
豊橋・蒲郡で出会ったレトロな建物や商店街、喫茶店、そして足元に残る印象的な床を巡る床旅コラム。
今回は、愛知県の身近な街に眠る魅力を、今井晶子さんならではの視点で綴ります。
『足の下のステキな床』著者のお一人でもある、今井晶子さん。
2021年《ラグリエwebサイトオープン1周年》特別企画インタビューで直接お会いすることが叶い、そのご縁からラグリエ読みもので、今井さん書き下ろしコラムを掲載させていただいています。
今回の床旅は、愛知県の豊橋・蒲郡で床探しに出かけられた、今井さんの床旅レポート。『床旅:青い鳥床 豊橋・蒲郡編』(前編)です。
今宵も床追い人、今井晶子さんの世界を
どうぞお楽しみくださいませ。
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もくじ
今井晶子の床旅 青い鳥床 豊橋・蒲郡編
灯台下暗し。
魚の目に水見えず。
あまりにも近すぎてその魅力に気づかなかい。ことわざにもある程なのでよくある事象なのでしょう。
クラシック・ホテルパスポートで巡るクラシック・ホテルの旅、私のゴールは蒲郡クラシックホテルでした。(クラシック・ホテルパスポートは2026年1月9日で終売され、アプリでまた新たなサービスは始まるようです。)
ホテル巡りの順番は自由。
地元が愛知県で蒲郡には何度か訪れたこともあり、地元なのにホテルなんて贅沢にも程があろうが…と先延ばしにした結果最後の砦となってしまいまいました。腰が重く動かないこと山の如しです。
豊橋の水上ビル周辺でレトロな建物と床を探す
蒲郡に宿泊するならば近い豊橋巡りもと、豊橋からスタート。
豊橋は2016年のあいちトリエンナーレで会場になった時に水上ビルの存在を知り、こんな魅力的なビルの存在を長年知らなかったとは…!!と後悔したものです。灯台下暗し人生です。
それ以来、純喫茶なども多くある豊橋はチャンスがあれば寄る地となっていました。
豊橋は渋い良いビルも多く、渋いビルにはタイルや床がある可能性がありますので、チェックしながら水上ビル方面へ。

ロゴのステキな上海堂さんは帽子屋さんのようです。



ショートタイムトリップ
メガネの原さんの近くにあった甘党トキワ。
何年か前に閉店されましたが、豊橋を訪れる楽しみのひとつでした。



豊橋の水上ビルとアーケードを歩く

暗渠の上に800メートルにわたって連なる水上ビル。

ビルの両側には魅力的なアーケードが。
商店街好きの自分にはたまらない場所です。

お昼はこの一角にあるお店でうなぎをいただくことに。地元が近いながら豊橋でうなぎを食べるのはなにげに初体験。


水上ビルの商店街は新旧さまざまなお店があり、ここを散策するだけでもあっという間に時間が経ってしまう時間泥棒スポット。時間配分に気をつけつつ散策します。

イザックとは居酒屋とスナックが融合したお店のようです。

こちらはタイルが好きで通るたび見てしまいます。
豊橋の遊郭跡で出会った幾何学模様の床
食もビルも満喫したら、いざ豊橋後半戦。
今回はいつかそのうちと思っていた遊郭跡へ。
豊橋にはいくつか歴史的な遊郭跡があると聞いていたのです。
京都でも訪問しましたが、遊郭といえば貴重なタイルを拝見できるのではという期待が。




想定より歩いた気がしますが、途中で寄り道、寄り建物をしているせいです。
それぞ街ブラ。
ようやく辿り着き、逸る気持ちと無床だった時の落胆とのイメージのせめぎ合いでどきどきします。期待vs恐怖の高揚感。

ありました。発見。
菱形の組み合わせの綺麗な幾何学パターンの床です。喜びと安堵に足元から包まれます。1つ採取できたことで心に余裕もできたところで周辺を散策します。

この付近には廃業した旅館の欄干などを受け継いだ喫茶店もあったのですがこの日は時間が足りなく断念。





喫茶フォルムと豊橋の老舗洋菓子店へ
豊橋駅近辺に戻りふたたび散策。喫茶フォルムに向かいます。

1960〜70年代に豊橋を中心に活躍された伝説のデザインユニット「アトリエギルド」が設計されたお店なのだそうです。


タイルとコンクリートがモダンな佇まい。けれど無機質な感じはなく時間の流れがゆったりしているような優美な空間でした。
フォルムの上にあるお店もアトリエギルドが手がけられたそうなのでまた伺いたいです。

喫茶フォルムからさらに進むと老舗洋菓子店「マッターホーン」があります。

東京にも同じ名前の洋菓子の名店がありますが、東京のお店で腕を磨いた方が創業されたのだそう。支店や暖簾分けというわけではなく同名で営業されているというのが素敵な関係性を感じます。

残念ながら購入したお菓子を撮るのをコロッと忘れて食べてしまったようです。美味しかった記憶だけが切なく残っています。
ショートタイムトリップ
フォルム、マッターホーンから駅へ戻る商店街。


かつて営業していたスマートボール店の看板

以前は老舗のスマートボールのお店があった場所。看板の一部が残っていました。一度入ってみたいと思いつつ機会を逃してしまいました…
豊橋で採取した床をたどり、蒲郡へ
さあ、いざ本丸蒲郡へ!
が、お気づきでしょうか。実はここまでこの日の床採取はまだ1。どの地も床がある可能性に賭けてうかがいますが、あたるも八卦当たらぬも八卦な床人生です。
床ラヴァーズのために過去に採取した豊橋床もお届けしつつ蒲郡へ!




豊橋で見つけたレトロな床と建物を振り返って
今回は、豊橋の水上ビル周辺や遊郭跡、喫茶店、老舗洋菓子店などを巡りながら、街に残るレトロな建物や印象的な床を紹介していただきました。
普段見慣れた街並みの中にも、少し視点を変えるだけで、タイルや床、看板、建物の細部など、心に残る風景が見つかることがあります。
次回は、今回の旅の目的地でもある蒲郡へ。今井さんの床旅は、まだまだ続きます。
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rugreaさん
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