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女性の働き方改革!丹羽萌子さんにインタビューしてきました

ラグリエ部活動

女性の働き方改革!丹羽萌子さんにインタビューしてきました

2023.01.09 (最終更新日:2024/01/12)

ラグリエ部員horaniさんからの紹介で、天白区の製造許可付きレンタルキッチンの和室クッションフロアDIYに挑戦した私たち。

このレンタルキッチンを運営している丹羽萌子さんは、『スイーツヒーロ―』という活動や『3年間のタルト屋さん』という活動で、テレビからの取材も受けていらっしゃるそう。

そもそも、レンタルキッチンにキッズスペースがあるのも珍しいような…。

さまざまな活動を通して、女性の働き方改革にも取り組んでいらっしゃるという丹羽萌子さんが気になる!ということで、今回は、緑区のご自宅兼レンタルキッチンにお邪魔して、詳しくお話をお伺いしてきました。

\床が変われば心が変わる/

ラグリエのデザインフロアマット

丹羽萌子さんってどんな活動をされている人なの?

萌子さんにインタビューするにあたって、ブログなどを拝見。

調べてみると『スイーツヒーロ―』『たった3年間のタルト屋さん』『製造許可付きレンタルキッチン』など幅広く、いろいろな活動をされていらっしゃるようです。

丹羽萌子さん(左)とラグリエ部員horaniさん(右)

具体的にどんなお仕事をされているのでしょうか?メインでされている活動などあるのでしょうか?

まずは萌子さんが実際に取り組んでいらっしゃる活動についてお伺いしました。

今日は、よろしくお願いします!

よろしくお願いします。

さっそくですが…現在、萌子さんが取り組んでいらっしゃる活動を教えてください!

現在の本業は、お菓子や店舗のメニュー開発、商品開発がメインです。あとは『女性の方の働き方改革』にとても興味があるので、それを主としたタルト屋さんをやったり、スイーツの活動をしています。

なるほど…では、それぞれの活動を詳しくお伺いしていきましょう!

必要とあらば駆けつける!『スイーツヒーロ―』

インタビューの様子

萌子さんのブログによると『スイーツヒーロ―』の活動は主に、ワークショップ、企業からの受注、タイアップ製品、イベントやケータリング、オンラインでのスイーツ受注、レシピ開発やプロデュース、web雑誌『Obba-sweets journal-(オッバ スイーツジャーナル)』出版などをしているらしい…

幅広く、いろいろなことをされていて…なんだか、スゴそう…。

スイーツヒーロ―というのは、どんな活動なんですか?

いま、6年目か7年目くらいになるんですど…私の中でスイーツヒーローは、やってもやらなくてもいい部活動みたいな感じで。

私の場合は、スイーツヒーローを通して、みんなで色々やりながら、一人ではできない企業様などの大きな案件をやらせていただいてます。

でも基本的には、私も個人の仕事の軸があって、その上で、たまにスイーツヒーローとして出動してって感じです。…なので、半々くらいの比重かな。

今現在、どれくらいの方が在籍されているのですか?

今は全国に60人くらい居るんですけど…ボストンと上海にもいます。もうすぐベトナムの人も…ご家族の仕事の都合で向こうに行くだけなんですけどね(笑)

スイーツヒーロ―で、萌子さんはどのような役割をされているんですか?主体で動いていらっしゃるんですか?

最初に旗を振ったのは私なんですけど…。

今は、いちおう私が主にはなるんですけど、皆それぞれ仕事を持ち寄って。持ち寄った人が社長になるので、私が下っ端で働くことも全然ありますし…持ち寄りパーティーしています、仕事の。

自由な感じなんですね!
スイーツヒーローのメンバーの方たちとは、どのような形でつながっているのですか?

グループラインで、例えば「東京で800人のケータリングを頼まれたんだけど、私ひとりじゃ出来ないからスイーツヒーロー集まって~」みたいな感じでいうと「はい!はい!」みたいな感じで。

スイーツヒーローは、みんなそれぞれやりたいことがあり、ライフスタイルがあるので、各々のやりたいことも変わってくるんですけど。

みんなもスイーツヒーローを軸でやってるわけではなくて、「これをやりたい」というのがあって、スイーツヒーロ―で特訓をしたり、人脈を広げたり…。

例えば将来「子供食堂作りたい」っていう人がいたら、スイーツヒーローでいろいろ体験をして、その経験を持ち帰るって感じですね、自分の仕事に。

そうなんですね。スイーツヒーローで今後、実現させたいと思っていることなどはありますか?

今後も、人はきっと増えていくと思うんですけど、やることはたぶん、ゆるいままですね。なんか「これ目指して行こうぜ!」という感じではなく…っていう感じです。

スイーツヒーローという活動がメインなのかと感じていたのですが、萌子さんの中では、部活動的な活動だったんですね!

あっという間に完売!『たった3年間のタルト屋さん』

ブログやインスタを拝見すると『たった3年間のタルト屋さん』というタルト屋さんもされている萌子さん。

タルトは完全予約制でネット販売しています。

タルト受け取りスペースになっている、自宅ガレージの一角

次は、こちらのタルト屋さんについて、お伺いしました。

『たった3年間のタルト屋さん』の立ち上げの経緯を教えてください。

これはスイーツヒーロ―ではなく、個人でやっている活動です。

私自身も『女性の働き方改革』というか、どうやって働ければ楽しく働けるかっていうのを実験・検証したくって。

なぜ『3年限定』のタルト屋さんなのですか?

特にタルト屋さんをやりたかったわけではなかったので。

「石の上にも3年」とも言いますし、3年くらいやれば、だいたい検証結果が見えてくるんじゃないかと考えて、3年にしました。

なので…3年です(笑)いま、1年半過ぎました。

終わりの期限を自分で決めてやっているってことなんですね。

そうですね。

『女性の働き方改革』、『どうやって働ければ楽しく働けるかの実験・検証』…なんだか気になるワードが出てきました。

どういうことなのかは、のちほど詳しくお伺いします。

大人が職場体験できる!『製造許可付きレンタルキッチン』

大人が職業体験ができる製造許可付きキッチンの運営もされてる萌子さん。

こちらは、どんなコンセプトで活動されているのかもお伺いしてみました。

『製造許可付きレンタルキッチン・スイーツヒーロ研究所』とは、どういうコンセプトの活動なんでしょうか?

これも私が、個人でやっている活動です。

レンタルキッチンは、「機会の提供」ですね。

「なにかをやりたい」と思ったときに、今までは、その『手法』を教えていたんです。

お腹すいている子供がいたときに、魚を与えるのが一番簡単ですよね。お腹をすかせた人にご飯を与える。

その次の段階で「手法」。もらった魚を食べて無くなってしまっても、魚の釣り方を教えてあげれば、ずっと食べ続けられるっていう「手法」を教えてたんですけど。

その「手法」も、もう教えてあげたとしたら、つぎに何が必要で、さらにその人にとって、もっと気付きがある段階ってなんなんだろうと考えたときに『場所の提供』だってことに行きついたんです。

なので、私の場合は『食』を扱っている人たちが、「お料理教室でお料理の仕方を教える」のではなくて、次は「お料理を使って、商売ができる、練習ができる場所」が必要だと思いました。

それで、『製造許可付きのキッチン』っていう空間を提供することにしました。

スイーツヒーロー研究所は、おばさんたちが集まる「職業体験ができる場所」。キッザニアのおばさんバージョンっていうイメージです(笑)

ご自宅1階のレンタルキッチンスペース

一般的なレンタルキッチンとは、どんな違いがあるのでしょうか?

ただキッチンをレンタルする場所ではなく、「製造許可が付いてるので、商売につながる食品が作れる」というのと「サポート体制が整っている」という点があります。

ふつうのレンタルキッチンって、ただ場所を貸して終わりですよね。

ここはそうではなく、販売方法も知ってるし、他の人たちと一緒に食品販売っていうものの経験もできるし、食品販売って大変だねっていう想いとか、経験も一緒に積める場所みたいなイメージなので。

ただのレンタルキッチンではなく、
製造許可付きのサポート付きの場所』みたいイメージが、スイーツヒーロ―研究所です。

サポートとは、具体的にどのようなことをされていますか?

たとえば「自分でいつかはパン屋さんをやりたい」という方がいたら、場所を借りつつ、オープンするまでどうやってやっていったらいいかを相談できるというようなイメージでしょうか?

そうですね。

でも、私がつきっきりで、相談料をもらって…とかそういうのではないんです。

とりあえずやってみて、全部自分でできたらいいんですけど…「これどうしたらいいの?」となった時には、もちろん私も話せるし、他にパンを作っている人もいるから、その人たちに聞いてみることもできる。

だから、なんていうんだろう…『お金の取られない、学びの場』なんです。

普通だとレッスンにしちゃうじゃないですか、みなさん。
そうではなくって、なんかちょっとしたことを聞き合える場所、コミュニティーみたいな感じですね。

この間もありましたね…キャラクターに関する講座でしたっけ?

キャラクターやブランドマークなど、家族や友達に作るときは問題にならなくても、販売を目指していくと結局ダメになってしまうんですよね。パンやケーキを作る人たちが、まず悩むところです。

そういうときに、何がダメなのかとか、逃れる道はあるのかなどを、私が弁護士さんを呼んで講座をしてもらう、といったこともあります。

あとは個人事業主の確定申告の仕方とかね、みんなぶつかる壁なので(笑)

マルシェってどうやって出店したらいいの?みたいな疑問が湧いてきたときに、そういうのをみんなでやったり。

なので、学校まではいかないけど…そんな感じですね。

ネットに書いてある情報も、ホントかウソか分からないし。

やってみたのはいいけれど、これって合ってるの?っていうところを聞ける場所って、すごくいいですよね!

趣味が高じて仕事になっていく人が多いので、もともと知識がない中でやっていくために必要なこと、詳しくは知らない、ちょっとした情報みたいな。

それこそ利益の出し方も、なかなか利益の出にくい世界なので「利益の出し方をどんどん勉強していくよ!」というよりは「利益が出なくても、ありがとうっていう言葉でまた頑張ろうって思えて、中毒性があるよね」「みんなそうだよ!」って(笑)

教えるだけじゃなくて、思いを分かち合うみたいな。そういうことも支えになるじゃないですか。

だから、そういった色んなことを話せる空間だけど、基本的には個人でやって、本当に困ったときには聞くこともできるスタイルなので、学校までは手厚くないかな。

「みんなで作っている空間なので、情報交換や共有もみんなでしていけたらいいなって思ってます」みたいなことを最初に言うので。

レンタルキッチンを借りた人同士が、今度一緒にマルシェやろうよって繋がったり…みんな勝手にやってます(笑)

なんだかすごく…自由で新しすぎて。どんどん人脈が広がっていくんだろうなぁっていう気がするんですけど。萌子さんの近くにいる人たち同士で。

私が一番テーマにしてるのが、『教えてもらわずに自分で気づく』っていうことを大事にしていて。だから私は場所の提供だけなんです。

そこでの気付きがその人自身の糧というか、これからの力になると思うので、「こことここ繋がるよー!」とか敢えて人脈を作ってあげるわけではないんですよ。

私は本当に場所を提供しているだけで、そこで勝手に人脈が広がるんだと思うんですけど…「知識が学べた」とか「経歴になった、経験が積めた」みたいなことになってて。めっちゃ良いじゃん!って(笑)

自由にしてるからこそ生まれる繋がりが、たくさんありますね。

色々お話をお伺いすると「人脈を広げたい、知識を学びたい」と口コミなどで人が集まっているのかと思いきや、基本的には「名古屋 レンタルキッチン 製造許可付き」などでネット検索して、レンタルキッチンを申し込まれる方がほとんどなんだそうです。

一人でやってみよう!と一歩を踏み出した人たちが、借りられるレンタルキッチン。そこがちょっとした情報交換ができたり、話せたりする場所にもなっているなんて、素敵な空間ですね。

笑顔で楽しく働くために 女性の働き方改革とは

様々な活動を通して、萌子さんはどんなことを目指しているのでしょうか?活動の原動力になっている想いをお伺いしました。

活動を通して、今後実現させたい夢などはありますか?

『スイーツヒーロー研究所を全国に作る』ことです。

全国に職場体験できるレンタルキッチンを作って、そこで『楽しく、チョイ働きをする』みたいな人たちが世の中に増えるといいなと思うんです。社会貢献みたいなところで。

「楽しく、チョイ働き」する場の提供が、社会貢献になるんですか?

昔は何が社会貢献になるか分からなかったので、とにかく「カンボジアに学校を建てたい」とか、なんかそういうことを考えてたんですね。だけど、そんなことよく考えたらできないし。

じゃあ、私なにかにできることはないのかと考えたときに行きついたのが「女性が楽しく働いてれば、世の中経済が回りだす」ってことです。

女性が楽しく働いていると経済が回りだす…

例えば子育て中の女性。

時間も余裕もないと、子供がダンゴムシを見てるときに「早く行くよ!」「何見てるの!触らないで!」っていうふうに言っちゃう。

でも自分の気持ちやお金に余裕があると、その子供にも余裕をもって接することが出来るんですよね。

ダンゴムシの生体って、本当はとても勉強になって「え?ダンゴムシってコンクリートも食べるんだね」とか「このダンゴムシおなかに卵あるね?」みたいなところまで気付けるような子育てができると、その子供が社会人になったときに、良い経済人になるから、回るんですって、経済が。

そんな子育てができていると、そばにいる旦那さんにも優しくできるし、「ありがとね」って言えるから、朝から喧嘩しながら家を出て仕事するより、旦那さんの仕事のパフォーマンスもあがって、そうすると会社が回って、経済が回るんですって。

だから、『女の人が楽しくいるだけで、経済が回りだす!』っていうことに行きついて。

だったら、みんなが楽しくなるようにすればよくない?

そのためには『楽しく働く環境』が結構大きな、重要性があるって気付いて。それで、ここ「スイーツヒーロー研究所」を作ろうと思ったんです。

なので、こういう場所を全国に増やすのが私の夢です。

そう言われると確かにそうですね!

「たった3年間のタルト屋さん」をはじめて1年半経って、実感しましたね。仕事自体は大変なんだけど、やっぱり楽しい。

例えば、最初に入ってきた方は、育児ノイローゼが入院してしまうくらいひどくて、旦那さんにも上手く接することもできなくて…みたいな方で。

でもここで働き始めたら、育児ノイローゼなんかなくなったし、だんなさんとも円満な関係に戻って。ただでさえ、タルト屋さんで働いている分、忙しいはずなのにね。

もともとやっていた仕事は嫌々やっていて、でも「嫌々やっている」ということに気付けてなかったんですね。

そんな中で、タルト屋さんをやり始めて楽しくなっちゃって…「思い切って仕事辞めることができて、今は新しい環境で、好きなことに目を向けられてるから、すごく楽しいです」って。

そういう人たち見てると、顔ももちろん変わるんだけど、悪口も減るし、そんな人たちが増えた方が、こっちも気持ちいい。

だからなんだろう…、浄水器みたいな感じ?ろ過してますみたいな(笑)

楽しく働ける場所があれば、女性が笑顔で働ける。それがまわりまわって、家族や社会にどんどん良い影響が広がっていく…

実際に、その流れを作り出すために一番必要な『場所』を作った萌子さん、本当にすごいですね。

『たった3年間のタルト屋さん』で実現する チョイ働き チョイ雇用

主にインスタで予約販売をしている「3年限定のタルト屋さん」。販売開始するとすぐに完売になってしまうほどの人気です。

インタビュー時に出して頂いたタルト サクサクで美味でした!

ここで萌子さんがやろうとしているのはどんなことなのでしょうか?詳しく聞いてみました。

『たった3年間のタルト屋さん』はタルト屋さんを通して人を雇用する、みたいな感じなんですか?

そうです。チョイ働きのために、作りに来てもらって、お給料も払います。

タルトを1台作ると、200円もらえるんですね。

だから、1日1万円稼ぎたいって思った人は、50台作っていくし、子供のお迎えがあるから2時まででっていう人は2日か3日くらいに分けます、みたいな。

50台作りたいって思ったら50台作ればいいし、来月25台で良いわって思ったら、25台でいいし。シフトも決まっていません。

タルトの台数を「来月何台作りたい?」って聞いて、その総数で、タルトの制限が決まるんです。だから来月は「1500台限定」、夏休みは出勤する人が少ないから「じゃあ1000台限定」っていう感じで。

本当に自由にわがままに働けるけど、自分次第っていうことです。子連れOKなので、赤ちゃんを連れておんぶしながら働いているお母さんが、半分くらいかな?

ラグリエさんにデザインフロアマットを敷いてもらった天白のレンタルキッチンも、子連れでいけるからって、すごく喜んでもらってます。

なので、そういう「場」としてタルト屋さんをやっただけなので、別にみたらし団子やさんでも何でも良かったんですよ(笑)

以前、この活動の追加希望者をインスタで募集したところ、1名採用予定のところ、応募者が20名もいらっしゃったそうです。

しかも、1人ずつ面接していったら、ひとりひとりの想いに感動しすぎて、20人全員採用してしまったそう!

タルト販売がちょうど軌道にのってきた頃だったので、希望者全員の雇用を維持できているそうです。チョイ働きしたい人は、世の中に本当にたくさんいるんですね。

ご自宅のレンタルキッチンにもキッズスペースがありました

働きたいときに働けるのはとても良いことだと思うのですが、小さなお子さんを抱えて働いていらっしゃる方だと、思いがけず、納期に間に合わない!なんてことにはならないですか?

仕事って休んでしまうと、ふつうは人に迷惑かかるからイヤじゃないですか?「子供が熱で…スミマセン」とか、言わなきゃいけないんですけど。

ここにはサブチームも作ってあって、そのサブチームはタルトを作れる人たちが、仕事のキャンセル待ちをしている状態なんです。

だから、誰かが休んでくれると、このサブチームの人は、仕事が増えるから、めちゃめちゃ嬉しい。そういう環境があるから、ここでは休むのも人のためになるんですよ。

「きょう子供が熱出したからタルトを作れない」っていう人が出ると、「じゃあ、仕事待ちをしていた次の人どうぞ」「ありがとうございます!」ってなってるので、「申し訳ない、ホントごめんなさい」って思わなくていいんです。

キャンセルがあったことで待ってる人が喜ぶみたいな、予約のとれない料理屋さんの仕事バージョンみたいになってるんですよ。

すごく新しい形の働き方ですね!

何時に出勤してもいいし、いつ辞めてもいいし、いつ戻ってもいいし、っていうので、障害のある方も応募してくださって。

その方は、「気持ちに波があるから、普通に働いてるとサボってるように思われて苦労してきたけど、ここだと自由なので、障害を抱えている人たちにも向いてる働き方だとおもいます」とを仰ってくれて。え、それいいじゃん!やろうよ!って。

一般的な職場で働くのが難しくても、ここなら自分らしく働ける、みたいになるといいですよね。

レンタルキッチンは、レンタルする人がいない時間は「3年間のタルト屋さん」の作業場として使われることも。

「食品販売可能なトライキッチン」で、自分で食品販売をしてみたい人たちを応援し、「3年間のタルト屋さん」でチョイ働きしたい人たちの働く場を提供され、女性の働き方を模索しながら活動されていらっしゃることが分かりました。

萌子さんご自身やご家族のこと

とても精力的に活動に取り組んでいらっしゃる萌子さん。

ご家族の協力も不可欠かと思いますが、ご家族構成やワークバランスはどうされているんでしょうか?普段の萌子さんについてもお伺いしてみました。

インタビュー中も笑いが絶えません

萌子さんの教育方針って?

家族構成など、萌子さんご自身のことをお伺いしても大丈夫ですか?

大丈夫ですよ。

2世帯住宅の一軒家を買って、今は2階に住んでいます。
それで、1階を職場にしたかったので、徐々に徐々に見積もりを取り出して(笑)

肩身のせまい思いで暮らしてる旦那さんと、5歳の娘がいます。

小さなお子さんがいらっしゃると、仕事でいろいろな所に出かけたりするのは大変だと思うのですが、どうしていらっしゃるんですか?

もちろん保育園にも預けていますし、だんなさんもみてくれますし、お義母さんも自分の母も近くにいるので、みんなでみてくれていますね。

独身だったときとの違いは、今は子供を連れていける仕事しか選んでいなくて、こどもNGな会社の方は、ちょっとお断りしています。

習い事代わりに、仕事の場には子供を連れていくんですよ。

17時以降の仕事をあえて入れて、保育園が終わったら連れていって、「この人の社会勉強」って割り切って。

「ついてきてもらってごめんね」っていうよりは「社会勉強だから」って。そういう感じに変わったかな。

なので、子供がいるからやめとておこうとか、あまり制限せずに仕事してます。

萌子さんってどんな人?

写真用にマスクを外してもらいました

もともとは高校の先生をされていらっしゃったんですか?

高校で働いていて8年か9年くらいかな。

新卒で入って、学校で働いて。土日や学校が終わってから同時進行でおかし教室をやって…。

何年くらいやってたかな。4~5年やって、学校の先生のお給料を超えたらやめようって思ってて。それでも辞めるのに3年かかりました。で、こっちにぴょんって飛び乗りました。

萌子さん自身が、日ごろからそういう感じですか?やりたいと思ったら積極的にチャレンジする感じですか?

そうですね。やりたいって思うことがそんなに大きな夢じゃなく、本当にちょっと階段上ればできるような夢しかもたないので(笑)

3年くらいかけて、やるかやらないかどうしようどうしようって思いながら、ちょっと階段を上ってみる、みたいな感じです。

すごい大きな夢をかかえて、すっごい努力してやるっていうタイプではなくて、レベルがそんなに高くない夢を、ちょっとずつやってきたっていうだけですよ。

萌子さんは「たいしたことはしていない」と笑っておっしゃいますが、女性が楽しく働ける場所が必要だ!と気づくことはできても、その場所を作るために、自らが動き出せるというのは、やっぱりとてもスゴイことだと思います。

丹羽萌子さんインタビューを終えて

約2時間の萌子さんへのインタビュー。ここには書ききれないほど、いろいろなお話をお伺いすることができました。

インタビューではとても楽しい時間を過ごさせてただきましたね。

スイーツを作ってみたくなるような居心地の良い空間が印象的でした。いただいたタルトも、とても美味しかったです♪

働く女性ならではの考え方に共感できる点が多く、興味深くお話を聞かせていただきました。

インスタやネット販売などネットを活用しつつ、人と人とのつながりを大切にしていらっしゃる姿勢が素敵だなと感じました。

女性ならではの悩みが解消できる働き方だったり、スイーツを通して社会との繋がり方が素敵ですね!

コロナ禍での販売方法だったり、これからも萌子さんのアイディアには目が離せないと思う、とっても楽しい機会でした。

萌子さんとお話していると、なんだか元気が出てきて、本当になんでもやれてしまうような、パワーをもらえる気がしましたね。

今回、ラグリエでは思いがけず、萌子さんの『製造許可付きレンタルキッチン・スイーツヒーロ研究所』のキッズスペースDIYをお手伝いするご縁から、このインタビューが実現しました。

女性の働き方改革、ラグリエも応援したいです!

スイーツヒーロー研究所はこれからも増えていくと思います。いろいろなイベントなども開催されていますので、気になる方は、ぜひ検索してみて下さいね。

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丹羽 萌子さん 
Instagram  
https://www.instagram.com/moeniwa/
ホームページ 
https://sweetshero.com/
ブログ    
https://ameblo.jp/moepy3puncooking/

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インテリアやお片付けの本を見るのが大好き。 ラグリエの『読みもの』を通して、ワクワクしたり、毎日の生活がちょっと素敵に、楽しくなるような活動をしていきます!
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