
ペットと一緒に引っ越しすることが決まったら、入居前に済ませておきたいのが新居の床対策です。
引っ越し時には家具や照明、カーテンなどに比べると床対策は後回しにされがちです。
しかし、ペットは床と接触する機会が多く、床材の質感や機能性が新居での暮らしやすさに直結します。
引っ越し前に新居の床対策をおこなうことで、飼い主もペットも快適な新生活を迎えることができますよ。
今回は新居の床対策のポイントや、おすすめの床材を詳しく解説します。
ペットとの引っ越しを控えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
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もくじ
ペットとの引っ越しは入居前の床対策が必須
新居が決まったら、引っ越し前にどのような素材・質感の床か確認しましょう。
滑りやすかったり、傷付きやすかったりする床だと、飼い主もペットも過度に気を使いながら生活しなければならなくなります。
入居時の状態を維持し、なおかつペットのケガのリスクを軽減するためには、適切な床材で既存の床をカバーすることが大切です。
滑りにくく、傷に強い床材なら、飼い主もペットも新居でストレスフリーに暮らすことができます。
物件を決める前に入居条件をチェック
集合住宅や賃貸住宅に引っ越す場合は、ペット飼育可能な物件でないとペットと一緒に暮らすことができません。
物件によっては、飼育できるペットの条件が厳しく設定されていることもあります。
飼育しているペットが希望する物件の入居条件に適合しているかを、契約前にしっかりと確認しましょう。
戸建て住宅かつ持ち家の場合は基本的にどんなペットでも飼育することができますが、住居や敷地内で発生したことはすべて自己責任となります。
住宅事情に関わらず引っ越し前に床対策をおこなうことで、ペットと一緒に暮らしていても入居直後の床を長く維持できます。
ペットとの暮らしにおすすめの床材
既存の床をカバーする床材は多種多様に展開されていますが、ここではクッションフロア・ペットマット・タイルカーペットの3種類を紹介します。
どの床材も好みのサイズにカットすることができるため、DIYに不慣れな方でも簡単に床一面に敷き詰めることができます。
クッションフロア

クッションフロアは耐水性に優れる素材により、水分や汚れが内部に染み込みにくいという特徴があります。
ペットが床で粗相をしてしまったり、食べこぼしたりしてしまった場合にも、サッと拭き取るだけで美しい床を維持できます。
また、クッションフロアはデザイン展開が豊富で、多彩な色柄から自分好みのものを選択できるのも魅力です。
床に敷くだけで室内の雰囲気をガラリと変えることができるため、ペットとの暮らしとおしゃれなインテリアを両立したい方におすすめです。
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ペットマット

ペットマットは、ペットとの暮らしに配慮して作られた高機能クッションフロアです。
一般的なクッションフロアよりもペットマットは表面が強化されているため、ペットが爪で引っかいても傷付きにくいという特徴があります。
また、適度な防滑性とクッション性を備え、ペットの足裏や関節にかかる負担を軽減します。
さらに防臭・抗菌・消臭機能にも優れ、ペットとの暮らしをサポートする嬉しい機能性が詰まっています。
一般的なクッションフロアに物足りなさを感じていたり、より耐久性に優れる床材を探していたりする場合はペットマットを検討しましょう。
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タイルカーペット

タイルカーペットは、30~50cm角にカットされたシートを組み合わせて敷くカーペットです。
一般的なパイルカーペットよりも毛足が短く、繊維にペットの爪が引っ掛かりにくいのがタイルカーペットの特徴です。
ふかふかとした柔らかな質感でペットの体への負担を和らげられることはもちろん、転倒やケガの予防にも役立ちます。
タイルカーペットにはクッションフロアのような耐水性はありませんが、撥水加工が施されたものなら水分や汚れが染み込みにくくお手入れも簡単です。
また、1枚1枚が独立しているため、汚れた部分だけを取り外して洗ったり、ピンポイントで新しいシートに取り替えたりすることもできます。
タイルカーペットは肌触りの良さを重視する方や、ケガのリスクが高く床を汚しがちな年齢のペットと暮らしている方に最適です。
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ペットと暮らす新居の床を保護するメリット
ペットが心地よく過ごせる床は、飼い主にもさまざまなメリットをもたらします。
特に賃貸住宅の場合は床対策をおこなうことで、入居中や退去時に発生しがちなトラブルを未然に防ぐ効果も得られます。
床滑りを防いで安全性を高められる
新居の床が硬く、ツルツルと滑りやすいと、ペットの足腰に負担がかかりやすくなります。
既存の床にクッションフロアやタイルカーペットを重ね敷きするだけで、クッション性と防滑性を格段に高めることができます。
ペットが部屋中を走り回ったり、不意にソファやベッドから飛び下りたりしても床滑りしにくくなるため室内事故の予防に役立ちます。
傷や汚れから既存の床を守ることができる
クッションフロアやタイルカーペットで既存の床を保護することで、ペットとの暮らしにおいて避けることができない傷や汚れを防ぐことができます。
特に、賃貸住宅の多くが退去時に室内の原状回復が求められます。
床についた傷や汚れの修繕費用は入居者負担になる可能性が高いため、ペットと入居する前にしっかりと対策しておきましょう。
床の防音性を高められる

ふかふかとしたクッション性のある床材なら、爪音や足音を吸収して床の防音効果を高められます。
とりわけマンションやアパートなどの集合住宅では、上階の音が下階へ響きやすく日常音が騒音トラブルに発展しかねません。
大家さんやご近所との関係を良好に保つためにも、静音性・防音性に配慮された床材を敷いておくと安心です。
床デザインを自分好みに変えられる
賃貸住宅の場合は、基本的に借主の判断で床や壁紙などの内装を変えることはできません。
しかし、クッションフロアやタイルカーペットを既存の床の上に敷くだけで、手軽にインテリアイメージを変えることができます。
退去時には取り外して元通りにできるため、制約が多い賃貸住宅でも自分好みのおしゃれな空間を実現できます。
ペットと暮らす新居の床作りのポイント
新居で理想の床を実現するための3つのポイントを紹介します。
ペットの居住エリアの床全面に敷き詰めるのがベスト
ペットの居住エリアは、クッションフロアやタイルカーペットで床全面をカバーするのが理想的です。
ペットの年齢や種類によっては、家具や物とのわずかな隙間にも入り込んでしまう可能性があります。
床全面をカバーしておけば思わぬ場所から落下したり、足を滑らせたりしても事故のリスクを軽減できます。
新居の床作りは荷入れ前に済ませておく
床材の敷き詰めは、荷物を運び入れる前に仕上げておきましょう。
室内に何もない状態だと床のサイズを測りやすく、柱や壁の凸凹にも柔軟に対応できます。
荷入れ後に床材を全面敷きするとなると、大型の家具や重いものを動かさなければならないため非常に労力がかかります。
スムーズにペットとの新生活を始めるためにも、引っ越し日が決まったら速やかに床対策に取り掛かりましょう。
施工前・施工後の床を撮影しておくと退去時のトラブル防止に役立つ
賃貸住宅の場合は入居直後の何もない状態の床と、クッションフロアやタイルカーペットを敷き詰めた状態の床を撮影して記録しておきましょう。
新居で暮らし始めたら、床で過ごすペットをたくさん撮影しておくこともポイントです。
ペットがいても入居から退去までずっと床を保護しながら生活してきたことを証明できれば、修理費用の軽減や貸主とのトラブル防止に役立ちます。
安全性とデザイン性を両立した床でペットと快適な新生活を!
新居の床にクッションフロアやタイルカーペットを敷くことで、安全度を高めたおしゃれな空間でペットと暮らすことができます。
賃貸住宅の場合は既存の床の保護材にもなるため、入居中の傷や汚れを防いで修繕費用の軽減にも役立ちます。
ペットとの暮らしにおいて、床の質感や機能性は暮らしやすさに直結します。
引っ越し前にしっかりと床対策をおこなって、ペットと充実した新生活を送ってくださいね!
\ペットとの毎日をもっと豊かに快適に/
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赤田加奈子

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