世界の美しい宮殿、というと何が思い浮かぶでしょうか?
壁の装飾や、天井に描かれた絵画が思い浮かぶかと思いますが、床の美しさも忘れてはならないのが、ラグリエとしてのポイントです。
今回は、ルーマニアの議事堂宮殿&国立現代美術館の床の美しさをご紹介していきます。
\素敵なお部屋は床が決める/
もくじ
世界の床旅 ルーマニア議事堂宮殿&国立現代美術館
ルーマニアは、日本から直線距離で約8700㎞離れており、時差は7時間。
国土面積は23万㎡ほどで、人口は約1935万人となっており、日本と比較しても国土面積が小さく、人口もそれほど多くはない国です。
そして今回ご紹介する、ルーマニア議事堂宮殿&国立現代美術館は、「国民の館」とも呼ばれており、ルーマニアの首都であるブカレストの観光名所です。
豪華絢爛な装飾の廊下、ホールなど見どころ満載な宮殿となっています。
宮殿の一部は一般公開されているので、どなたでも見学可能です。
宮殿の全てが公開されていない理由は、部屋の数が3,000以上となり、管理が難しいからと言われています。
ここがステキ!ルーマニア議事堂宮殿&国立現代美術館の床の美しさ
それではさっそく、多くの人から人気のある「ルーマニア議事堂宮殿&国立現代美術館」の床を見ていきましょう。
昼夜問わず、建設が続けられ、ルーマニアで大量の大理石が集められたため、墓石が足りなくなったという背景を鑑みながら、床に着目してみてくださいね。
白色を基調とする大理石の床の上に赤色のカーペットが敷かれています。
大階段付近の床は、規則正しいクロス模様となっているのが特徴的です。
後述でも詳しく解説しますが、チャウシェスク大統領の命令によって作られた大階段は、チャウシェスク大統領の歩きやすい歩幅や手摺の高さに設計されています。
また、奥に見えるカーテンは長さが約18mであり、重さは左右合わせて500㎏と言われています。
上のストリートビューの回廊は、「名誉の回廊(Honour Gallery)」と呼ばれており、幅18m、長さは150mあります。
回廊の床は、真っ直ぐに伸びた赤色のカーペットと白色の大理石が印象的です。八角形の柱が並んでおり、よく見ると柱と柱の間の床にも模様があるのがわかります。
こちらのストリートビューでは、床には四方を囲むように模様が描かれています。
床の中央大部分は、赤色の絨毯でしょうか。細かくて繊細な模様が、より豪華に魅せています。
部屋の両サイドにある柱の床に注目してみると、四角の模様が均等に並んでいるのがわかります。
白色を基調とした床にブラウンの大きなクロス模様が描かれています。
他の部屋の床は、赤色と白色がメインの色でしたが、ここは、ベージュのような淡い色のカーペットと椅子が置かれており、落ち着いた雰囲気です。
こちらの床には、格子柄のような模様が描かれており、柱の近くの床には、さらに細かい四角の模様が見えます。
真ん中に立つと、柱や扉が左右対称になっているので、方向感覚がわからなくなってしまいそうですね。
ルーマニア議事堂宮殿&国立現代美術館の歴史
ルーマニア議事堂宮殿は、ニコラエ・チャウシェスクの命令で1984年に着工しました。ニコラエ・チャウシェスクは、1965年から1989年までルーマニアで独裁政治を行っていた大統領です。
ルーマニア議事堂宮殿の総工事費は、1500億円かかり、地下4階、地上10階の巨大な宮殿となっています。延床面積は、建設当時に世界2位の大きさを誇っていました。ちなみに当時の世界1位はアメリカのペンタゴンです。
チャウシェスク大統領が就任したときは、国民から支持されていましたが、独裁政治が始まり、1989年に不満がたまった国民によってルーマニア革命が起こり、政権が倒れました。革命時期にルーマニア議事堂宮殿の建設が中断され、エレベーターなどを増築し、竣工したのは1997年です。
ルーマニア議事堂宮殿の西側にある国立現代美術館が2004年に公開されました。
ルーマニア議事堂宮殿&国立現代美術館は、チャウシェスク大統領の自己顕示欲によって建設されたと言っても過言ではありません。ルーマニア議事堂宮殿&国立現代美術館を見ると、建設当時、国民は貧困で生活苦に悩んでいたにもかかわらず、チャウシェスク大統領がいかに贅沢で、華やかな生活を送っていたのが見てわかります。
ルーマニア議事堂宮殿&国立現代美術館の名所(見どころ)
ルーマニア議事堂宮殿&国立現代美術館は、床も特徴的ですが、天井の装飾も華やかです。また、外の景色も圧巻です。
ルーマニア議事堂宮殿&国立現代美術館の見どころをご紹介します。
「コンスタンティン・アレクサンドル・ロゼッティホール」と呼ばれており、円形のホールとなっています。
角のある四角のホールが多い中、珍しい形です。床は木目調で、天井は大きなシャンデリアが飾られています。まるでオペラ劇場のようなホールですが、現在は議場として使用されています。
テラスからの景色も綺麗です。
奥に見える大通りは、「統一大通り」と呼ばれており、「シャンゼリゼ大通り」と同じものを造ろうと建設されました。
庭園の前の「憲法広場」から「アルバ・ユリバ広場」まで約3㎞あります。「統一大通り」の中央部分には噴水が並んでおり、国民の館の建設と同時期に建設が進められました。
ルーマニア議事堂宮殿&国立現代美術館の足元の美しさを楽しもう!
ルーマニア議事堂宮殿&国立現代美術館は、照明などの装飾や窓から見える風景など見どころ満載ですが、ふと足元を見てみると、床のデザインの素晴らしさがあるのがわかります。
歴史的な風景や、建物を見に行ったとき、つい上を見てしまうと思いますが、ちょっと目線を下に、床を見てみるのもラグリエが提案する楽しさの一つです。
ぜひ、いろいろな場所の床の楽しさを味わってみてください。
ルーマニア議事堂宮殿&国立現代美術館 詳細
●所在地
Strada Izvor 2-4, București, ルーマニア
●滞在時間 約1時間
●営業時間 10時から16時
内部見学のガイドツアーや日本語で見学できるガイドツアーもあります。
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rugreaさん
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