インテリアのイメージを人に伝える時、どう説明していますか?
会話の中でファッションやインテリアが話題になり、自分の”好き”なイメージを伝えたとします。そのとき、相手にきちんとイメージを伝えきれていると思いますか?
ファッションのイメージは伝わりやすいのに、インテリアとなると何故か同じイメージを思い描いているとは限らないのです。
あることをキッカケに難しさを痛感しました。
その笑える事故例も含めて、インテリアイメージの伝え方の注意点を紹介させていただきます。
\デザイン豊富!貼り付け簡単/
もくじ
インテリアとファッション
衣食住は、人間に必要な三要素。その中の2つであるインテリアとファッション。
2つとも毎日接するけど、こだわりを強く持っているとなると、どちらでしょうか。
インテリアの仕事に従事もしくは勉強された方よりも、ファッションに従事している方の方が多いようです。
インテリアは一度決めてしまうと、買い替えも難しく、毎日コーディネートを考えるものではありません。
一方の服装選びは毎日する分、ファッションに馴染みが多くなるのは当然のことですよね。当然ファッションの仕事に従事する人も多くなり、それだけファッションのプロも多いと言うことになります。
では、ファッションはカジュアルが好きだから、インテリアもカジュアルだと人に話したとします。
相手はどんなカジュアルを思い浮かべると思いますか?
同じようですが、インテリアとファッションでは実は思い描くイメージが異なります。
そして先述のとおりファッションにこだわりがある人が多いため、インテリアの話をしていても、実は頭の中ではファッションのイメージを思い浮かべる人が多いのです。
またインテリアの色はイメージを左右する重要なキーアイテムの一つです。最近はインテリアのアイテムとしてドライフラワーもありますが、生花はどうでしょう。花の色からイメージはどうなるのでしょうか。
ここで一つ、色についてのエピソードを紹介します。
エピソード
ある女子会の当日にお誕生日の人がいると気がつき、友人一同でお花をプレゼントすることになりました。
彼女は働く大人女子。
「ピンクの可愛い花束より、都会的な洗練された感じが好み」だろうと皆の意見が合い、それを電話でお花屋さんに伝えて注文しました。
彼女の家のテーブルは大理石調で、白い壁にはゴールドかグレージュの上品な小物使いをしていたからです。
おうちにお花を飾ってもらうため、インテリアからイメージしたキーワードでした。
そして、この花束になりました(爆笑)
都会的な → モダン(ラッピングペーパーの「モノトーンストライプ」)
洗練された → 個性的
くすんだ色合い → パステル系ではない (→原色の花)
など、いろいろな変換を遂げて、このようになったようです。あくまでも想像ですが…
ここで、同じイメージを持たれている方はお花屋さんと同じ感覚の方でしょう。
爆笑した方はインテリアに少しでも興味がある方とお見受けします。
ファッションのスタイル
みなさんの普段の服装はカジュアルです。それは値段ではありません。
カジュアルの反対はフォーマル。平服つまり普段着すべてがカジュアルにあたるからです。そのため、カジュアルの幅はとても広くなります。
ファッションにはTPOがあり、シーンを含めた ”形” が重要になります。
そして色なども含めてスタイルがあります。スタイルはブランドなどの情報を補足することでイメージを伝えやすくなります。
インテリアのスタイル
インテリアの素材は、木材や布もあれば、石やコンクリート、それにプラスチックやガラスといろいろな材質があります。そのため “素材” や “色” が重要になります。そして、シーンよりも地域をスタイルとして表すことが多いようです。
最近では『ブルックリンスタイル』『西海岸風』『フレンチシック』など細分化されたスタイルがあります。
しかし、地域のどこにも当てはまらないと思うなら、一度イメージスケールに自分の ”好き” を当てはめてみてはいかがでしょうか。
イメージスケール
コーディネート系の勉強をした事がある方なら『イメージスケール』をご存知かもしれません。
【イメージスケールとは】
イメージスケールは、(株)日本カラーデザイン研究所が研究・開発した感性イメージマップです。
「言語イメージスケール」上でイメージのキーワードを確認し、目指すイメージがイメージスケール上の ”どのあたりのポジションか” を確認します。
そして「配色のスケール」(下図)や「インテリアコーディネートのスケール」(下図)でその位置のイメージを確認します。
【配色のスケール】
【インテリアコーディネートのスケール】
イメージマップは、縦軸は上から「柔らかい(SOFT)」下に「硬い(HARD)」。
横軸は、左から「温かい(WARM)」右に「冷たい(COOL)」と区分され、言語化されたイメージが分布しています。
インテリアの構成要素である家具や照明、配色などを一つ一つイメージスケールに当てはめていきます。
位置の近いもの同士をコーディネートすれば、イメージが一貫したまとまりのあるコーディネートになります。
このように好みの小物や色がどこに当てはまるか、分類する手助けをしてくれるのがイメージスケールです。
例えば、
『モダン』は、幾何学模様やモノトーンは冷たく感じますが、イタリアモダンとなると赤などの原色を利用するので、温かみを感じる『ダイナミック』なイメージになります。
『エレガント』『ゴージャス』は女性らしさを感じますが、『エレガント』は、ピンクやパープルなどの色から柔らかなイメージになり、『ゴージャス』は、金属類から硬いイメージになります。
“女性らしい”という概念だけでは、正確に情報は伝わらないのです。
このようにインテリアの色は面積が大きい分、色の印象を強く受けるため、色を曖昧にしたままイメージを伝えると大変なことになってしまいますが、質感もイメージを左右するのです。
また、インテリアは値段に大きな幅があるため、すべての人がブランドに例えられるほど詳しくはありません。このため、ブランドで例えるよりも地域などを伝えると、その雰囲気が伝わりやすくなるのです。
例えば、このぐらいの情報量なら確実に伝わるのではないでしょうか。
身近な木材で例えてみます。
「木材の温かみを感じる”ナチュラルのインテリア”が好きです。」と伝えるより
「インテリアはスッキリしたデザインの木目の家具が好きで、色を多用しない白がメインの”シンプル・ナチュラル”が好きです。」
色も素材も含まれていますね。
このように素材と色はインテリアのイメージに大きく作用します。
ここで地域も入れて『北欧系』としたいところですが、北欧系の温かみのある色を入れれば当てはまるのですが、そうではないので地域は限定していません。
近い地域でイメージを膨らませることは重要ですが、色の情報も伝えていく重要性を是非押さえてください。
エピソードはプレゼントの花束でしたが、家具などを購入するときに思い出していただけたら幸いです。
今の部屋のイメージは?
さて、自分の好きな部屋のイメージと現実のお部屋は一致していますか?
一致していなかった場合、部屋の模様替えをする時にでも参考にしてください。
「そんなに簡単に部屋をイメージチェンジできない!」と思われるかもしれませんが、実は簡単な方法があります。
それは、部屋の中でも大きな面積を占める床を替えることです。床を変えるだけでも大きくイメージチェンジできますよ。もちろん工事は不要!部屋の凹凸に対応するのはカッターナイフで大丈夫!
ラグリエのクッションフロアは高度な印刷技術で、上質な材質感を再現しています。諦めていた材質感の床をお部屋に敷き詰めることができるのです。
例えば、
「シンプル・ナチュラル」に合う明るい木目調のラグリエの床はこちら
「シンプル・ナチュラル」に合う白いラグリエの床はこちら
まとめ
インテリアコーディネートはファッションコーディネートと違い、面積が大きい分、色がイメージを左右します。
インテリアのイメージを伝えるときは、しっかりと色を伝えるとともに素材も忘れずに伝えましょう。
ラグリエのクッションフロアは色や柄が豊富です。そのため商品ページには多くの写真を紹介しています。
またサンプルもご請求いただけます。
お客様の施工事例なども、ラグリエの「読みもの」やInstagramで紹介しています。
インテリアスタイルの紹介記事はこちら↓
サンプル請求はこちらから
\実際に見て、触って確認できる/
好きなスタイルがきっとあります。是非、ご覧ください。
さいごに…
イメージスケールは(株)日本カラーデザイン研究所の著作物です。今回の執筆にあたりイメージスケールの使用を快く許可くださいました(株)日本カラーデザイン研究所様に感謝申し上げます。
この記事をきっかけにインテリアが大好きな方々のさらなる気付きになれば幸いです。
\床が変われば心が変わる/
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