名古屋市西区にある『サンゲツ名古屋ショールーム』では、住宅施工やリフォームに携わるお仕事をされている方や、インテリアコーディネーターといったプロユーザー向けに様々なセミナーが予約制で定期的に開かれています。

その内容も、カーテンの選び方やコーディネートの基礎セミナー、リノベーションセミナーまで様々。

今回はその中から、『2021年春夏トレンドカラーセミナー』にオンライン参加しました！

トレンドカラーとは？

トレンドカラーは1963年に発足した、唯一の国際間で流行色を選定するインターカラー（国際流行色委員会：INTERNATIONAL COMMISSION FOR COLOR）という機関が決めています。

16の加盟各国が提案色を持ち寄り、実シーズンに先駆ける約2年前の6月に春夏カラー、12月に秋冬カラーを選定しています。

2021年の色とキーワードとは

そしてインターカラーで決定された2021年の色は『Zero Whiteゼロホワイト』

2021年のムードを象徴するテーマカラーともいえる『ゼロホワイト』。

コロナ禍により日常生活においても私たちは変化を余儀なくされています。在宅勤務が増えたことで空間、時間ともに公私の区別に苦労しました。デジタル画面での打ち合わせに慣れてくる一方で、対面で話し合う価値も実感しました。

ウィルスから身を守るために手洗いうがいの頻度が激増し、マスク着用が当たり前になったことも、私たちの心身に少なからず影響を与えています。

2021年は、サバイバルの年になります。

私たちは地球人、人ととして人生をどう生きるのか過去に答えを探せない時代。2021年はゼロから考え行動する年になるでしょう。

2021年のキーワード　

「ゼロ」から考える

真実を見抜く「知性」と「清廉潔白さ」

「清潔さ」

日本流行色協会JAFCAは2021年を象徴する色として『白』を選びました。白は「白紙に戻す」など始まりを示す言葉によく使われます。

希望を胸にゼロから考えるという意味を込めてゼロホワイトと名づけました。

2021年は何が本当かを見抜く「知性」が求められます。

そして公共空間、家庭内では、ウィルスから身を守る対策は今後も続けていかねばなりません。「清潔さ」は商品をデザインするうえで、大事なキーワードになります。

「白」は清潔さを表現するために欠かすことができない色です。

2021年の色、アソートカラーとアクセントカラー

JAFCAが発表した2021年のテーマカラー『ゼロホワイト』とともに組み合わせて、活用すると良い色も発表されています。

アソートカラーは「フレッシュブルー」「インサイトグレー」。
サンゲツショールームでもお問い合わせの多い、人気カラーだそうです。

アクセントカラーは「ディライトピンク」「バイタルイエロー」
コーディネートのワンポイントにしたいカラーですね。

日本流行色協会　JAFCAとは

一般社団法人 日本流行色協会( JAPAN FASHION COLOR ASSOCIATION/ JAFCA)とは、カラーデザインの向上と、豊かな色彩生活を目指して、アパレルファッション、プロダクツ&インテリア、化粧品、学校等多業種の会員により構成されたカラーデザインに関する様々な活動をしている団体です。

JAFCAでは各分野の動向に精通したカラースペシャリストによって構成される専門委員によって、日本の産業に向けた最先端のカラートレンドJAFCAファッションカラーを選定、発信しています。

JAFCAファッションカラーでは実用性のある情報にするために、市場の動向を見据えながら、最適なカラートレンド情報を提供しており、国内の第一線にいる専門家の選ぶカラーは市場に有効なカラーとして、長年信頼を得ています。

2021年春夏JAFCA プロダクツ＆インテリアカラーとは？

2021年春夏のカラーテーマは“Circular” サーキュラー（循環する）

「Circular」には、循環する、巡回の、円形のなどの意味があります。このテーマには循環型の経済を実現しよう、という想いが込められました。

人類が排出する二酸化炭素やゴミによる環境汚染は、地球をめぐる水や風の循環を変え、生命の多様性を破壊してきました。異常気象が世界各地で常態化しつつある原因です。

このままでは人類は地球上で生きることができなくなってしまいます。

私たちは本気で循環型経済に向けて、社会の仕組みや、個々の生活を変えていかなくてはなりません。

「循環」にまつわる4つのストーリーとラグリエ的考察

2021年春夏のプロダクトインテリア市場に向けて、「Circular・循環」にまつわる4つのストーリーで付加を提案されています。

4つのストーリーは

1.Experiment エクスペリメント（実験）

2.Earthy アーシー（土のような）

3.Spontaneous スポンテーニアス（のびのびとした）

4.Tribe トライブ（民族）

それぞれのストーリーのご紹介と、インテリアイメージ、ラグリエからの床のご提案をしていきます！

1.Experiment エクスペリメント（実験）

ここでの「実験」は人類の技術力でアートな自然な住環境を作りだす実験の事です。

植物や藻類を実験的に住環境に用いていることで光合成によって二酸化炭素を減少させ、あらたな科学エネルギーを生み出します。

カラーでは清潔さを象徴する白、きれいな空気の源である光合成を思わせるグリーン系や綺麗な水を想像させるブルーがあります。

【Experiment エクスペリメント（実験）】のイメージインテリア

落ち着いた雰囲気の中にも、どこか秘密基地のような遊び心が垣間見える空間に。洞窟に迷い込んだかのような、非日常的な空間を作ってもいいですね。

【Experiment エクスペリメント（実験）】の床提案

ラグリエのデザインフロアマットで【Experiment エクスペリメント（実験）】を表現するなら、こんな床はどうでしょう。

ヘリンボーン フロアマット オーク

ニシンの骨（Herringbone）に模様が似ていることから名付けられた「ヘリンボーン」。高級感と上品さを持っているのに親しみを覚えるお洒落なデザイン。

ここ数年は特に床や壁材で大人気となっている注目の床です。

レトロ調 フロアマット ジオメトロタイル

温かみがあり、どこか懐かしさを感じる幾何学タイルを再現。
使いこんでかすれた表情もこだわりのひとつ。

インダストリアル フロアマット チェッカープレート

ガレージの床にあるようなチェッカープレート（縞鋼板）を再現。
本物の縞鋼板は重量があり、扱いにくく、インテリアに取り入れるにはかなり難易度が高いアイテムですが、これなら冷たさや汚れ、サビなど気にせず安心手軽にどこにでも取り入れることができます。

2.Earthy アーシー（土のような）

生き物や植物は、新しい命を育むために微生物の力を借りて土に還る。大地のブラウンは生命の循環を見守る色です。

乾いた土に見られる柔らかい調子のトープ、木肌に見られるブラウン、砂の色、ミネラルのグレーメタリックなど。やわらかい色調のブラウンとダークグレーにも注目です。

【Earthy アーシー（土のような）】のイメージインテリア

土を感じる色と素材をつかったブラウンとグレーのグラデーションからなるコーディネート。

ぬくもりを感じ、リラックスできる落ち着いた空間を演出します。

【Earthy アーシー（土のような）】の床提案

ラグリエのデザインフロアマットで【Earthy アーシー（土のような）】を表現するなら、こんな床はどうでしょう。

タイル柄 フロアマット アルベロ 

木肌のようなテクスチャーを表現したタイル。温かみのあるベージュやブラウンの組み合わせがコーディネートしやすく、高級感があります。

テラコッタ フロアマット ルース

もともとイタリア語の焼いた土という意味が語源の「テラコッタ」自然の土の素材感や優しい色合いが人気です。温かみのある質感はどんなお部屋にも馴染んで空間を明るくしてくれます。

3.Spontaneous スポンテーニアス（のびのびとした）

のびのびと「今」を謳歌する自然、人の手が入らない野生、春爛漫の花畑にいるような夢心地、日だまりで交わされる楽し気な会話、和やかな気分を表現しています。

【Spontaneous スポンテーニアス（のびのびとした）】のイメージインテリア

心が温かくなるような柔らかい色合い。ワクワクするような色、柄を合わせて、みずみずしさのある空間にしました。

【Spontaneous スポンテーニアス（のびのびとした）】の床提案

ラグリエのデザインフロアマットで【Spontaneous スポンテーニアス（のびのびとした）】を表現するなら、こんな床はどうでしょう。

北欧 フロアマット しばふ

青々とした芝生をそのまま再現。お部屋にいながらも、アウトドア気分を味わえるデザインです。

アンティーク調 フロアマット メイプル

爽やかでクリーミィな色調が人気のメイプル柄。
節や杢目が上品で、北欧インテリアやナチュラルテイストにも合う色味です。

タイル柄 フロアマット クレール

リアルな色合いのストーン調タイル柄。
大胆なパターンが上質な空間を演出します。やさしく柔らかな中にも、どこかこだわりを感じさせるモダンでフレッシュな雰囲気を楽しめます。

4.Tribe トライブ（民族）

日々の暮らしの中で培われる土着の文化、代々継承されていく祭りや儀式に用いられる衣装や道具、それらが醸し出す霊験あらたかな気分、あるいは素朴で安心できる風景を表現しています。

【Tribe トライブ（民族）】のイメージインテリア

遊牧民の生活を感じる素朴な素材感。ナチュラルな雰囲気の中に、エスニックな雰囲気を演出します。

エスニック フロアマット パッチワークラグ

生活に異国の雰囲気をちょっぴり足したい時に取り入れるとたちまちセンスアップ。時を経て味わいを増したアンティークラグ柄で、様々な柄を手縫いでパッチワークした、温かみのあるデザインです。

アンティーク調 フロアマット ウエスタン

表面のノコ目、節穴、釘穴まで再現したリアルな質感のヴィンテージウッド調。古材のような木目柄のしっとりとした風合いは、空間に落ち着きと重厚感を与えてくれます。

アンティーク調 フロアマット グレーボヘミア

ヴィンテージ絨毯をプリントしたようなクッションフロア。
モノトーンの色合いに細かい模様が施されており、さりげなくボヘミアンスタイルを採り入れられます。

インテリアをカラーコーディネートして、理想のお部屋作りを叶えよう

今回は、サンゲツの2021年春夏トレンドカラーセミナーから、2021年春夏JAFCA プロダクツ＆インテリアカラーをご紹介し、そのカラーやストーリーを取り入れたインテリアをご紹介しました。

ラグリエのデザインフロアマットなら、簡単に床の表情を変えることができるので、トレンドも気軽に取り入れられますね！

ラグリエのECサイトでも、2021年の新柄が続々と登場していますので、ぜひ、チェックしてみてくださいね。

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