敷くのもお手入れも簡単なタイルカーペット。
床に吸着する裏面加工がされているタイルカーペットの場合、大がかりな施工がいらず、女性やお子さんでも、簡単に敷くことができます。
今回は、そんなタイルカーペットの敷き方やお手入れ方法をご紹介します!
\デザインいろいろ!おしゃれなタイルカーペット/
タイルカーペットの敷き方
一般的なカーペットやラグとは違い、吸着タイプのタイルカーペットは、一度貼り付けると上に持ち上げない限りずれません。家庭内事故に多い「滑り」などによる転倒やペットのケガを予防できる優秀アイテム。
吸着タイプのタイルカーペットは完全に床に貼り付いてしまうわけではないので、何度でも貼ったりはがしたりすることができ、初心者の方でも安心してDIYできます。
それでは、実際に敷いてみましょう。
【1】床を掃除する
まずは、タイルカーペットを敷く場所の掃除から。掃除機やお掃除シートなどで床のホコリやゴミを取り除きます。
【2】デザインを決める
色の組み合わせ、デザインなどを考えます。
部屋の大きさを計り、レイアウトを描き、できあがりをイメージしてみたり、吸着面のフィルムをはがさずに、仮置きしたりすると良いでしょう。
タイルカーペットには、パイルの目の向きがあるので、裏面で向きなどを確認しながら、「市松貼り」もしくは「流し貼り」に仮置きします。
『市松貼り』と『流し貼り』
「市松貼り」は、タイルカーペットの標準的な貼り方です。タイルカーペットの向きを上方向と右方向に、交互に貼ります。
「流し貼り」は、タイルカーペットの向きを、全て同じ方向に貼ります。
市松貼りは、タイルカーペットのパイルの向きを、バランスよく配置できるので、おすすめの貼り方です。裏面に矢印マークなどが付いているタイルカーペットは、その向きを見ながら交互に、上向き、右向き…と配置していくと、簡単にできますよ。
オリジナルデザインを楽しむ
いろいろな色を組み合わせて、オリジナルデザインを楽しめるのもタイルカーペットならでは。
ラグリエのデザインラグは、イメージに合わせて、rugrea オリジナルデザインのタイルカーペットを販売しています。
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タイルカーペットを吸着させる
吸着できるタイプのタイルカーペットは、裏面のフィルムをはがして端からゆっくりと床に貼り合わせていきます。最後に、それぞれのタイルカーペットを上から押さえ、しっかり吸着させます。
業務用のタイルカーペットで、吸着加工がされていない場合でも、裏面がゴム素材であれば、ずれにくくはなっています。四隅など、ずれそうで心配な箇所には裏面に後付けの吸着シートなどを付けてあげると、よりズレにくくなりますよ。
掃除機をかける
すべてを貼り終えたら、タイルカーペットに掃除機をかけ、細かな繊維の切れ端などを取り除きましょう。
完成
これで貼り終わりです。
デザインを自由にできて、誰でも簡単に敷くことができますよ!
【注意①】全体に敷き詰めるときは、部屋の中心から貼る
タイルカーペットをラグのように敷く場合は、上記の方法で完璧ですが、お部屋の全面に敷き詰めたいときは、注意が必要です。
ついついタイルカーペットを部屋の端から貼り始めてしまいがちですが、そうすると、全体に貼り終わったときに、なんだかアンバランスな感じで、違和感が出てしまいます。
違和感が出ないようにするポイントは、『部屋の中心から貼る』こと。タイルカーペットを綺麗にバランスよく配置することができますよ。
また、その際は、窓ぎわや壁ぎわ、出入口付近のタイルカーペットが、10cm以下の小さなサイズにならないように、中心を調整しましょう。カーペットタイルは、何度も貼り直しができるので、安心して挑戦できますね。
壁ぎわは、ぴったり収まるように採寸し、カッターで裏面から裁断します。1回で切ろうとせず、カッターを寝かせぎみにして、2~3回刃を入れると、きれいに仕上がりますよ。
【注意②】カットするときはハサミではなく、カッターで
タイルカーペットのカットは、カッターがおすすめです。
はさみでも切れないことはありませんが、大きめのしっかりしたハサミでないと固くて切れませんし、頑張ってカットしても、断面がガタガタになってしまいます。
カッターも100均のものでも切れますが、グリップのしっかりした、丈夫なカッターの方が切りやすいです。
タイルカーペットを裏返して、定規に刃を当てながら、ゆっくりカットしましょう。
【注意③】タイルカーペットの厚みに注意
タイルカーペットは、約6.5~7ミリほどの厚みがあります。
お部屋全体に敷き詰めて使うときなどは、扉の開け閉めなどに問題がないか確認が必要です。
端部のホツレやダメージが気になる、フローリング面との段差が気になる時は、別売りの見切り材やコーナージョイントを用意すると良いでしょう。
インターネットやホームセンターで合うものを探してみましょう。
タイルカーペットのお手入れ
タイルカーペットはお手入れも簡単!
普段のお手入れから、ちょっと丁寧な拭き掃除、なにか料理や飲み物をこぼしてしまった時のとっさのお手入れ。
状況に応じたお手入れで、清潔なタイルカーペットを保ちましょう。
毎日のお手入れ
普段のお手入れは、週に2回くらいは掃除機をかけて、効率よくゴミやホコリを取りましょう。掃除機をかけるときは、毛並みと逆方向にかけると、毛を起こし、根元までしっかりゴミを吸い取ります。
取れにくい髪の毛や糸くずなどは、粘着テープを使うと、きれいに取れます。
月1回のお手入れ
月に1回くらい拭き掃除をすると、タイルカーペットをよりキレイに保つことができます。
拭き掃除の手順
【1】まずは固く絞った布で水拭き
【2】汚れが落ちないようなら、中性洗剤を水に溶かして使います。
【3】一通り拭き終えたら、お湯につけて固く絞った布で洗剤を拭き取ります。
【4】最後に乾いたきれいな布で、から拭きします。
洗剤は、界面活性剤の入っていないものや、水性または植物性の住宅用・洗濯用の中性洗剤を使いましょう。
色々な方向に力を入れて拭き、布はこまめにすすぎ、常にきれいな面を使うようにしてくださいね。
汚してしまった時のお手入れ
ジュースなどの飲み物や醤油、ソースなどの調味料をこぼしてしまったら洗剤を使いましょう。
まずは、ティッシュペーパーで上から押さえ、たたいて水分をティッシュペーパーに移し取りましょう。
次に、水で薄めた台所用洗剤を歯ブラシにつけて、しみの上からたたき、汚れを浮かせます。汚れを広げないように周囲から中央に向かって、作業します。
最後は濡れたタオルで洗剤をよく拭き取り、洗剤が残らないように固く絞ったきれいな布でもう一度拭いておきましょう。
全体的に汚れてきたら
何かをこぼしてしまって汚れがひどい場合や、全体的に汚れてきたときは、お風呂場などで洗うこともできます。スポンジなどを使いながら、流水で汚れを洗い流しましょう。
水だけで落ちない場合は、中性洗剤を水で薄めて使用してください。
裏面の吸着部分に洗剤が付いてしまた時、すすぎが不十分だと、吸着効果が低下し、滑りやすくなってしまう可能性もあるので、しっかりすすぎます。
含んだ水は、よく切り、タオルなどでできるだけ水を吸い取ります。
パイルの毛並みを整え、風通しの良い場所で陰干ししてください。変形しないように、平らな場所に置くか、できるだけまっすぐ立て掛けるようにします。
洗濯機や乾燥機は使えませんので注意してください。
タイルカーペットで快適な毎日を
タイルカーペットは、手軽に敷けて、お手入れもラクラク。
並べ方やデザインは、自分好みにカスタマイズもでき、カーペットならではの肌触りは、人にもペットにも優しく、床の傷防止にもなります。
いいことづくめのタイルカーペット。ぜひ、毎日の生活に取り入れてみてくださいね。
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