「デザインフロアマットとペットマット、どちらを選んだらよいのか分からない…」そんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
特に、ペットと一緒に暮らしているご家庭は、床材選びに慎重になるものです。
室内で暮らすペットにとって床はもっとも接触が多く、安全性や快適性に直結します。
ペットとの暮らしに配慮された床材を選ぶことで、人もペットもより心地よく生活できます。
そこで今回は、デザインフロアマットとペットマットの違いを詳しく解説します。
ぜひ、床材選びの参考にしてくださいね!
\デザインいろいろ!貼り付け簡単/
ラグリエのクッションフロアは大きく2種類
デザインフロアマットとペットマットは、それぞれ特徴が異なります。
機能性を活かしてエリアごとに敷き分けたり、カットして部分的に敷いたり、さまざまな使い方ができます。
デザインフロアマット
デザインフロアマットはさまざまな模様をプリントし、塩化ビニルで表面をコーティングした最も一般的なクッションフロアです。
デザインフロアマットは優れた防水性により、水分や汚れが付着しても内部に染みこみにくいという特徴があります。
ちょっとした汚れなら水拭きだけで除去できるため、特にキッチンや脱衣所、トイレなどの水回りに多く採用されています。
また、デザインフロアマットは軽量かつ薄手の素材により、ハサミやカッターナイフで簡単にカットすることができます。
デザインのバリエーションが豊富で施工しやすいため、インテリアDIYとしても人気の床材です。
\床が変われば心が変わる/
ペットマット
ペットマットは、土足でも使用可能なほど耐久性に優れるクッションフロアです。
ペットマットの表面は強化加工が施されていることにより、傷つきにくく滑りにくいという特徴があります。
また、雑菌の繁殖を抑える抗菌機能や、気になるニオイを軽減する防臭機能、汚れが付きにくく取れやすい防汚機能なども備え、人もペットも心地よく暮らせる工夫が詰まっています。
ペット用のトイレやケージ周りといった汚れやすい場所に部分的に使ったり、ペットが居住する空間全体に敷き詰めたり、デザインフロアマットと同様に自由にカットして使用できます。
ペットはもちろん、小さな子どもや高齢者と暮らすご家庭にもおすすめです。
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デザインフロアマットのメリット・デメリット
デザインフロアマットのメリット・デメリットを知ることで、暮らし方に適した床材選びの目安となります。
メリット
デザインフロアマットの3つのメリットを解説します。
多彩なデザインから選択できる
デザインフロアマットは木目調やストーン調、タイル調など、多種多様なデザインが展開されています。
シンプルな模様で調和のとれた空間を演出したり、個性的な色柄でアクセントを加えたり、インテリアに合わせて床をデザインできるのはデザインフロアマットならではの魅力です。
サイズバリエーションが多く簡単にDIYできる
デザインフロアマットの幅は、主に45cm・60cm・80cm・92cm・120cm・180cm(92cm幅2本で柄が合う状態の商品)の6種類です。
床面積に応じて必要なサイズを自由に組み合わせることができるため、DIYの工程を大幅に削減できます。
初めてクッションフロアを取り扱う方や、DIYに不慣れな方も、簡単かつスピーディーに美しい床に仕上げられます。
低コストで気軽に導入できる
デザインによりますが、デザインフロアマットの多くは手頃な価格設定で気軽にインテリアに取り入れられます。
床一面に敷き詰めてもコストを抑えられるため、張り替えの頻度が高い方や賃貸住宅にお住いの方にもおすすめです。
エリアごとに床の印象を変えたり、模様替え感覚で床デザインをガラリと変えたりすることで、インテリアコーディネートの幅を広げられます。
デメリット
デザイン性が高くDIYも得意なデザインフロアマットですが、デメリットもあります。
デザインフロアマットのデメリットを2つ解説します。
傷に弱くペットの爪跡がつきやすい
デザインフロアマットの表面は、ペットマットに比べるとやわらかく、尖ったもので引っかいたり、強く爪を立てたりすると簡単に傷ついてしまいます。
一見、傷ついているようには見えなくても、光源や目線が変わると大小さまざまな傷が浮き彫りになる事も。
ペットと一緒に暮らしていると、どうしても床へのダメージが大きくなります。
隠しきれない床の傷は心理的なストレスの原因となることもあるため、ペットの性格や年齢に合わせて床材を選択しましょう。
使用状況によっては張替え頻度が高くなる可能性がある
デザインフロアマットは、ペットとの暮らし方次第では張り替えの頻度が高くなる可能性があります。
一度、表面のコーティングが破れてしまうと、内部に水分や汚れが侵入して床の劣化を促進する原因となります。
クッションフロアは部分的に交換することが難しいため、小さな傷が全面的な張り替えにつながることも珍しくありません。
経済的な負担を抑え、ペットとストレスフリーに暮らすためにも、できるだけ耐久性の高い床材を選択することが大切です。
ペットマットのメリット・デメリット
ペットマットは、ペットとの暮らしに配慮して生まれた高機能性クッションフロアです。
デザインフロアマットと同様に、ペットマットのメリット・デメリットも知っておきましょう。
メリット
ペットマットのメリットを4つ解説します。
防滑性に優れフローリングより滑りにくい
ペットマットには適度な防滑性があり、ペットの足腰や関節にかかる負担を軽減します。
ペットが走り回ったり、高いところから飛び降りたりしても床滑りしにくく、室内の安全性を高く保てます。
さらに、ほどよいクッション性で歩行音を軽減できるため、アパートやマンションなどの集合住宅の防音対策としても有効です。
高耐久UV樹脂コーティングにより耐久性に優れる
ペットマットの表面には「高耐久UV樹脂コーティング」という、表面を強化する特殊加工が施されています。
土足で使用できるほど耐摩耗性に優れ、傷に強く耐久性が高いことがペットマットの大きな特徴です。
床にペットの爪跡がつきにくく、付いても目立ちにくいため、心理的なストレス軽減にも役立ちます。
また、ペットが爪で引っかいても表面のコーティングが剥がれたり、破れたりしにくいことから張り替えの頻度を抑えられます。
消臭機能付きでニオイを軽減できる
ペットマットの表層には消臭素材が練り込まれているため、ペットと暮らすうえで避けることができないニオイを軽減します。
ペットの体臭や排泄臭が床に蓄積されにくく、快適な住環境をサポートします。
ペット臭はもちろん、自分では気が付きにくい生活臭の軽減にも効果を発揮します。
抗ウイルス・抗菌・防カビ効果で衛生的
ペットマットは消臭機能に加えて抗菌・抗ウイルス効果も備え、特定の菌やウイルスを99%以上減少させることができます。
不快なニオイの原因となる雑菌の繁殖を抑制し、清潔な空間作りに役立ちます。
さらに、防カビ効果によりカビの発生も抑えることができます。
結露しやすい窓際や、水回りなどの湿気がこもりやすい場所でも安心して使用できます。
デメリット
機能性に優れるペットマットですが、デメリットもあります。
ペットマットのデメリットを2つ解説します。
サイズ・デザインの選択肢が やや少ない
デザインフロアマットに比べると、ペットマットはデザインの選択肢が限られます。
空間のアクセントとなるような、個性的な色柄を求めている場合には物足りなさを感じることも。
また、ペットマットのサイズは60cm幅と92cm幅の2種類により、床面積によってはデザインフロアマットよりもDIYの工程が多くなる可能性があります。
ペットが暮らすエリアにだけペットマットを採用したり、目的に応じてペットマットとデザインフロアマットを敷き分けたりすることで、それぞれの長所を活かした床を実現できます。
\マットを決めてお部屋サイズをはかるだけ/
デザインフロアマットよりもコストがかかる
ペットマットは機能性に富んでいるぶん、デザインフロアマットよりも価格が高く設定されています。
特に、床面積の広い場所にペットマットを敷き詰める場合は、デザインフロアマットに比べるとコストが掛かる可能性があります。
ペットマットとデザインフロアマットのメリット・デメリットをしっかりと検討して、予算内に収まるものを選択しましょう。
家族構成や暮らし方に合ったクッションフロアを選択しよう
デザインフロアマットもペットマットも同じクッションフロアに分類されますが、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。
床と接触する機会が多いペットにとっても、一緒に暮らす飼い主にとっても、床の素材や機能性は暮らしやすさを大きく左右します。
クッションフロアを選ぶ際には家族構成や暮らし方に合ったものを選択して、ペットとの快適な生活を実現してくださいね!
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赤田加奈子
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