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床のヘリンボーンはヴェルサイユ宮殿が発祥?名前の由来や和名をご紹介

用語集

床のヘリンボーンはヴェルサイユ宮殿が発祥?名前の由来や和名をご紹介

2020.06.10 (最終更新日:2023/09/04)

ヘリンボーン柄というのをご存知ですか?

ラグリエ 木目調 オーク
ラグリエ|ヘリンボーン 拭けるラグ オーク 180cm幅

写真を見ていただくとわかる通り、V字型が続く柄のことを言います。

実は、ルイ14世が住んだヴェルサイユ宮殿が世界で初めて床にヘリンボーン柄を使ったんです。

今回は、床に使われているヘリンボーンの歴史や名前の由来などをご紹介します。

\お部屋が一気におしゃれになる!/

ヘリンボーン柄のクッションフロア

床の柄のヘリンボーンとは、どんなもの?

床に使われているヘリンボーンとは、寄木細工の一種でV字が続く柄のことを言います。

もともとは衣服などのアパレル業界から生まれた言葉で、シャツやジャケット、コートなどに使われている山と谷のV字が連続する柄のことを指していました。

織物や衣服では細い糸が使われますが、床材には板が使われV字の柄になるのがヘリンボーンです。

床材のヘリンボーン柄は大きく2種類ある

板を床に貼っていくヘリンボーンには、2種類の柄があります。

ヘリンボーン

ラグリエでも扱っているヘリンボーンは、同じ寸法で作られた長方形の板を組み合わせて床に貼っていく柄です。

ヘリンボーン柄 ダークオーク

フレンチヘリンボーン

フレンチヘリンボーンは、45度角の左右非対称の平行四辺形を組み合わせて貼っていく柄です。

フレンチヘリンボーン

45度角の板を合わせていくため、施工をする際は微調整をしながら行っていく手間がかかる貼り方です。

名前の由来は、魚のニシンの骨の形から

「ヘリンボーンの柄って、魚の骨みたいだよね~」 と思った方はいないでしょうか?

ヘリンボーンは英語で「ニシン(魚の鰊or鯡)(Herring)の骨(Bone)」と書きます。

魚 ニシン

柄が魚のニシンの骨の形に似ていることからこう呼ばれるようになったと言われています。

魚 ニシン 開き

なぜ、魚のニシンなのでしょうか?
イワシでも、サケでも、マグロでもいいのでは?

「ニシンの骨」と呼ばれる理由は、ヘリンボーンが生まれた17世紀ごろの中世のヨーロッパ時代までさかのぼります。

中世ヨーロッパでは、ニシンは大量に獲れる大衆魚で、一般人にとって主要な魚だったのです。

多くの人の目に入るニシンの骨と、柄が一致して、「ヘリンボーン」と呼ばれるようになったと言うことですね。

ヘリンボーンは別名、フィッシュボーン(魚の骨)や、アローヘッド(矢の頭)とも呼ばれています。

日本だったらイワシボーンだったかも…?

日本でのヘリンボーン柄の和名は使い方で変わる!

と言いつつも、日本でもヘリンボーン柄にしっかりとした和名があるんです。
イワシボーンではありませんでした(笑)

日本では
・掛け軸をかける矢筈に形が似ていることから、矢筈(やはず)模様
・杉の葉っぱに形が似ていることから、杉柄模様、杉綾(すぎあや、綾杉)織り
・的を射る矢の羽根部分に似ているため、矢羽根(やばね・矢羽)貼り
・竹や木などを細くして編んだ網代から、網代(あじろ)貼り
など、様々な呼び方があります。

杉の花と葉

織物や道具など使い方によって名前が変わるようです。

床に使われるヘリンボーンは、ヴェルサイユ宮殿が発祥と言われている

では、床にヘリンボーンを使った発祥はどこなのでしょうか?

最初にヘリンボーンを床に使ったのは、フランスにあるヴェルサイユ宮殿と言われています。

ヴェルサイユ宮殿 門

ヴェルサイユ宮殿は、もともとルイ13世が狩猟のために使っていた館を、16世紀(1661年)にルイ14世が建築家のルイ・ル・ヴォーに指揮を任せて増築させ、宮殿としました。

ヴェルサイユ宮殿の中にある戴冠の間の床の床は、フレンチヘリンボーンが貼られています。

ヴェルサイユ宮殿に使われていたこともあり、ヨーロッパ貴族が好んで使っていたとも言われています。

ヘリンボーンの床ではありませんが、ヴェルサイユ宮殿の他の部屋にはおもしろい組木柄の床も貼られていますよ。

昔の職人さんが、一枚一枚加工をして、手で貼っていった芸術品ですね。

フランスの気分を堪能しながらヘリンボーンの床を楽しもう

ヘリンボーン床は、ルイ14世が住んだヴェルサイユ宮殿が発祥とも言われています。

中世のフランスで馴染み多かった魚のニシンの骨(HerringBone)から名前も付けられたほどです。

本来であれば板を1枚1枚貼りあわせていく大変な柄ですが、ラグリエで取り扱っているクッションフロアなら簡単にヘリンボーン柄を楽しむことが出来ます。

サッと床に1枚敷くだけでもお部屋の雰囲気が変わること間違いなし。

皆さんも中世のフランス気分を堪能しながら、ヘリンボーン床でインテリアを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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うみぶ太郎

うみぶ太郎

床の世界に入り込んでしまった水辺の生き物。 おしゃれな床の上で生活する人、働く人たちに多く出会いたいと思っているイルカ。
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