雑誌やインスタには、おしゃれで素敵なお部屋が、たくさん載っていますね。
自分の部屋もこんなに素敵だったらなぁ…と憧れるけど「でも、うちは賃貸だからムリ」と、諦めてしまっていませんか?
今回は、おしゃれなお部屋には憧れるけれど、賃貸だからリフォームはできないし、めんどうな作業もイヤ!と、いうあなたへ。
現状回復はもちろん、元々の床を保護をしながら、もっとおしゃれにできる、お手軽DIYのご提案と、賃貸住宅をDIYする際の注意点を解説します!
\賃貸でも安心!床をおしゃれに保護するマット/
もくじ
賃貸物件のアパートやマンションはDIYしちゃいけないの?
入学や就職、結婚などで、お部屋を借りることになった時。 立地、お部屋の間取り、家賃などなど、新生活に向けての、新しい住まい探しはワクワクしますね。
でも、せっかく条件に合う、いいお部屋をやっと見つけたけど、もうちょっと自分好みの素敵なお部屋にしたいな、と思ったら…。
賃貸物件って自分でどこまでカスタマイズしていいのでしょうか。
法律では『賃貸物件には原状回復義務がある』
改正民法第621条【賃借人の原状回復義務】には
『賃借人は、賃借物を受け取った後に生じた損傷(通常の使用及び収益によって生じた賃借物の経年変化を除く)がある場合において、賃貸借が終了したときは、その損傷を原状に服する義務を負う。ただし、その損傷が賃借人の責めに帰することができない事由によるものであるときは、この限りではない。』
となっています。
簡単に言うと、
「お部屋に普通に住んで使っていたときに傷むことや、年月とともに劣化する経年劣化、部屋を借りた人のせいにできないできないことは、部屋を借りた人の原状回復義務がない」という内容です。
逆に言うと、通常ではない使用方法や、経年劣化では発生しない傷み、故意・過失での傷などは、原状回復を負うということです。
部屋の壁紙や床が気に入らないから、自分でリフォームしてしまった。 前よりキレイになったんだから、問題ないでしょ? という、考えは危険です!
貸主への無断でのリフォームは原則NG。
無断で行った場合は、原状回復を借主の負担で求められてしまいます。 重篤な改築の場合は、契約解除の理由になることもあるんです。
リフォームOKのDIY賃貸物件もあります!
しかし近年、空き家問題の解決策や、賃貸物件でも自由に貸室をカスタマイズしたいという入居者のニーズから、「DIY賃貸」が登場し始めています。
オーナーや大家さんといった貸主に事前に同意を得ることで、部屋を借りて住む借主判断のリフォームを許可する物件です。
原則、賃貸物件での無断リフォームはご法度ですが、実際、DIY賃貸のお部屋に住んでいる借主の方が、細かに部屋の状態を把握できるということも。
DIY賃貸は、借主にリフォームする権限を持たせることで、物件の価値を維持・改善できるため、貸主にとってもメリットとなります。
そして借主がリフォームすることで、物件に付加価値を生み出し、他物件にない特徴を持たせることもできます。
ただし、リフォームができる範囲が
「壁紙の張替えやキッチンはOK。ドアやフローリングの変更はNG」 など決められていることがありますので、必ず諸条件を確認してくださいね。
リフォーム範囲外の部分や既存設備については、
・原状回復の対象とするかどうか
・リフォームした部分は退去時に残置してよいか撤去すべきか
など、賃貸契約を結ぶときに、こういった部分をしっかりと確認しておくことで、退去時のトラブルを防ぐことができます。
賃貸住宅で普通に生活していたら、敷金は戻ってくる
国土交通省監修の『賃貸住宅の原状回復をめぐるトラブル事例とガイドライン』によると、通常に生活していて、生じた損耗や、建物・設備などの自然的な劣化・損耗などは、借主が負担すべき原状回復費用にあたりません。
普通に生活していて、壁紙がくすんできたり、床に家具の跡がのこったりしても、「通常使用による損耗」として、借主は負担しなくて良いのです。 こういった場合は、入居時に納めていた敷金を返してもらうことができます。
逆に、借主の故意(わざと)や過失(不注意)で壁紙を破損した、フローリングにキズがついてしまった、などの場合は修理費用を負担する必要があります。
とはいえその場合も、原状回復する必要があるのは、破損した箇所のみの修理であって、破損してしまったお部屋全部の壁紙やフローリングを修理する必要はないので、気を付けてくださいね。
原状回復が必要になってしまった場合は、敷金から修理費用が引かれてしまいますが、残りは返還してもらうべきお金です。
敷金をめぐるトラブルは多いので、契約時に渡される重要事項説明書や住宅賃貸借契約書などをよく確認しましょう。
もしトラブルになってしまったら、専門機関の窓口に相談してください。
がっつりリフォームするのはムリ!もっと手軽なDIYで素敵にしたい!
うちはDIY賃貸ではないし、そもそもそんなに頑張ってリフォームやDIYをするほどの気力も体力もお金もない!という方も多いと思います。
そんな方にぴったりなのは、ラグリエのクッションフロア!
既存の床の上に敷くだけのクッションフロアは、シート状の床材で、デザインやサイズも豊富です。
現状回復可能なのはもちろん、もともとの床の傷や汚れの防止もできるので、賃貸住宅にお住まいの方にこそぜひ敷いてほしい、特におすすめの床材です。
今回は、そんなクッションフロアのお手軽DIYをご紹介します!
床の表情をかえるだけで部屋が見違える!
今のお部屋の床材は、フローリングですか? フロアタイルやクッションフロアなどのフローリングっぽい素材ですか?和室だから畳、とういう方もみえるでしょう。
「床面を替えるなんて、一番大変そう!」 と思われるかもしれませんが、クッションフロアを部分的に敷いてしまえば、簡単にお部屋の雰囲気を変えることができます。
ラグのように敷いてもいいですし、これから引っ越す場合や模様替えをする、なんていうタイミングだったら、お部屋の床全体に敷き詰めてもいいですね。
木目柄ひとつとっても、ブラウン系かホワイト系かでも、全く違う印象に。
ブラウン系は落ち着いたカフェのような雰囲気に。 ホワイト系はお部屋がパッと明るく、洗練された雰囲気になります。
クッションフロアは種類が豊富なので、理想のお部屋の雰囲気に合うものを選べますよ。
ナチュラルなフローリング調のものから、ヘリボーン、使い込んだ木目を表現したウッド系、テラコッタや幾何学模様のようなタイル系、ストーン調のものまでまで、柄や色が実にバラエティ豊かです。
\他にはどんな柄があるの?/
クッションフロアは、水や汚れにも強いので、キッチンにやダイニングにもオススメです。
キッチンマットのように部分的に敷いてもいいですし、キッチン全体に敷き詰めて敷くと、リフォームしたかのような仕上がりになります。
クッションフロアってどうやって床に敷くの?
色々な所に敷けて、柄も豊富なクッションフロア。 でも、クッションフロアを敷くこと自体が面倒くさそう…
安心してください!
クッションフロアを敷くのは、実はとっても簡単なんです。
クッションフロアは家庭用のハサミで簡単に切れます
クッションフロアは厚さ1.8㎜~2.5㎜ほどで、柔らかいシート状の素材なので、ご家庭にあるハサミやカッターナイフで簡単に切ることができます。 敷きたい範囲に納まるように、調整して切るだけです。
家の柱や扉などの細々した凹凸にも、床面ぴったり合うように切ることもできます。
フローリングタイルのように1枚ずつ貼らなくていいから簡単
表面に木目柄などが、もとからプリントされているクッションフロアは、フローリングやフロアタイルのように板を1枚ずつ貼る手間がなく、一度に広範囲の床に敷くことができます。
敷く時だけでなく、退去時にクッションフロアを撤去するときにも、シート単位で動かせるので楽ちんです。
吸着滑り止めシートで貼れば、もっと簡単!
クッションフロアは、専用のノリで床に貼り付ける方法もあります。 しかし、賃貸住宅では原状回復義務があるので、床にクッションフロアを糊付けすることはできません。
ラグリエのクッションフロアは吸着滑り止めシート付き。賃貸住宅のDIYでは、吸着滑り止めシートを使って固定する方法がおすすめです。
吸着滑り止めシートは、クッションフロア裏面の4隅と、辺の間などに貼るだけで床に固定できるため、とってもお手軽です。
床に直接貼り付けてしまうわけではないので、貼り直しや、微調整も簡単にできます。 接着剤なしで貼れちゃうので、本当に楽ちんですよ。
女性でも扱いやすい、楽に持てる 90cm幅!
今までは180cm幅が主流だったクッションフロア。 180cmも幅があると運搬も、部屋に敷くのにも一苦労です。
そこでラグリエでは、お部屋の中で持ち運びも、DIYで敷くのにも手軽な90cm幅タイプを販売しています。 持ち運びしやすい大きさなので、女性の方おひとりでも、簡単に取り扱うことができますよ。
部屋全体に敷き詰めたい、ラグっぽく180cmの幅が欲しいんだけど…というときは、柄が合う90cm幅で2枚をつなぎ合わせるデザインフロアマットの注文ができるのも、ラグリエならではです。
\柄合わせも簡単!持ち運びやすい!/
もともとの床も保護&インテリア性UPもできて、一石二鳥!
賃貸物件の場合、 不注意で床に傷を付けてしまった! なんてことになったら、ドキドキしてしまいますね。
クッションフロアを敷いておけば、なにか落としてしまったときにも、もともとの床自体が傷つくのを守ってくれます。
「通常使用による損耗」は原状回復義務がないとは言え、キズは少なければ少ないほうが退去引き渡しの際、より安心できますね。
クッションフロアを敷いたら、掃除は掃除機と拭き掃除だけで簡単
クッションフロアは、日ごろのお手入れ&汚してしまったときのお掃除も簡単です。
滑り止めシートが貼ってあれば、掃除機などをかけても簡単にはズレたりしません。
クッションフロアは表面がビニールコーティングされているので、裏側まで浸み込んだりしません。 すぐにタオルや雑巾などで拭き取れば、もとどおりです。
お掃除の際に、水拭き掃除などもできます。
うちは和室の部屋…畳の時はどうしよう?
和室を洋室として使いたい! という方も多いと思います。
畳は、畳自体が呼吸をしているため、基本的には上になにかを敷いたりしないほうがいいと言われていますが、畳の上にクッションフロアを敷く場合はどうしたらいいでしょうか。
畳の上にクッションフロアを敷く場合には、
・防ダニ・防カビシートを畳とクッションフロアの間に挟む
・除湿器を付ける、常に除湿を心掛ける
・定期的にクッションフロアをめくって、掃除をする
などの、メンテナンスが必要です。
クッションフロアを敷き詰めて、いざ撤去したら畳にカビが生えていた!なんてことにならないように、気を付けてくださいね。
退去時原状回復のトラブル回避のための6つのポイント
床を替えたら部屋が素敵になった!
この勢いで他の所も、もうちょっとがんばってオシャレにしたいな~ と思えてきたり。
でも、賃貸住宅の場合だと退去時のことを考えると、どこまでやって大丈夫なのか心配にもなりますね。
原状回復の一般的なルールを6つのポイントでまとめました。
【1】賃貸住宅の壁に穴をあけても大丈夫?
最近は、補修の必要がない程度、例えば画鋲などであいてしまった小さな穴などでは、退去時に原状回復を厳しく言われない物件も増えてきました。
ただ、補修はあくまで自己責任となります。
不安な場合は、事前に大家さんや管理会社に確認したほうが安心です。
小さな穴でも、吊り下げるものの重量によっては穴が広がってきてしまうこともあるので、注意が必要です。
【2】ドアや収納の扉は、勝手に替えても大丈夫?
ドアや収納の扉だけにかかわらず、賃貸物件の場合は、「勝手に」替えてしまうのは問題です。 必ず、「事前に」相談しましょう。
また扉などはわざわざ外して交換しなくても、木目や石調の素材を模した装飾用の印刷化粧フィルムを貼ったりすると、ぐっと見栄えが良くなります。
カラフルな色など種類も豊富なので、簡単にオシャレな雰囲気を楽しめますよ。
【3】フローリングにしたいから畳を一時的にはずしてしまっても大丈夫?
やっぱり、どうしてもフローリングやタイルを敷きたい。 一時的に畳をはずして、退去するときに元に戻せばいいかなぁ。と思ってしまうのもちょとストップ!
たとえ一時的にであっても、勝手に畳などを撤去するのもNGです。
保管方法によっては、畳が傷んでしまうことや、集合住宅の場合は遮音等級などで使用する材質に一定の制限がある場合もあります。
畳をはずす場合も必ず、大家さんや管理会社に相談してください。
【4】小さな水栓金具なら、替えても大丈夫?
アンティークの可愛い水栓金具など、どれにしようか迷ってしまいますね。 規格さえ合えば、変更することも可能だと思います。
ただし、水栓金具といえど付帯設備です。 事前に許可を取り、もともとの水栓金具も、退去時に元に戻せるように大切に保管しましょう。
【5】家具などを塗ったら、床にペンキが付いてしまった!床は張り替えになるの?
塗装が落とせる場合はクリーニングの費用だけで済むので、汚した面積が小さければ敷金に追加して請求されることは考えにくいです。
ただし、色あせなどの自然損耗とは異なるので、塗装が落ちない場合などは一定額の請求はされる可能性が高いです。
塗装する際などは、床や壁に塗料が付かないように、十分に注意しましょう。
【6】古い物件で、退去時にはすべての壁紙を張り替えるらしい。壁に塗装してもOK?
壁に塗装をする場合も、事前に大家さんや管理会社への確認が必要です。
勝手に塗装をして、退去時に壁紙を張り替える費用などを請求されてしまっては大変です。
賃貸物件で壁紙を貼りたいときは、マスキングテープに両面テープを重ねて貼り付け、その上に糊なしの壁紙を貼り付けたり、板壁風のボードを立てかけたりすることで、壁を傷つけずにカスタマイズすることも可能です。
床と同様に面積の大きい壁面が変わると、部屋全体の雰囲気がぐっと素敵になりますね。
賃貸物件でも、DIYインテリアを楽しもう!
賃貸住宅だから…
内装が好みじゃないから…
そんな理由で、インテリアを楽しめないと思っていた方へ。
今回は、賃貸物件の方でも気軽に試せる、
『床にクッションフロアを敷いて、床保護しながら、お部屋を素敵にカスタマイズする方法』をご提案していみました。
簡単に床の表情を替えられるクッションフロアで、いつものお部屋が今までよりも、もっとお気に入りの空間になりますように。
\賃貸の床保護にぴったり!/
参考文献
発行人 河上清 編集人 澤田優子
学研インテリアムック『古い 賃貸 狭い 部屋が生まれ変わる! ぬくもりあるインテリアがつくれる本』 発行所 株式会社 学研パブリッシング 2012年 90ページ 「素敵なカントリー」「ナチュラル好きのおうちリメイク」に掲載された記事を一部再編集した本。
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hattori
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