁紙+床材+カーテン』のトレンドコーディネートを学ぶ、プロユーザー向けのセミナーでした。

サンゲツは、壁紙・床材・カーテン・椅子生地など、インテリアを総合的に扱う、言わずと知れた業界最大手メーカーです。
今回のセミナーでは、2019年のトレンドワードになぞらえて、各パターンごとのインテリア提案を解説していただきました。

Paris Deco Off 2019(パリデコオフ)、heimtexil 2019(ハイムテキスタイル)とは

Paris Deco Off (パリデコオフ)は、フランス・パリ市内で開催されるインテリアのお祭り。
カーテンや壁紙を扱うインテリアファブリックのブランドが、市内各所で新作を発表する一大イベントです。
2019年は1月17日~21日の5日間開催され、出展企業は97社にのぼりました。

Paris Deco Off 2019についての概要、トレンド傾向については、前回のセミナーで、より詳しく教えてもらえました。
2019年のインテリアやカラーの流行がわかる!サンゲツトレンドコーディネートセミナーに行ってきました!

heimtexil(ハイムテキスタイル)は、ドイツ・フランクフルト国際見本市会場で開かれる、ホームテキスタイル、および業務用テキスタイルの見本市です。
その規模は世界最大、歴史的にも最も古い国際見本市です。

2019年は1月8日~11日の4日間開催され、出展企業は3025社(内、日本企業は13社参加)、来場者数は6万7,500人にのぼりました。

壁紙、カーテン、椅子生地、ベッドリネン、ウィンドアクセサリーからインクジェットプリンターなど周辺機器の展示などが行われます。
ヨーロッパの主要テキスタイルメーカーが一堂に会した会場は、どの展示も華やかさに溢れ世界の最新のトレンドを図るためにも見逃せない見本市となっています。

ハイムテキスタイル2019から見えた、インテリアトレンド傾向

それでは、ハイムテキスタイル2019で発表されたテキスタイルから、2019年のトレンドをパターン、カラー、マテリアルの観点から見ていきましょう。

2019年のトレンドパターン ~柄や模様~

ハイムテキスタイル2019のパターントレンド傾向は4つ。

・Art deco(アールデコ)

・Geometric(ジオメトリック)

・Tropical(トロピカル)

・Ambiguous and Abstract(アンビガース アンド アブストラクト)

それぞれ特徴的なパターンですが、落ち着いた色合いが多く、お部屋のインテリアに取り入れやすいのでは、と感じさせるパターンでした。

直線や幾何学模様で描かれたArt deco(アールデコ)

アールデコ調は直線や円弧の幾何学形態模様が特徴的な、1920年代フランスを思わせる柄。
ハイムテキスタイルのブース中では、アールデコ調の小物がよく目に付きました。

レトロモダンを感じさせるGeometric(ジオメトリック)

アールデコの要素を取り合わせた、20世紀レトロモダン感のある幾何学柄のGeometric(ジオメトリック)。

落ち着いた色合いで亜熱帯植物を描いたTropical(トロピカル)

トロピカルとはいえ、ややシンプルで、落ち着いた色合いで熱帯植物を描いた柄。
シックな色使いやレトロムードのパターンが人気です。

繊細な水彩タッチで表現されたAmbiguous and Abstract(アンビガース アンド アブストラクト)

あいまいな、抽象的な柄。
ペイントや水彩タッチを幻想的に表現したパターンがAmbiguous and Abstract(アンビガース アンド アブストラクト)。
自然からのインスピレーションを複雑な色調や繊細な色合いで表現されていました。

2019年のトレンドカラー ~色合い~

パターントレンドに続き、カラートレンドも4色。

・Terracotta~Orange(テラコッタ オレンジ)

・Teal green~Deep blue/green(ティールグリーン ディープブルー/グリーン)

・Burgundy~Mauve(バーガンディー モーブ)

・Warm neutral(ウォームニュートラル)

この4色がトレンドとされていました。

素焼きタイルの色合い
Terracotta~Orange
(テラコッタ オレンジ)

今回のハイムテキスタイルブースのいたるところで目についた色。
レンガっぽい色が人気です。

鴨の頭や羽の鮮やかな青緑色
Teal green~Deep blue/green
(ティールグリーン ディープブルー/グリーン)

ティールグリーンは、マガモの頭や羽の鮮やかな青緑色。
去年はスモーキーグリーンが流行りましたが、2019年の流行はディープブルーやディープグリーンは、彩度を抑えたトーンの青や緑色です。
今回のブースでは、反対色のオレンジを足す手法も多かったです。

赤ワインをイメージさせる
Burgundy~Mauve
(バーガンディー モーブ)

ブルゴーニュ赤ワインのような濃い紫のバーガンディ。
うすく灰色がかった紫のモーブ。
イタリアのミラノサローネでも新鮮な印象を残した色です。

温かい肌の色に近づけた
Warm neutral
(ウォームニュートラル)

温かいニュートラルカラー。
印象としてはグレー、青、黄色など、ファンデーションのような色味を帯びたニュアンスのあるモノトーンカラーパレットが人気でした。

2019年のトレンドマテリアル ~生地や素材~

マテリアル(生地や素材)のトレンドは3つ。

・Velvet(ベルベット)

・Softly(ソフトリー)

・Mixed Multi(ミックスドマルチ)

それぞれの生地の特徴を教えてもらいました。

幾何学模様が入ったVelvet(ベルベット)

アールデコからの影響を受けたマテリアル。
椅子生地の多くに用いられていた素材です。
フランスのメゾンエオブジェでも、椅子生地やクッションで見られました。

立体的なキルティングのSoftly(ソフトリー)

キルティングやエンボス加工のマテリアル。
ソフトタッチのもの、平面より少し立体を帯びたものが人気でした。

いろいろなカラーで表現されたMixed Multi(ミックスドマルチ)

カラーをミックスし、様々なカラーで表現されているマテリアル。
こちらもパリデコオフにも通じるトレンドワードです。

今後の業界おしゃれトレンドからも目が離せない!

Paris Deco Off 2019とheimtexil 2019から、今後のトレンドになるであろう、パターン、カラー、マテリアルをピックアップして見てきました。

ハイムテキスタイルは、優れたデザインと革新性な機能を提供するために、そのベンチマークとなる特別な機能を備えています。
世界中のメーカーやデザイナー、バイヤーたちが来シーズンの指針とするほど影響度の高いものになります。

今後、日本でこれらのトレンドが、どのように広がっていくのか楽しみですね。

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hattori

hattori

インテリアやお片付けの本を見るのが大好き。 ラグリエの『読みもの』を通して、ワクワクしたり、毎日の生活がちょっと素敵に、楽しくなるような活動をしていきます!
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