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【ラグリエ的読書のすすめ】NO.3 『愛のエネルギー家事』加茂谷 真紀 著

コラム

【ラグリエ的読書のすすめ】NO.3 『愛のエネルギー家事』加茂谷 真紀 著

2022.02.21 (最終更新日:2024/02/13)

センス磨き中のライターhattori。
インテリアやお片付け、収納アイディアなどの本を読むのが大好きです。

自分の勉強もかねて、毎週、図書館からたくさんの本を借りてきます。

読んでいるうちに、
「この本、お部屋をもっと素敵にしたいと思っている人に役に立ちそう。ラグリエサイトに来てくれた方に、ぜひご紹介したいなぁ」
そんな、素敵な内容がいっぱい詰まった本に出会うこともあります。

「こんな素敵な本を見つけたよ!」と、どんどんご紹介していく【ラグリエ的読書のすすめ】

今回は3冊目、読むだけでちょっと心が軽くなるような本のご紹介です。

皆さんのお部屋が、もっと素敵になるヒントが見つかりますように。素敵な本との出会いがありますように。

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今回ご紹介する本は『愛のエネルギー家事』加茂谷 真紀 著

今回ご紹介する本はこちら。

題 名: 『愛のエネルギー家事』
著 者: 加茂谷 真紀 (著)
本田 亮 (イラスト)
本の種類: 単行本(ソフトカバー)200ページ
出版社:すみれ書房
発売日: 2019/9/3

日々の暮らしを支える家事という仕事。

ともすれば、明日もあさっても、永遠に続く義務のように感じてしまうことも…。

「家事がしんどい」「時間が足りない」そんな苦しい思いで家事をこなしている方も多いのではないかと思います。

この著者が考える家事とは『自分の手を使って、住む人に愛情を伝える行為』

家事を通して、自分自身や家族、ともに暮らす動植物たち、言葉を発することのない物たちへの愛情を手渡すことができ、あなたが心をこめておこなったことが、みんなの気持ちを明るくするんだと説いてくれます。

出典:unsplash

あなたの手がすべての始まりになって、その明るいエネルギーが、住む人に、家の中に、家の外にも伝わり、循環していく。

この本を読むことで、「家を明るく元気な愛のエネルギーで満たすことこそが、家事の本来の意味である」というまったく新しい思想に気付き、そのための家事のやり方を知ることができます。

出典:unsplash

毎日きちんと掃除しなきゃ、あそこを早く片付けなきゃ…そう思いながらも、ちゃんとやれない自分。SNSや雑誌やテレビで素敵なお部屋を見るたびに、自分はダメだなぁと落ち込む日々…。

そんなダメダメな自分を、自分自身で責めていた私は、この本を読んで、心がふっと軽くなりました。

やりたいことを、やりたいときにやるだけで、自然と効率化するという真実に、きっとあなたも勇気づけられると思います。

著者について

加茂谷 真紀さん

80年続く寝具店に生まれ育ち、某企業にて多忙な職務につきながら、家事と子育てを両立する。

40歳を過ぎたころから、右手で人や物の持つエネルギーを感じ取るようになる。

都内ベジタリアンカフェからスカウトされ、2013年から月に2回の無料鑑定を始める。毎回予約がすぐに埋まる人気セッションとして好評を博している。

東京生まれ東京育ち。

中学・高校を通して女子校のテニス部部長。バレンタインデーには下駄箱いっぱいにチョコレートが入っていた(! )家族は山男の夫と、欧州在住の娘。

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

『完璧でないことが、最高』愛を伝える家事のやり方

「物を少なくして、すっきり暮らす」「賢い家事のルールづくり」「片づけのテクニック」「時短・効率の暮らし方」などなど…

インテリア本好きゆえに、今までそんなインテリアの指南本をたくさん読んできました。

でも、実際にそんな毎日を送ることはやっぱりできなくて、落ち込むことも多い中、たまたま手に取ったこの本に、とても力をもらいました。

『やりたいことを、やりたいときに、やるだけで、自然に家が整います』

え?そんなことあるの?と思いながら、ページをめくっていくと、どのページのどの文章も、すっと心にしみてくるフレーズがあふれています。

出典:unsplash

家を「愛のエネルギーに満ちた空間」にするってどういうこと?

それは、大切なものを大切にすることで、自然にできる空間が「愛のエネルギーに満ちた家」です。

●大切なのは、片付けることではなく、ご機嫌でニコニコと過ごすこと
●疲れているときの外食は最高で最良の選択!
●心をこめて磨いたシンクは光っている
●家の中に無視されている物や子どもや人がいないか、心を配る
などなど

本を読みすすめると、だんだんと「愛のエネルギーに満ちた家」というのが、どんな空間でどんな家なのか、わかってきました。

出典:unsplash

その中で、私が一番勇気づけられたフレーズは

『掃除のタイミングは体から沸き起こる衝動に合わせればいい』

「いま掃除をしたい!」
「いま物を捨てたい!」
「いまスープを作りたい!」
体の底から湧く衝動は、最良の家事のタイミングです。

というところ。

毎朝、必ずトイレ掃除しなきゃ。モップ掃除、もっとマメにやらなきゃ。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと勝手に思い込んで、今日もやれなかったと落ち込む日々を送っていた私には、本当に救われる文章でした。

やらなきゃと思ってやるのはしんどい。

やらなきゃと思ったのにやらなかったときは、自己嫌悪で、もっとしんどい。

でも、確かに…。

ふと、ちょっとやろうかなと思って、なんとなく掃除をしたり片付けしたりできる時ってあるんですよね。

「そうか、やりたいと思った時にやればいいんだ」と、とても心が軽くなりました。

丁寧に暮らすって『手のひらから愛情を伝える行為』なのかもしれない

みんなが憧れる「丁寧な暮らし」って、どんな暮らしなんでしょう。

自分の中の「丁寧な暮らし」は、掃除が行き届いていて、モノがすっきりと片付いていて、家事のひとつひとつを丁寧に紡いでいくような毎日の暮らし…そんなイメージでした。

著書の加茂谷さんは本の中で

『あなたの愛情は、手のひらから伝わります。「ふれるときの気持ち」を大切にしてみましょう』

『究極のところ、すべての家事は、手のひらから愛情を伝える行為にほかなりません』

と、書かれています。

出典:unsplash

例えば、テーブルを拭く時。
眠れない子どもの背中をやさしくトントンする時。
朝ごはんにおむすびをにぎるとき。

『家事をする手のひらにやさしい気持ちをこめると、その家の家族も物も、いつのまにかニコニコ幸せになるのです。』

《第一章 手のひらから伝える愛情 より抜粋》

たしかにそうかも…
もしかしたら「丁寧な暮らし」って、日々の行いの中で、この『心を込めて、ふれること』を言うのかもしれないと気付きました。

本章は

はじめに -家の中を明るく、住む人を笑顔にできる家事

第1章 手のひらから伝える愛情

第2章 基本は「さわること」 ―掃除

第3章 うれしくなる料理 -台所の仕事

第4章 太陽と水のパワーを享受する -洗濯と入浴

第5章 住む人に心地よい空間をつくる -片付け

第6章 物と友情を通わすために -買い物と放出

おわりに

という構成です。
料理、掃除、片づけ、買い物と放出、洗濯……と、暮らしの大切なことをすべて網羅しています。

どこから読んでも、スッと心に入るフレーズと気づきが得られます。

私は、とくにプレッシャーを感じていた、「掃除」と「片付け」の章に、多くの気づきがありました。皆さんは、どのページで、どんな新たな気付きを得られるのか…気になるところから、ぜひ読んでみて下さいね。

イラストを眺めるだけで、楽しい1冊

『愛のエネルギー家事』今までの家事に、きっと新しい気付きをくれる1冊です

日々の生活の中で、効率を追求せず「自分の機嫌のよさ」や「気持ちの明るさ」を大切にすること。

この本は、その大切さに気付かせてくれる1冊です。

「いろいろな家事をちゃんとやらなきゃいけない」と、自分で自分に呪いをかけていませんか?

やりたいことを、やりたいときにやっているだけで、家は自然と片づき、料理はおいしくなる。

本書は、家を明るく元気な愛のエネルギーで満たすことこそが、家事の本来の意味であるという、まったく新しい思想と、家事のやり方をお伝えし、読み終わるとなんだかパワーをもらえる1冊です。

ぜひ一度、読んでみて下さいね!

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インテリアやお片付けの本を見るのが大好き。 ラグリエの『読みもの』を通して、ワクワクしたり、毎日の生活がちょっと素敵に、楽しくなるような活動をしていきます!
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