前回は、90cm幅×150cmにカットされたデザインフロアマット(90cm幅のクッションフロア)を2枚使ったDIYをご紹介しました。
ラグリエのデザインフロアマットはもともと180cm幅のクッションフロアを90cm幅に半裁し、DIY作業しやすくしたクッションフロア。
ですが、別途送料を払えば、半裁せず180cm幅のままのクッションフロアを注文することもできます。
今回は、前回と同じ場所で、180cm幅×150cmの一般的なクッションフロア幅のDIYに挑戦!
作業に必要なスペースや作業手順を中心に、90cm幅で挑戦した前回よりもスムーズにできた点や工夫した点も併せてご紹介します。
\デザインフロアマットでどんなマット?/
もくじ
180cm幅×150cmのクッションフロアをカットしてL字型の廊下に敷きたい!
180cm幅のクッションフロアを敷く場所は、前回90cm幅のクッションフロアDIYで挑戦した場所と同じく、L字型の廊下です。
作業を始めるにあたってまず立ちはだかった壁は、広い作業スペースを確保しなければならないこと!
前回は90cm幅のクッションフロア(デザインフロアマット)だったので、物置にしている部屋の一画で作業しましたが、今回は居住スペースの家具を少し移動させて作業場所としました。
DIYに必要なスペースは6畳間の2/3
180cm幅×150cmサイズのクッションフロアをフラットに広げるためには、6畳間の2/3程度の作業スペースが必要でした。
ちなみに、92cm×150cmのデザインフロアマットを作業するために、確保したスペースは120cm×150cm程度。
限られた室内で作業スペースをどの程度確保できるのかも、サイズオーダーの一つの目安になるでしょう。
クッションフロア貼り 作業手順
作業手順は前回と同じく、裏面にカットラインを引く→必要なサイズにカット→細かい部分をカットして仕上げ…といたってシンプル。
女性一人でも、サクサク進められました!
クッションフロアの裏面にカット線を引く
まずは、クッションフロアを裏返して、カッターナイフで切る際の目安となるカット線を書いていきます。
できるだけカット箇所を少なくしたいので、外側部分はそのまま利用することにしました。
この時、クッションフロアをしっかり広げた状態でないと、正確に計測したり真っ直ぐカット線を引いたりすることができず、何度もやり直しするハメに…。
手間がかかるうえ、かなりのタイムロスです。
カット線に沿ってカッターナイフで切っていくので、この作業はかなり重要!
計測間違いを防ぎ、作業の手間を減らすためにも、クッションフロアを端から端までしっかり広げられる程度の作業スペースが必須だと実感しました。
アウトラインをカットして全体のサイズを整える
カット線を書いたら、まずは余分なアウトラインを切り離して全体のサイズを整えます。
前回よりも、格段に長いラインを切らなければならないためカットする前からドキドキ…。
切り口が曲がらないよう、慎重にカッターナイフを当てていきます。
L字の中心部分をカットしたらもう完成間近!
アウトラインを切り終えたら、いよいよL字の内側部分をカットしていきます。
ここをカットしたら、ほぼ完成です!
アウトラインと同じく慎重にカッターナイフで切り離し、L字廊下の形に仕上がりました♪
細かい部分をカットして完成度アップ
全体のカットを終えたら、早速敷いてみます。
サイズも形もピッタリでなかなかいい感じ♪
柱や巾木が出っ張っている細かい部分は、カッターナイフではなくハサミで切っていきます。
ひと手間加えるだけで、マットの浮きや表面のシワが無くなり完成度アップ!
完成です♪
予想以上に美しく仕上がりました!
180cm幅のクッションフロアDIYならではの利点
180cm幅×150cmの大きなクッションフロアDIYは、想像以上の仕上がりで大満足!
ここでは、1回目のデザインフロアマット(90cm幅のクッションフロア)よりもスムーズにできたポイントをご紹介します。
スペースさえ確保できれば 楽に手早く完成する
作業スペースさえ確保できれば、90cm幅の小さいサイズ2枚よりも大きいサイズ1枚のほうが楽に手早く仕上げられました。
作業工程が少ないため、作業時間も短く済みます。
作業スペースをしっかり確保できる方や、完成まで時間や手間をかけたくない方は、必要なサイズに近い大きさでオーダーするのがおすすめです!
柄合わせのストレスがないのが嬉しい!
180cm幅のクッションフロアDIY、最大の魅力は、柄合わせが不要なこと!(敷きたい場所の幅が180cm以上の場合は、柄合わせが発生します)
柄の継ぎ目についてアレコレ悩まなくて済むため、作業時間をかなり削減できます。
また、「柄が合わなかったらどうしよう…」「この部分でカットしたらよかった…」などというストレスからも解放されますよ。
継ぎ目がズレる心配がなく 仕上がりもキレイ
デザインフロアマット(90cm幅のクッションフロア)を2枚つなぎ合わせると、使っているうちにせっかく合わせた柄がズレて、デザインが台無しになることも。
しかし、大きな1枚マットには継ぎ目がないため、デザインが崩れることなく安心して使い続けられます。
前回、柄合わせした箇所もフラットです。
なによりも、完成度が高く仕上がりが美しい!
光が当たっても光沢が継ぎ目でゆがんだり途切れたりすることなく、高級感のある床が叶いますよ。
90cm幅のクッションフロアDIYとの違いと注意点
2回目のクッションフロアDIYとはいえ、サイズが違えば気を付けなければならないポイントも変わります。
ここでは、1回目よりも大変だったことや注意したいことをご紹介します。
180cm幅のクッションフロアは送料が高い
180cm幅そのままのクッションフロアは、配送時の巻いた状態も巨大になります。
90cm幅のデザインフロアマットに比べると、送料が3,000~4,000円ほど高くなるので、その点にも注意が必要です(送料については、ご注文の際、ご確認ください)。
広い作業スペースの確保が大変
180cm幅×150cmの大きなクッションフロアを作業するにあたって、一番大変だったことは広い作業スペースを確保しなければならないことでした。
幸い、我が家は多少家具をどかすだけで作業スペースを作ることができましたが、部屋の広さや間取りによっては困難なことも。
サイズオーダーの際には、確保できる作業スペースを考慮しながら大きさを決めるとよいでしょう。
途中で仮置きできないため失敗していないか不安…
前回は、1カ所カットするたび仮置きしながら作業を進められました。
しかし、我が家の廊下は狭いうえL字型のため、今回はすべてカットし終えるまで実際に敷いてみることができませんでした。
「必要なサイズにちゃんと計測できているのか」「L字型に正確にカットできているのか」など、作業途中で何度か不安に駆られることも…。
敷く場所や部屋の形状によっては、サイズが大きくても仮置きしながら進められるので安心してくださいね!
裏面にカットラインを書く場合は反転するため要注意
クッションフロアの裏面にカット線を書く場合は、反転した形状を書かなければならないため要注意!
間違いのないようカット線を書くために、L字廊下の形状やサイズを紙に書き出すことにしました。
紙を裏返して透かし見ながら、同じサイズのカット線をデザインフロアマットの裏面に書いていきます。
かなりアナログな方法ですが、頭で考えながら作業するよりも楽に失敗なく進められますよ♪
ただし、柄の出方などはカットする場所によって異なるため、おもて面の具合もしっかり確認してくださいね。
滑り止めシートを全面に敷いてみた
廊下部分には、タイルカーペットが敷いてあり、その上にクッションフロアを敷いたため、前回はラグリエの付属の吸着滑り止めシートだけでは、クッションフロアのズレを防ぐことはできませんでした。
今回はその反省を活かし、クッションフロアとタイルカーペットの間に市販の滑り止めシートを広く敷いてみることに!
約1カ月使用してみましたが、数ミリ程度のズレは起こるものの生活に支障をきたすほどではなく快適に使い続けられています。
ただし、床の材質によっては滑り止めシートとの相性が悪いことも。
はじめは床の材質が変化しても目立たない場所に狭範囲で使い、少しずつ様子をみながら使用する範囲を広げてくださいね。
90cm幅と180cm幅のクッションフロアDIY まとめ
今回の2回目の180cm幅クッションフロアDIYは、1回目の90cm幅のクッションフロアDIYより手早く楽に仕上げることができました。
とはいえ、クッションフロアのサイズが大きくなるほど、広い作業スペースが必要になり、送料も高くなります。
端が曲がったまま作業すると、正確に計測できなかったりカット線を真っ直ぐ書けなかったり…。
作業の手間が増えるうえ、かなりのタイムロスにもなりました。
しかし、完成度の高さや使い勝手のよさを重視するなら、1枚で仕上げるのが断然おすすめ!
柄合わせのストレスがないうえ、使っているうちに柄がズレる心配もありません。
手間いらずで、美しい床インテリアが叶いますよ。
また、できるだけ広い範囲に滑り止めシートを敷くことで、デザインフロアマットをしっかり固定できます。
付属の吸着滑り止めシートだけではズレを防ぎきれない場合は、試してみる価値アリですよ!
今回は、180cm幅のクッションフロアDIYをご紹介しました。
ぜひ、1回目の90cm幅のクッションフロアDIYと併せて、床DIYの参考にしてくださいね♪
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※半裁せずに、180cm幅で注文ご希望の方は
こちらの『お問い合わせ』よりご連絡ください。
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赤田加奈子
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