
あなたのおうちの床には、カーペットなどが敷いてありますか?
リビングや子供部屋に「ちょっとしたラグやカーペットを敷きたいけれど、汚れたりしたら、洗うのも大変そうだし…」と躊躇していませんか?
そんなあなたに、今回は『敷くのも簡単、お手入れもラク!』な“タイルカーペット”の魅力を、種類・機能・敷き方・掃除・洗い方までまとめてご紹介します。
DIYで気軽に取り入れられるインテリアアイテムとして、自分らしい空間づくりを楽しみたい方にもおすすめです。
\デザインいろいろ!おしゃれなタイルカーペット/
もくじ
タイルカーペットとは?基本構造と特徴
タイルカーペットは、女性やお子さまでも手軽に扱える、使い勝手のよい床材です。
ラグのように一部分だけ敷いたり、隙間なく部屋全体に敷き詰めたりと、使い方の自由度も高く、ライフスタイルに合わせた活用が可能です。
40cm×40cmや50cm×50cmの正方形タイプが主流で、1枚ごとに自由に組み合わせられるため、部分敷きにも全面敷きにも対応できます。
また、裏面に滑り止め加工が施されたタイプが多く、フローリングなどの上に並べるだけで簡単に設置できるのも魅力です。特別な接着剤やテープが不要なため、手軽に始められ、原状回復が必要な賃貸物件でも安心して使用できます。

軽量で、カッターでのカットも可能。DIY初心者でも簡単に施工でき、模様替えやレイアウト変更も気軽に楽しめます。
ラグのように使うもよし、床一面に敷き詰めてインテリアの印象を変えるもよし。タイルカーペットは、住まいに合わせて自在にアレンジできるアイテムです。
素材で選ぶ!タイルカーペットの種類と特徴
タイルカーペットには、さまざまな色柄や素材感のものがあり、お部屋の雰囲気や好みに合わせて選ぶことができます。
表面の素材は「パイル(繊維の束)」と呼ばれ、その種類によって大きく3つのタイプに分けられます。
素肌に心地良い 毛足が丸い輪のループパイル

パイルのひとつひとつが、タオルの毛のように丸い輪の形になっている「ループパイル」。
あたたかみのある表情でホッとできる雰囲気を演出し、さらりとしたテクスチャーは素肌に心地よく、春夏シーズンにもぴったりです。
弾力性や復元性に優れているため、廊下・階段・リビングなど、人がよく通る場所におすすめです。
ループパイルの高さに変化をつけて、手織りのような風合いを表現したものや、天然素材・ニット素材風のテクスチャーなど、個性豊かなデザインも展開されています。
柔らかな触り心地が魅力 毛足を切って整えたカットパイル

パイルの毛足をカットし、長さを揃えて仕上げたのが「カットパイル」です。
輪の形をしていないため、ペットの爪がひっかかる心配が少なく、安全性の面でも安心です。
しっとりとした優しい肌触りで、やわらかな感触が魅力。
弾力性や耐久性はループパイルよりやや劣るため、寝室などの歩行量が少ない場所に向いています。
その他のパイル
そのほかにも、ループパイルとカットパイルの両方を組み合わせた「カット&ループパイル」や、さらっとした肌ざわりの「平織タイプ」もあります。
特に平織は表面の凹凸が少ないため、ゴミやホコリが絡みにくく、お掃除のしやすさが特長です。


タイルカーペットに付いている、たくさんの機能
多くのタイルカーペットには、毎日を快適に過ごすためのさまざまな機能が備わっています。
ここでは、代表的な機能をご紹介します。
防炎機能
日本防炎協会の基準に適合した防炎性能を備えており、万が一火がついても燃え広がりにくいのが特徴です。
制電機能
静電気の発生を抑える帯電防止・制電加工が施されています。乾燥する季節や電化製品の多い室内でも快適に使用できます。
防ダニ加工
ダニの繁殖を抑える防ダニ加工が施されているタイプもあります。小さなお子さまやペットと暮らすご家庭におすすめです。
防汚・撥水加工
フッ素系樹脂による防汚加工に加え、表面には撥水・撥油性能が付与されている商品もあります。
水や汚れをはじくので、うっかり飲み物をこぼしてしまっても染みにくく、拭き取りも簡単。清潔に保ちやすい仕様です。
防臭機能
タバコ臭・ペット臭・アンモニア臭などを軽減する消臭機能を備えた製品もあります。
さらに、シックハウス症候群の原因とされるホルムアルデヒドを吸着する特殊高分子加工がされているものも登場しています。
遮音機能
軽量衝撃音低減性能(LL値)により、階下への足音や生活音の伝わりを抑えることができます。集合住宅などで重宝される機能です。
スムース加工
ホコリやゴミが取れやすく、肌触りもなめらかになるスムース加工が施されているものもあります。お掃除がラクになり、清潔さを保ちやすいのが魅力です。
ラグリエのデザインラグ(タイルカーペット)には、こうした機能の有無を各商品ページにて詳しくご紹介しています。ご検討の際は、ぜひあわせてご確認ください。
\デザインいろいろ!貼り付け簡単!/
タイルカーペットを敷くメリットとは?暮らしが快適になるポイント
タイルカーペットの機能を知ったうえで、実際に敷いてみるとどんな良さがあるのか、メリットを具体的にご紹介します。
置くだけでピタッと吸着!施工不要で誰でもかんたんに敷ける

床に吸着する加工が施されたタイルカーペットなら、工具いらずで簡単に敷くことができ、女性やお子さまでも安心です。
フローリングを傷つけず、ピタッと吸着。掃除機をかけてもズレず、掃除のストレスも軽減できます。
吸着タイプは、持ち上げない限りズレにくいため、滑りによる転倒やペットのケガ予防にもつながります。
完全に接着するわけではないので、貼ってはがして何度も使えるのも魅力です。
部分洗いができるから、いつでも清潔に保てる

汚れた部分だけを取り外して洗えるので、いつでも気軽に清潔なお部屋をキープできます。
スペアを数枚用意しておけば、洗っている間も差し替えられて便利です。
生活音や衝撃をやわらげ、静かで安心な空間に

イスの移動音や子どもの足音など、日常生活の音は意外と響くもの。
厚みとクッション性のあるタイルカーペットなら、音を吸収して階下への音漏れを軽減できます。
転倒時の衝撃をやわらげ、ダニやホコリの舞い上がりも抑えられる点も安心です。
フローリングなどの床材を傷から守る
フローリングやフロアタイルは、一度傷が付いてしまうと戻りません。
家具の移動や日常の小さな動作でも、床には傷がつきやすいもの。
タイルカーペットを敷けば、元の床をしっかり保護し、きれいな状態を長く保てます。
ペットの関節や足腰にやさしい

犬や猫は、つるつるとしたフローリングでは滑りやすく、関節を痛めたり、思わぬケガにつながることもあります。
タイルカーペットは、ずれにくくクッション性も高いため、ペットの関節や足腰への負担をやわらげます。
さらに、爪によるひっかき傷を防ぎ、フローリングなどの床材の保護にも役立ちます。
ペット臭を抑える防臭機能のある商品を選べば、人にもペットにも心地よい空間を実現できます。
心地よい肌ざわりと保温性で、くつろぎ空間に

ふかふかの踏み心地や、寝転びたくなるようなやわらかさもタイルカーペットの魅力です。
ほんのり暖かい質感で足元を冷えから守るため、リビングなどの憩いの場にもぴったり。
床暖房対応の製品が多いのも安心ポイントです。
コンパクトで扱いやすいから、模様替えも収納もラクラク

タイルカーペットは、1枚ずつ組み合わせて使えるため、色や配置を自由に変えて楽しめます。
たとえば「秋冬だけ、ラグ感覚でカーペットタイルを敷きたい」といった使い方も可能。タイルカーペットは1枚ずつ取り外せるため、オフシーズンには床からはがして積み重ねて収納できます。
季節に合わせて模様替えができ、使わないときも省スペースで片付けられるのが大きな魅力です。
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タイルカーペットを敷く短所とデメリットは?
メリットが多いように見えるタイルカーペットですが、状況によっては注意すべき点もあります。
ここでは、導入前に知っておきたい短所やデメリットをまとめました。
一般的なカーペットや絨毯よりは固めの触り心地
タイルカーペットは、一般的なカーペットや絨毯と比べると、踏み心地や肌触りがやや固めに感じられることがあります。
ふんわりとした風合いを求める方にとっては、少し物足りなさを感じるかもしれません。
肌触りが気になる場合は、事前にサンプルで質感をお確かめいただくのがおすすめです。
ラグリエでは、無料でサンプルをお届けしています。
接着剤を使用して床に貼った時は、はがした後の溶剤除去が必要
吸着加工がないタイルカーペットや、モルタルなど特殊な床材への施工には、接着剤を使って貼り付けるケースもあります。
この場合、剥がす際には接着剤や溶剤の除去作業が必要となり、原状回復が難しくなることがあります。
賃貸物件や原状回復が必要な場所では、なるべく吸着タイプの製品を選ぶのが安心です。
まとめると重たい
1枚あたりは軽量なタイルカーペットでも、10〜20枚入りの箱になると、かなりの重量になります。
特に女性や高齢の方が持ち運ぶ際には、無理のないよう注意が必要です。
一度に運ぶのではなく、分けて持ち運ぶなど、安全第一で作業しましょう。
吸着加工のないものだと、隙間があいてずれる
業務用タイプや、裏面に吸着加工がされていないタイルカーペットをそのまま敷くと、使用中にずれて隙間が生じることがあります。
せっかくきれいに敷いたつもりでも、歩くたびに少しずつズレてしまうと見た目にも影響します。
そんなときは、後付け可能な吸着シートを使うのがおすすめです。
マットのずれを防ぎ、安定感がアップします。
タイルカーペットを実際に敷いてみましょう
では、実際にタイルカーペットを敷くには、どのような手順を踏めばよいのでしょうか?
敷き方の手順や注意点について、わかりやすくまとめました。
【1】床を掃除する
まずは、タイルカーペットを敷く場所の掃除から始めましょう。
掃除機やお掃除シートを使って、ホコリやゴミをしっかり取り除いておくことで、カーペットの密着性が高まり、ズレにくくなります。
【2】デザインを決める
色や柄の組み合わせを考え、全体のレイアウトを決めましょう。
部屋の寸法を測ってイメージ図を描いたり、吸着面のフィルムをはがさずに仮置きしたりすると、完成後のイメージがしやすくなります。
タイルカーペットにはパイル(毛並み)の向きがあるため、裏面の矢印を参考にしながら、「市松貼り」または「流し貼り」で配置してみましょう。
≪市松貼り≫と≪流し貼り≫とは?

市松貼りは、パイルの向きを交互に変えて敷く貼り方で、光の反射によってチェック模様のような表情が生まれます。
流し貼りは、すべてのカーペットのパイルの向きを揃えて敷く方法で、シンプルで一体感のある仕上がりになります。
裏面に矢印がある商品は、それを目印に上向き・右向きを交互に配置すると、市松貼りが簡単にできます。
【3】タイルカーペットを吸着させる
吸着タイプの場合は、裏面のフィルムをはがして、端から順に貼り合わせていきます。
貼り終えたら、上からしっかりと押さえて、吸着させてください。
吸着加工のない業務用タイプでも、裏面がゴム製であればズレにくい設計です。より安心したい場合は、別売りの吸着シートを追加しましょう。
【4】貼り終えたら掃除機をかけましょう
すべて貼り終えたら、表面に掃除機をかけ、細かなホコリや繊維の切れ端を取り除きます。
【5】貼り終わり、完成!
これで完成です。好みのデザインで自由に敷けて、DIY初心者でも安心して挑戦できます。
【注意点1】お部屋全体に敷くときは、部屋の中心から
部屋の端から貼り始めると、最後にアンバランスな仕上がりになることもあります。
部屋の中心を起点にして貼り進めることで、全体のバランスが整い、美しく仕上がります。
窓際や出入口付近で、カーペットが10cm未満の細長いピースにならないように、中心位置を調整しましょう。
壁際などのカットが必要な部分は、裏面からカッターナイフで裁断。刃を寝かせて2〜3回に分けて切ると、きれいに仕上がります。
【注意点2】段差や端部のダメージが気になるときは
フローリングとの段差や、端部のホツレが気になる場合は、見切り材やジョイントパーツを活用しましょう。
インターネットやホームセンターで市販の部材を探すと、ぴったり合うものが見つかることもあります。
タイルカーペットのお手入れ
タイルカーペットは、日常的なお手入れが簡単で、清潔な状態を保ちやすいのが魅力です。
普段の掃除から、汚れが気になるときの拭き掃除、万が一の汚れ対策まで、状況別にご紹介します。
普段のお手入れは掃除機がけと粘着テープ

週に2回程度、掃除機をかけてゴミやホコリを取り除きましょう。
毛並みに逆らって掃除機をかけることで、奥の汚れまでしっかり吸い取れます。
細かい糸くずなどは、粘着テープを使うと簡単に除去できます。
月1回の拭き掃除で清潔さをキープ
月に1度の拭き掃除で、見た目の美しさも清潔感も長持ちします。
拭き掃除の基本手順:
【1】固く絞った布で水拭き。
【2】汚れが落ちないときは、中性洗剤を水に溶かして使用。
【3】お湯につけて絞った布で洗剤をしっかり拭き取る。
【4】最後に乾いた布でから拭き。
洗剤は界面活性剤の入っていないものを選び、布はこまめにすすいで清潔な面を使いましょう。
飲み物や調味料をこぼしてしまったときの対処法

すぐにティッシュペーパーで押さえ、たたいて水分を吸収しましょう。
次に、水で薄めた台所用洗剤を歯ブラシに付けて、シミの上から軽くたたいて汚れを浮かせます。
外側から中央に向かってたたくことで、汚れの広がりを防げます。
最後に濡れタオルで洗剤を拭き取り、仕上げに乾いた布でしっかりから拭きしましょう。
ひどい汚れは水洗いでしっかり対処
特に汚れがひどい場合は、そのタイルだけを取り外して、お風呂場や洗面所で洗いましょう。
スポンジで優しくこすり、流水で汚れを洗い流します。水だけで落ちない場合は、中性洗剤を水で薄めて使いましょう。
裏面の吸着層に洗剤が残ると吸着力が落ちるため、しっかりすすぐことが重要です。
タオルで水分をしっかり吸い取り、風通しの良い日陰で毛並みを整えて干します。
変形を防ぐため、平らな場所に置くか、まっすぐに立てかけて乾かしましょう。
洗濯機や乾燥機の使用は使えません。
サイズも使い方も自由自在!タイルカーペットで快適な毎日を

タイルカーペットは、手軽に敷けて、お手入れも簡単。
並べ方やデザインを自分好みにカスタマイズできるため、自由なレイアウトを楽しめます。
また、カーペットならではの柔らかな肌触りは、人にもペットにもやさしく、床の傷防止にも役立ちます。
使いやすさもデザイン性も兼ね備えたタイルカーペット。
ぜひ、毎日の暮らしに取り入れてみてください。
\rugrea オリジナルデザイン/
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