こんにちは!ラグリエのhattoriです。
先日、我が家の2階子供部屋を床DIYしました。
床DIYは、常々ラグリエのデザインフロアマット(90cm幅のクッションフロア)を使用していますが、今回に限っては、いつもとは違う床材『Panasonicのウスイータ』という床材で床DIY!
このコラムでは「なぜ、いつものクッションフロアでDIYしなかったのか」、初めてのPanasonicのウスイータ床DIYで実感した「クッションフロアやタイルカーペット、フローリング系床材、それぞれのメリットやデメリット」などをご紹介します!
\床が変われば心が変わる/
もくじ
クッションフロアではなくウスイータで床DIYしたワケ
今回、床DIYするのは、ラグリエ部員hattori自宅の2階「子供部屋」。
築43年の我が家。18年前に娘が生まれる際に2世帯で住めるようにリフォームして、4.5畳と6畳の2部屋をぶちぬいて1部屋にしました。その際選んだ床材は、複合フローリングです。
その後、子供の成長とともに、2回目のリフォーム。家族4人の寝室として使っていた部屋を、子供専用部屋にすべく、床材もタイルカーペットに変更しました。
ただ、10年も経つとタイルカーペットもくたびれてきます。
大学生になり、一人暮らしを始めた長女が家を出たため、高校生になった次女、念願の一人部屋となった子供部屋。
次女からの強いリクエストで「タイルカーペットをやめて、足触りと、掃除のしやすさからフローリングに変えてほしい」と言われてしまいました。
下地の凸凹を拾わない床材とは
いつもならクッションフロアでDIYするところですが(次女的には、タイルカーペットでなければ、木目柄のクッションフロアでも問題なし)、今回はPanasonicウスイータで床DIYすることにしました。
理由は、フローリングの上にタイルカーペットを糊付けしていたので、タイルカーペットをはがすと、糊あとで下地がボコボコしてしまっているかもしれず、クッションフロアだと、下地のボコボコを拾ってしまうかもしれないと思ったからです。
かといって、新たなフローリングを重ね張りすると厚みがでてしまい、建具や掃き出し窓周辺に不具合が出ます。
そんなわけで、今回は下地の凸凹を拾わず、かつ厚みがない床材で、フローリングの床を楽しめるPanasonicウスイータを使うことにしました。
もともとの床材タイルカーペットをはがす
まずはタイルカーペットをはがします。
10.5畳の床に56枚のタイルカーペットが敷き詰められています。
糊も劣化しているのか、わりとすんなり剥がれます。
思ったほど、糊あとでぼこぼこもないようですが…まぁ、良しとしましょう。
部屋には若干の家具も置いてある状態でDIYするので、半分ほどタイルカーペットをはがして、まずは部屋半分の床DIYを。
部屋の半分が終わったら、家具を床DIYの終わった側に移動して、残りのタイルカーペットをはがして床DIYする、といった感じで、少しずつ作業をすすめていきます。
最初のリフォームのフローリング、2回目のリフォームのタイルカーペットも施工屋さんにお願いしました。はがしたタイルカーペットの凸凹部分の施工など、「やっぱり上手にやってあるなぁ、さすがプロ!」と感心。
タイルカーペットをはがしていくと、ベランダ側の掃き出し窓付近の床が見えてきました。
わ!忘れてたけど、ここのフローリングもけっこう傷んでたんだった。
剥がれかけたフローリングの上にDIYするわけにもいかないので、まずはフローリングの表面が浮いてきて、引きはがせる箇所はどんどんはがして、下地を整えます。
いざ、ウスイータで床DIY
こちらがPanasonicウスイータ。
1枚の大きさは幅は151.5mm、長さ909mm。厚さ1.5mmなので、クッションフロアよりも薄い板です。
1箱に1ケース24枚入(3.3㎡)入っているので、子供部屋用に5箱と、ウスイータ専用両面テープを5個購入。
総額約15万円くらいしました。クッションフロアと比べるとかなりお高いです…
ここでやりがちなのは、部屋の一番端から、1枚目のウスイータを貼り始めること。床材は端から貼り始めてはいけません。
タイルカーペットと同じく、部屋の基準点から計算して、一番壁際の板で幅を調整するのが、仕上がりをきれいにするポイントです。
ちなみに、壁ぎわから2枚目の板は、仮置きです。
一番壁際の板のサイズを測って切り出したら、端から順番に、テープで貼っていきます。
柱などの凸凹部分も、どれだけカットすればピタッとおさまるかを計算して、切り出します。
うわぁ…私には絶対ムリです(夫がDIYしています)。
板はカット線を書いたら、カッターで切って、折ります。折りっぱなしだとザラザラで危ないので、やすりできれいに。
えぇぇ、この作業、何回繰り返すのでしょうか…
幅調整しているこちらの板は、一番壁際の板ですね。
部屋の端用の板は何枚でしょう…
「カット線を描いて、カッターでカットして、割って、やすりをかけて…」こ、これは、かなり大変なのでは…
貼り付けはPanasonicウスイータ専用の両面テープです。
ちなみに、きれいには剝がせない強粘着タイプ。まぁ、我が家のもともとのフローリング床は死亡していますので、躊躇なく貼り付けていきます。
いや、もうこれ、めちゃくちゃ大変です。
フローリング貼るほうが楽ですよね。DIYで重ね張りしたかったうちの場合は、厚み的に無理だったので、選択肢にもなりませんでしたけど。
ちゃんと、端の板の長短を交互にして、きれいに見えるようにがんばっています。
また来た、部屋の壁ぎわ凸凹。オーマイガッ!
hattori、心の中で「クッションフロアみたいに、壁にカッターを当てて、力業で凸凹を乗り切れるのが、どんだけ有難いことかを実感」しております。
しかもこのウスイータ、なにが恐ろしいかって、フローリングの雄雌みたいに、板の側面には出っ張ってる凸側と引っ込んでいる凹側があって、向きを間違えるとはまらないんですよ…
夫も、せっかく切り出した板の凹凸が反対な状態だったことがあり、激しくヘコんでおりました(ホントニカワイソウ…)
間違えて切り出してしまうと、再利用は難しく…材料も限られているので、ちゃんと足りるのかドキドキしながら作業していましたよ。
そんなこんなでウスイータで床DIY完成!
そんなこんなで、朝から晩御飯の時間まで、ほぼ丸一日かかって、無事完成しました!
夫は丸一日のDIY作業に疲労困憊していましたが、無事やり遂げてくれました。
よく見ると失敗しちゃったとこもあるんだけどね
なんて言っていましたが、いやいや、すごくきれい!感謝感謝です。
ウスイータDIYを終えて感じたこと
今回、初めてウスイータで床DIYして感じたこと。
それはずばり
「クッションフロアって、マジで楽に床を変えられる床材なんだな!」ってことです(感情が高ぶって、口が悪くてごめんなさい)。
ウスイータで床DIY、ほんっとーに大変でした(私は一切やってないけど)。
正直、これくらいの下地の凸凹くらいなら、クッションフロアでよかったのでは?と思わなくもない(夫の前で口に出して言えないけど)。
きれいに貼るのに技術が必要なこと(たぶん私には無理です)、施工に時間と労力がめっちゃかかることが分かりました。
夫は作業日の夜は体力消耗しすぎてぐったり。翌日~2日ほどは、筋肉痛でおじいちゃんみたいになりました(笑)
でも、その分、仕上がりはとーっても良いです。
新しいフローリングでリフォームしたみたいですし、やはりクッションフロアとは足触りも違います(固くてしっかりしているので、フローリングっぽいです)。
学校から帰宅した次女も、小躍りして喜んでいました。
\デザインいろいろ!貼り付け簡単/
床を変えたい!床材を選ぶポイントとは
あとから、既存の床を変えたいと思った時、DIYで使う床材を何にしようか考えると思います。
今回の私の実感を込めて、それぞれの床材のDIY時のメリット・デメリットを考えてみました。
フローリングのメリット・デメリット
既存の床を張り替えて、フローリングにする。これはかなり大掛かりな工事になります。
厚みがあるので(複合フローリングで約8mm~12mm、無垢フローリング約12mm~25mm)、もともとの床をはがして、下地から作ることになりますし、工具なども必要になり、手軽にはできない感じです。
古民家再生など、がっつりリノベーションするつもりなら、選択肢にいれてもいいかもしれません。
タイルカーペットのメリット・デメリット
2回目のリフォームで子供部屋の床に採用していたタイルカーペット。
足触りがよく、柔らかで、汚れた箇所は外して洗えるので、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭にはぴったりだと思います。
既存の床がフローリングでしたら、裏面が滑り止め加工がしてあるタイルカーペットなら、そのまま並べて敷くだけで、簡単にDIYできます。
デメリットとしてはクイックルワイパーなどでさっと掃除できるフローリングやクッションフロアに比べると、掃除機などをしっかりかけないと、髪の毛などが取れないこと。
次女も、髪の毛などが落ちているのに気が付いても、掃除機を出してきて掃除しないといけないのが、かなり面倒だったようです。
クッションフロアのメリット・デメリット
とにかく施工が簡単で、コストも安い、柄も豊富に選べる、水分や汚れに強い。
床DIY初心者さんにおすすめなのは、クッションフロアです。
やはり、「はさみやカッターで簡単に切れるのは、かなりの利点だ」と今回、再認識しました。
広い面積をいっぺんにばっと貼れるのも、本当に楽です。
ラグリエの吸着滑り止めシートや吸着滑り止めテープを使えば、既存の床を傷つけずに、超お手軽に床に固定できるので、賃貸にお住いの方でも、めちゃくちゃ手軽に床を変えられます。
デメリットとしては、下地があまりボコボコしていると、その凹凸をひろってしまう可能性があることや、重い家具などを載せていると、その部分のクッションフロアがへこんでしまうこと…などでしょうか。
それでも、お部屋の模様替え感覚で床を手軽に変えるなら、クッションフロアはダントツでおすすめです。
Panasonicウスイータのメリット・デメリット
仕上がりは言うことなし。めちゃ素敵になったウスイータ。
床DIYする際に、その床材の厚みは超重要です。
建具などより数ミリ厚いだけでも、見栄えや足触りに影響します。突っかかるようなことがあれば、けがをしてしまう可能性もあるので、侮れません。
その点、このウスイータの薄さは、かなり魅力的です。なるべく薄い床材を探されている方にとっては、ありがたい床材ともいえます。
デメリットは、ただただ施工の大変さです。
1枚1枚、貼り進められる面積が小さいのも、カットする手間や工程も、すべてが大変そうでした。
今回、夫のDIYを見ていて、普段からそういったDIY作業に慣れていらっしゃる方なら良いですが、初心者の方には、かなりハードルが高そうに感じましたね。
また、ウスイータ専用の両面テープは、撤去する際、既存の床もはがしてしまう可能性あり、注意が必要(賃貸の方には不向き)です。
最適な床材を選んで床DIYを楽しもう!
今回は、私hattoriの自宅床DIYを通して、PanasonicウスイータDIYの体験レポートとDIYを通して実感した「DIY床材選びの大切さ」をご紹介しました。
いや、ほんと…クッションフロアDIYは本当に楽なんだなと、心底感じました。
もし、お部屋の床を変えたいと思ったら。
もともとの床の素材がなんなのか、原状回復する必要があるのかないのか、厚みは何ミリまでなら許容範囲なのか…などなど、ご自身のお部屋の状況に合わせて、いろいろな床材を検討して、ぜひ床DIYを楽しんでみてくださいね。
\あなたのお部屋はどれにする?/
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hattori
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