
クッションフロアを敷きたいけれど、「この形の部屋だと何m必要?」「何枚・何本用意すればいいのか分からない」と悩むことはありませんか。
L字型や凹凸のある間取りでも、ポイントを押さえれば必要な長さや本数を自分で計算することができます。
この記事では、正方形・長方形以外の部屋でも使える、クッションフロアの必要数量の計算方法を、実例を交えて分かりやすく解説します。
「何m必要か」「何枚・何本になるか」を把握し、無駄なく購入できるようにしましょう。
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もくじ
クッションフロアは何m必要?計算の基本ルール
クッションフロアの必要数量を考えるとき、まず把握しておきたいのが「何m必要か」という考え方です。
基本は「部屋の一番長い辺の長さ」を基準に考えます。
クッションフロアはロール状の材料をカットして使うため、どの位置でも足りるように、最も長い部分に合わせて長さを確保する必要があります。
そのうえで、カットの余裕や柄合わせを考慮し、一般的には+10cm程度の余裕を見ておくと安心です。
また、タイル柄や木目柄など、目地や柄を揃える必要がある場合は、リピート幅や目地幅も加味して長さを調整します。
この「最大の長さ+余裕分」という考え方が、クッションフロアの必要な長さを出す基本になります。
クッションフロアは何枚・何本必要?数量の出し方
次に、「何枚・何本必要か」という数量の考え方です。
本数は「部屋の幅 ÷ クッションフロアの幅」で求めることができます。
例えば、部屋の幅が258cmで、90cm幅のクッションフロアを使用する場合は、
258cm ÷ 90cm = 約2.8 → 3本
というように、端数は切り上げて計算します。
この本数に対して、先ほど算出した「必要な長さ(m数)」を掛け合わせることで、購入すべき数量(何cmを何本用意するか)が決まります。
なお、L字型や凹凸のある間取りの場合は、部屋をいくつかの長方形に分けて考えることで、同じ方法で本数を出すことができます。
複雑な形でも「幅で割る」「長さで決める」という2つの考え方を組み合わせることで、必要数量を整理できます。
クッションフロアの必要数量を正しく計算するための3ポイント

計算を進める前に、クッションフロアの必要数量を正しく出すための3つのポイントを確認しておきましょう。
①部屋の大きさと形
まずは、お部屋の大きさと形を正しく把握することが重要です。
クッションフロアの必要数量は、単純な面積ではなく、部屋の一番長い辺や出っ張り・くぼみの位置によって変わります。
L字型や凹凸のある間取りの場合は、全体をそのまま測るのではなく、いくつかの長方形に分けて考えると整理しやすくなります。
②クッションフロアを貼る方向
次に、クッションフロアをどの向きで貼るかを決めます。
同じ部屋でも、貼る方向によって必要な本数や長さが変わるため、縦・横それぞれで計算して比較することが大切です。
一般的には、部屋の長い方向に沿って貼ると本数を抑えやすく、無駄が少なくなります。
③デザインごとのリピート幅(または目地幅)
最後に、デザインごとのリピート幅や目地幅を確認します。
タイル柄や木目柄などは、柄を揃えて敷くために、一定の間隔で長さを調整する必要があります。
この調整を考慮せずに計算すると、柄がずれてしまったり、必要な長さが足りなくなる原因になります。
計算をする前に、上記の3点は確認しておいてくださいね。
それぞれのポイントの詳細は、以前の記事「クッションフロアの必要数量を正しく計算する方法【正方形・長方形のお部屋の場合】」をご覧ください。
実例で学ぶ!クッションフロアの必要枚数の計算方法
お部屋が正方形・長方形以外の形の場合でも焦る必要はありません。
ポイントと手順をしっかり押さえておけば、大丈夫です。
ここからは実際の例を見ながら、クッションフロアの必要数量を計算してみましょう。
<シミュレーション条件>

【クッションフロアの種類】テラコッタ フロアマット ブラン
【クッションフロアの幅】90㎝幅
【購入できる間隔】100cm間隔(ラグリエ本店の場合)
【購入できる最長の長さ】1,000㎝
手順1|部屋の大きさを測る

上図の部屋の長さは、以下のような寸法だと仮定します。
・a 352㎝ ・b 258㎝ ・c 178㎝
・d 80㎝ ・e 150㎝ ・f 202㎝
▼ここでの基本の考え方
・必要な本数=部屋の幅 ÷ クッションフロアの幅(端数切り上げ)
・必要な長さ=部屋の一番長い辺+余裕分(約10cm)
手順2|クッションフロアを貼る方向を決める

部屋の大きさを測ったら、クッションフロアを貼る方向を決めましょう。
クッションフロアのデザインによっては、どの向きで貼っても同じような仕上がりになることもあります。
その場合は、両方向で計算してみて、必要数量が少ない方を採用すると良いでしょう。
多くの場合、長手方向(上図では横方向)に貼るのが一般的です。
貼る方向によって「部屋の幅」と「長さの取り方」が変わるため、このあと計算する本数や必要な長さも変わります。無駄を減らすためにも、縦・横それぞれで計算して比較することが大切です。
手順3|クッションフロアのリピート幅などを確認する

次に購入したいクッションフロアのリピート幅、またはタイルなど目地があるデザインの場合は、目地幅を確認しましょう。
商品の詳細欄などで確認することができます。
例では「テラコッタ フロアマット ブラン」なので、
【リピート幅】タテ90㎝×ヨコ180㎝
【タイルの目地幅】15㎝
となります。
今回のブラン柄なら、タイルの目地がきれいに揃えば、柄のずれなどの違和感なく敷き詰められると考え、ここでは「タイルの目地幅:15㎝」で必要数量を計算していきます。
▼変形の部屋の考え方
L字型などの間取りは、そのまま考えるのではなく、いくつかの長方形に分けて計算します。
そのうえで「長い部分(長さA)」と「短い部分(長さB)」に分けて考えると、必要数量を整理しやすくなります。
手順4|角を基準に「長さを分けて」計算する

次に、クッションフロアを購入する長さと本数を決めていきます。
例えば上記のような形のお部屋の場合、「長さを分けて」計算すると良いでしょう。長さを分けるポイントは、部屋に出ている角を基準にすることです。
1つの方向でみた時に
・長さA:部屋の端から端まで
・長さB:部屋の端から角まで
長い方になる「長さA」から計算します。
その後、「長さB」は、「長さA」で計算した枚数とクッションフロアの幅を掛け算し、全体の幅から差し引いた値を基準に計算します。
少しややこしいですが、図を見ながら、前述した手順に沿って計算してみましょう。
ここからは、実際に数値を当てはめて計算していきます。基本の式に沿って、「本数」と「長さ」を順番に出していきましょう。
<横方向の場合>

① まず「長さA」を手順通りに計算
・(c)178㎝÷90㎝=1.98 → 2枚
・(a)352㎝+10㎝+15㎝=377㎝
・377㎝→400㎝に切り上げ(購入できる長さの単位)
② 部屋の幅から「長さA」で出した枚数×クッションフロア幅を差し引く
・残りの部屋の幅:(b)258㎝-(2枚×90㎝)=78㎝
③ 残りの部屋の幅を基準に「長さB」を手順通りに計算
・残り78㎝÷90㎝=0.87 → 1枚
・(f)202㎝+10㎝+15㎝=227㎝
・227㎝→300㎝に切り上げ(購入できる長さの単位)
これで購入するクッションフロアの必要数量の計算ができました。
・90㎝幅×400㎝を2本
・90㎝幅×300㎝を1本
<購入金額>
【商品】テラコッタ フロアマット ブラン
【単価】
・90㎝×400㎝:5,000円
・90㎝×300㎝:4,000円
【合計】(5,000円 × 2本)+(4,000円×1本) = 14,000 円
→「400cmを2本+300cmを1本」と考えると、実際の購入内容がイメージしやすくなります。
<縦方向の場合>

① まず「長さA」を手順通りに計算
・(f)202㎝÷90㎝=2.24 → 3枚
・(b)258㎝+10㎝+15㎝=283㎝
・283㎝→300㎝に切り上げ(購入できる長さの単位)
② 部屋の幅から「長さA」で出した枚数×クッションフロア幅を差し引く
・残りの部屋の幅:(a)352㎝-(3枚×90㎝)=82㎝
③ 残りの部屋の幅を基準に「長さB」を手順通りに計算
・残り82㎝÷90㎝=0.91 → 1枚
・(c)178㎝+10㎝+15㎝=203㎝
・203㎝→300㎝に切り上げ(購入できる長さの単位)
これで購入するクッションフロアの必要数量の計算ができました。
・90㎝幅×300㎝を4本
<購入金額>
【商品】テラコッタ フロアマット ブラン
【単価】
・90㎝×300㎝:4,000円
【合計】4,000円×4本 = 16,000 円
→この場合は「300cmを4本」となり、横方向より本数が増える分、コストが高くなります。
例のお部屋では、横方向(長手方向)に貼る方が、約2,000円安く済みます。
このように、ポイントと順番を落ち着いて計算すれば、正方形・長方形以外のお部屋でもクッションフロアの必要数量を出すことができます。
失敗しやすいポイント|必要数量が足りなくなる原因
クッションフロアの必要数量は計算できますが、実際には計算通りにいかないケースも少なくありません。
ここでは、よくある失敗とその原因をあらかじめ押さえておきましょう。
必要な長さが足りなくなる
ぴったりの寸法で計算してしまうと、カットのズレや壁の歪みの影響で、端が足りなくなることがあります。
柄が合わず見た目に違和感が出る
タイル柄や木目柄の場合、リピート幅や目地幅を考慮せずにカットすると、柄がずれてしまい、仕上がりに違和感が出る原因になります。
本数が足りず貼り切れない
部屋の幅に対して本数を切り上げずに計算してしまうと、最後の一列が足りなくなるケースがあります。
貼る方向を後から変えてしまう
先に購入してから貼る方向を変更すると、必要な本数や長さが合わなくなり、材料が足りなくなる原因になります。
こうした失敗を防ぐためには、「余裕を持った長さ」と「切り上げでの本数計算」を前提にしておくことが重要です。
失敗しないための余裕分の考え方
クッションフロアの必要数量を計算する際は、ぴったりの寸法ではなく、余裕を持たせた長さで考えることが重要です。
ここでは、なぜ余裕分が必要なのか、その考え方を整理しておきましょう。
カット時のズレを防ぐため
実際のDIYでは、カッターでのカットや壁際の調整で、数cmのズレが発生することがあります。
余裕がない状態だと、そのわずかなズレで長さが足りなくなるため、あらかじめ余裕を持たせておく必要があります。
壁や床の歪みに対応するため
実際のお部屋は、図面通りにきれいな直線とは限らず、壁や床にわずかな歪みがあることも少なくありません。
こうした歪みに合わせてカットするためにも、余裕分を確保しておくと安心です。
柄合わせ・目地合わせのため
タイル柄や木目柄などは、柄の位置を揃えるために、想定よりも長さを多く使うことがあります。
リピート幅や目地幅に合わせて調整するためにも、余裕を見ておくことが大切です。
余裕分の目安はどれくらい?
一般的には、1方向につき約10cm程度の余裕を見ておくと安心です。
ただし、柄合わせが必要な場合や、部屋の形が複雑な場合は、さらに余裕を持たせておくと失敗を防ぎやすくなります。
迷った場合は、少し多めに用意しておくことで、貼り直しや不足のリスクを避けることができます。
複雑な間取りでも迷わないクッションフロアの計算方法
クッションフロアの必要数量は、正方形・長方形以外の部屋でも、考え方を整理すれば自分で計算することができます。
「長さは一番長い辺を基準に決める」「本数は幅で割って切り上げる」という基本を押さえることで、必要なm数や本数を判断しやすくなります。
また、L字型や凹凸のある間取りの場合は、いくつかの長方形に分けて考えることで、同じ手順で計算することが可能です。
さらに、余裕分や柄合わせも考慮しておくことで、実際のDIYでも不足ややり直しを防ぐことができます。
もし計算が難しいと感じる場合は、ラグリエ本店のオーダー販売をご利用いただくことで、必要なマット量の算出をサポートしています。
ラグリエのクッションフロアは、DIYでも扱いやすく、初めての床DIYでも取り入れやすいのが特長です。
無理なく準備できる方法を選びながら、ぜひクッションフロアの床DIYに挑戦してみてください。
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