色を組み合わせて部屋の印象を変えられるタイルカーペット。
汚れた箇所だけを洗えるので、部屋を汚したくない人にも便利なアイテムです。
でも、いざタイルカーペットを敷こうとすると「不器用だから、歪んでしまうかもしれない」「貼り直しに時間をかけたくないし、最初から綺麗に貼りたい」と考えてしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、失敗しないタイルカーペットの貼り方をご紹介!自分で施工すれば、オリジナリティのあるお部屋を綺麗に作れますよ。
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もくじ
タイルカーペットを貼るために必要な物
まずはタイルカーペットを貼るために必要な準備物は揃えておきましょう。
<準備するもの>
・カッターまたはハサミ
(カッターの方がおすすめ)
・ペンやチョーク(印を付けられるもの)
・メジャー(測るもの)
・ボンド用トレイ&ローラー
<注意点>
タイルカーペットには、
・糊が付いているもの
・滑り止めが付いたもの
・接着剤が必要なもの
などがあります。初めから糊が付いているものや滑り止めが付いているものは、後からでも修正できる場合がほとんどです。
接着剤が必要なタイルカーペットは、あとから修正するのが難しいので、慎重に施工をおこないましょう。
タイルカーペットの貼り方(手順)
タイルカーペットを綺麗に貼るためには、正しい順序と知識を守って行うことが大切です。
<タイルカーペットの貼り方の手順>
①フロアの掃除をする
②部屋の中心点を割り出して部屋を四分割する
③必要に応じてボンド(糊)をつける
④タイルカーペットを貼る
⑤タイルカーペットの端をカットする
⑥完成
それぞれを詳しく解説します。
①フロアの掃除をする
タイルカーペットを貼る前に、まずはフロアの掃除を丁寧におこないましょう。
フロアにゴミやほこりがある状態だと、接着剤や滑り止めがうまく機能しない場合があります。
一度に全面を掃除するのではなく、部分的にこまめに掃除することで、タイルカーペットにほこりやゴミがつきにくくなります。
②中心点を割り出して部屋を四分割する
初心者の方によくあるのが、タイルカーペットを部屋の端から貼ってしまうことです。
部屋の端から貼ると、タイルカーペットのバランスが悪くなり、見た目に違和感が出てしまう可能性があります。
美しい仕上がりにして快適な生活環境を作るためにも、この作業を怠らないようにしましょう。
部屋が縦8mと横5mの長方形の場合は、縦4mと横2.5m地点の所を結んだ点が中心点です。また、中心点を基準にして、養生テープやチョークなどで基準線を作り、部屋を四分割してください。
③必要に応じてボンド(糊)をつける
ボンドが必要なタイルカーペットの場合は、ここでボンドをトレイに出し、ローラーで塗り伸ばします。
ボンドは一度で全面を塗ってしまうと乾いてしまうので、四分割した一つのブロックに塗りましょう。
ボンドを塗る際のポイントは「なるべく薄く塗る」ことです。厚塗りをしないことで、ボンドとタイルカーペットがすぐに接着しやすくなります。
また、部屋の端はボンドを塗らないようにしましょう。端はタイルカーペットを貼りなおす際に空けておくと剥がすのに便利です。
この工程は、ボンドや糊が必要なタイルカーペットの場合にのみ、おこなう作業です。
④タイルカーペットを貼る
タイルカーペットは中心点から1ブロックずつ貼っていきます。
中心点を基準とした基準線に沿って図のような順番でタイルカーペットを貼りましょう。
また、デザイン性のあるタイルカーペットを使用する場合は、あらかじめデザイン案を決めておくとスムーズに施工ができます。
部屋の大きさを測って簡単なレイアウトをかきながら、仕上がりをイメージできるようにしておきましょう。
⑤タイルカーペットの端をカットする
部屋の壁際は、タイルカーペットをカットして貼りつけます。
既に貼っているタイルカーペットと壁際のスペースに合わせながらカットをおこないましょう。
カットするときは、チョークやペンなどでラインを引くと加工しやすくなります。表面からカットする方が仕上がりが綺麗になりますが、切りにくいと感じる場合は、裏面からカットしても良いでしょう。
また、カットしたタイルカーペットを切断面を壁に向けて貼ることで、タイルカーペットとの隙間を綺麗に埋められます。
タイルカーペットの配置パターン
タイルカーペットの裏側には、矢印が書いてある場合がほとんどです。
これらの矢印の向きはパイルの向き(起毛の向き)をあらわしています。
矢印の向きの組み合わせを変えることによって、模様ができるので、オシャレな仕上がりになります。
一般的なタイルカーペットの貼り方は「市松張り」。裏面の矢印を↑→↑→などのように、規則的に向きを変える貼り型です。市松張りはタイルの継ぎ目が目立ちにくくなるので、初心者でも施工しやすいでしょう。
ほかにも、矢印の向きを合わせた貼り方を「流し張り」といいます。
タイルカーペットを貼る際に知っておきたいこと
タイルカーペットを貼る際に知っておくと、役に立つ情報をご紹介します。
タイルカーペットは下地との相性を考えよう
タイルカーペットを下地とピッタリに吸着させるには、凹凸の少ない下地がおすすめです。
<タイルカーペットに適している下地>
・フローリング
・塩ビタイルシート
・大理石・セラミックタイル
・クッションフロア
逆にタイルカーペットに適していない下地は、畳や絨毯・カーペットなどです。
タイルカーペットに適していない下地を利用してしまうと、仕上がりがきれいになりにくいので、なるべく避けた方が良いでしょう。
下地との相性が悪いまま無理に使用してと、タイルカーペットと下地が接着しにくいので、すぐに剥がれたり、ズレたりしてしまいます。
部屋の中心部からタイルカーペットを貼っていく理由
部屋の中心からタイルカーペットを貼る理由は、部屋の壁が直線になっていないケースがあるためです。
そのため壁際から貼ってしまうと、次第にタイルカーペットがずれてしまうことがあります。
部屋の中心からタイルカーペットを敷いていくことで、最後に壁際の目立たない場所で歪みを微調整でき、お部屋全体のバランスで見たときにも仕上がりがきれいです。
タイルカーペットでDIYするときは、事前に中心点や基準線を定めて、部屋の中心から貼っていきましょう。
端のタイルカーペットを綺麗にカットするコツ
どれだけ、部屋の採寸を丁寧におこなっていても、完璧にタイルカーペットの採寸と合わせることは難しいです。
そのため最後の微調整として、タイルカーペットをカットして余白を埋めましょう。
タイルカーペットをきれいにカットするためには、切り口が斜めにならないように工夫することがポイントです。
また、一度でカットするのではなく、2~3回程度のカットを入れながら裁断線をきれいになぞっていくことで綺麗な仕上がりになります。
タイルカーペットをきれいに貼ってお部屋の印象UP!
今回は、タイルカーペットをきれいに貼るコツをご紹介しました。
まずは、いきなりタイルカーペットを貼るのではなく、レイアウトをしっかりと練ることが大切です。
実際にチャレンジされる際は、本記事の内容を参考に、お気に入りのタイルカーペットでお部屋の床を綺麗に仕上げてくださいね!
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