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世界の床旅 スペインのカサ・ミラのおしゃれな床をご紹介

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世界の床旅 スペインのカサ・ミラのおしゃれな床をご紹介

2023.12.25 (最終更新日:2024/02/22)

世界の美しい家というと何が思い浮かぶでしょうか?

部屋の装飾や、天井に描かれた絵画が思い浮かぶかと思いますが、床の美しさも忘れてはならないのが、ラグリエとしてのポイントです。

今回は、スペインのバルセロナにある建築家のガウディの作品であるカサ・ミラをご紹介していきます。

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世界の床旅 【スペイン】ガウディのカサ・ミラ

世界的な建築家であるスペインのアントニオ・ガウディがサグラダ・ファミリアよりも前に手がけた最後の建築となっています。

建物の外観など大変創造性があり、見どころも多い建築のため、ガウディの建築群の中でも人気の高いものとなっています。

カサ・ミラは実業家のペレ・ミラと妻のルゼー・セギモンの住まいであり、賃貸住宅でもありました。現在もマンションとして部屋を貸しており、最上階はガウディ作品の模型や資料を展示した博物館のスペースになっています。

ここがステキ!カサ・ミラの床の美しさ

それでは、カサ・ミラの床を見ていきましょう。

まず入口から入ると、白い石が中庭の丸い形に合わせて美しく敷き詰められています。

周りの2色の大理石と思われる石もランダムに敷かれていますが、落ち着いた印象です。

カサ・ミラの建物自体は地上6階と地下1階、屋上テラスと屋根裏になっており、通常の見学コースですと、中庭→屋上テラス→屋根裏→住居スペースとなっています。

このうちアパートメント(住居スペース)として貸し出されたのは、3階から6階で、2階にはミラ氏家族が暮らしていました。見学できるのは、ワンフロアの半分となっています。

当時の家具や日用品などが残り、20世紀初頭のブルジョアの人々の生活や暮らしが再現されています。

進んで行って廊下の床を見てみましょう。

廊下の床

廊下の床も大理石のようです。「ラ・セニア」というスペイン南東の都市の石材が使われているそうです。正方形に敷き詰められており、整然とした感じです。全体的にベージュでまとまっていますが、石の模様を上手く生かしています。

バスルームの様子

次にバスルームを見てみます。バスルームの床は、白と小さなピンクやグレーのタイルが敷き詰められてます。やわらかな、おしゃれな印象を受けます。

そしてダイニングルームです。

直角三角形の板が2種類の色で模様のように敷かれています。きっちりとしていて寄せ木細工のような美しさを見ることができます。

居住スペースは、曲線が多く見られる個性的な外観と比べると、落ち着いたブルジョワらしい内装となっています。

カサ・ミラの歴史

自身の財力誇示のために、20世紀初頭ブルジョワ階級では、有名建築家に豪華な邸宅を建築させるのが流行りでした。

バルセロナの新しい街として開発されたアシャンブラ地区にカサ・ミラはあり、豪華な建物が並ぶバルセロナの大通りであるグラシア通り沿いに作られました。

そして、そこから数ブロック離れた場所に、ガウディのもう一つの有名な建築であるカサ・バトリョがあります。

カサ・バトリョ

カサ・バトリョは繊維業で成功した富豪がガウディに依頼して改築した建物です。

カサ・バトリョの後にカサ・ミラは建てられており、ブルジョワの1人であり、カサ・ミラの施工主である実業家ペレ・ミラ氏も、ガウディ設計のカサ・バトリョに建設段階から影響を受けていました。

カサ・バトリョ |外観が大きな窓があくびをしているように見えることから「あくびの家」、バルコニーの柱が骨のように見えると「骨の家」との別名も。

カサ・バトリョのような建物を希望していたミラ夫妻は、グラシア通りにある土地を購入して、建設をガウディに依頼しました。

カサ・ミラは工事期間に予算オーバーや市役所から建物の構造に関してのクレームを受けるなどのトラブルが多く起きました。度重なるトラブルのために、完成間近の時期になって、カサ・ミラの工事からガウディは離れてしまいました。

その後、ガウディの弟子が工事を引き継いで、カサ・ミラは完成しました。

カサ・ミラ

完成当時このカサ・ミラは、外観がとても斬新であったため、伝統的な街並みに合わないためなどの理由のために、地元民からはスペインの言葉で石切り場という意味である「ラ・ぺドレラ」と呼ばれました。

しかし、その後に芸術的価値を認められて、1984年に世界遺産に登録されました。

カサ・ミラの名所(見どころ)

カサ・ミラの特徴としては、まずは波打つような曲線で建物が造られていることです。またバルコニーには鉄で植物など自然をイメージしたデザインがあしらわれています。

カサ・ミラのバルコニー

カサ・ミラの見どころは、「中庭」「屋上テラス」「屋根裏」「アパートメント(住居スペース)」に分けることができます。

中庭

カサ・ミラの中庭から建物を臨む

太陽光が注ぐように造られた、カサ・ミラの中庭。

中庭は2箇所あり、両方とも全ての住居に面していて、換気と採光の役割があります。屋上テラスへはエレベーターか階段で向かうことができます。

屋上テラス

屋上テラスはうねる様な不思議な形や装飾を見ることができますが、山がモチーフになっているそうです。

そびえ立つ塔は、煙突の機能や換気口の機能があり、上部が尖った様なデザイン性に加えて、実用性も備えられたオブジェとなっていますね。

屋上テラスからの景色も素敵です。

屋根裏

屋上テラスの次は、屋根裏です。屋根裏はかつては住居スペースだったこともありましたが、現在は当時、カサ・ミラの設計に使われた模型と資料を見ることができます。

高低差がある天井構造になっているため、屋上が波のようなデザインになっています。この様な形の屋根裏を通して、ガウディ独自の特徴的な世界観を感じることが出来ます。

以前の屋根裏部屋は、洗濯物を干したり、建物の温度を調整する機能を担っていた空間だったそうです。

住居スペース

屋根裏の後は、住居スペースです。ベットのある寝室は居間の隣にあります。

キッチンの床にはヘキサゴンの柄が見える

家具は当時の物をそのまま展示しているものが多く、先ほど挙げた床の美しさや20世紀初頭のブルジョワの家具や暮らしぶりを見ることができます。

建物だけでなく、周辺の歩道もガウディが作っているとのことです。

寝室インテリアとヘリンボーンの床

カサ・ミラの足元の美しさを楽しもう!

カサ・ミラは建物の曲線の形や天井や壁の装飾だけではなく、床の素材や模様などもカサ・ミラの特徴や見どころを感じることができます。

歴史的な建物や、風景を見に行ったとき、つい上を見てしまうと思いますが、ちょっと目線を下に、床を見てみるのもラグリエが提案する楽しさの一つです。

ぜひ、いろいろな場所の床の楽しさを味わってみてくださいね。

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