
犬をお迎えしたいけど、仕事で日中ひとりぼっちにしてしまう環境でも飼えるのか、心配されている方は少なくないでしょう。
犬はひとりでお留守番ができるのでしょうか。
また、どのくらいの時間ならお留守番ができるのかや、子犬の場合はどうなのかなども知りたいですよね。
この記事では、犬はどのくらいの時間お留守番ができるのかや、お留守番のさせかた、注意点などを詳しくまとめました。
\愛犬との毎日に/
犬はお留守番ができる?

犬は元来群れで生活をしてきた生き物ですので、ひとりきりで長時間いることを苦手とします。
しかし、トレーニングをすることで、成犬では6~10時間であればお留守番が可能になります。
子犬はいつからお留守番できる?
子犬は排泄回数や食事の回数が多いため、長時間のお留守番は困難です。
最低でも生後6か月以降で、食事が朝と夕の2回になっていることや、トイレトレーニングなど最低限必要なしつけを学習すれば、3時間程度であればお留守番が可能です。
しかし、子犬期にお留守番をさせる環境はあまりおすすめできません。
どうしても飼い始めから側にいられない場合には、成犬に近い年齢である子や、お留守番のトレーニングができている個体をお迎えすると安心です。
犬のお留守番のさせかた

愛犬にお留守番をさせるには、以下の環境を整える必要があります。
- ● 快適な室温を保つ
- ● ひとりでもリラックスできる環境にする
- ● ケージでの生活に慣れさせる
- ● 見守りカメラを活用する
ここからは、上記の項目を詳しく説明します。
快適な室温を保つ
愛犬をひとりでお留守番させるために、快適な室温を保つことは欠かせません。特に夏場や冬場はエアコンをつけっぱなしにして適温を保ちましょう。
犬の適温は犬種によって異なりますが、20〜26度ほどが目安です。また、湿度も大切で、40〜50%を保つように調節しましょう。
ほかにも、毛布やペット用ヒーター、冷感クッションなどを活用して、愛犬が快適にお留守番できる環境を整えましょう。
ひとりでもリラックスできる環境にする
愛犬がお留守番をするには、どうしてもストレスがかかります。
ストレスをなるべく軽減させるためには、ひとりでもリラックスできる環境をつくることが大切です。
リラックスできる環境としては、適温であることやいつでも水が飲める、トイレは不衛生にならない様ゆとりのある広さで設置する、お気に入りのおもちゃを入れておく、毛布やクレートなど潜れる場所を作るなどが挙げられます。
ケージでの生活に慣れさせておく
長時間のお留守番で、愛犬を放し飼いにしておくのは危険です。
お留守番時はどうしても退屈になるほか、叱られることがないため、愛犬はいたずらをしてしまいがちです。
家の中には誤飲すると危険なものや、かじると感電や発火の可能性があるものなど、犬にとって危険なものも多くあります。
そのため、ケージでお留守番をさせる習慣をつけておくと安心です。ケージはゆとりのある広さを用意し、水のみやトイレ、寝床などを置いても窮屈にならないものを選びましょう。
見守りカメラを活用する
近年では、スマホから愛犬の様子を観察できる見守りカメラも充実しています。
見守りカメラをうまく活用して、愛犬の様子を観察できると飼い主さんとしても安心ですね。
見守りカメラには、飼い主さんの声が届くものや、おやつを出せ遠隔機能のあるものまで幅広いラインナップがあるので、ご自身の用途に合ったものを探してみましょう。
お留守番トレーニングの方法

共働きなどで愛犬のお留守番が必要な場合は、子犬の頃からお留守番のトレーニングをしておくことで、ひとりで過ごすことへのストレスを軽減することができます。
ここでは、お留守番トレーニングの方法を紹介します。
①部屋を出る(愛犬をひとりにする)
愛犬をケージに入れ、部屋を出ます。この時愛犬がひとりになる環境にします。
②すぐに戻って褒める
はじめはすぐに戻り、吠えたりせずに待てたらケージから出して褒めてあげましょう。
ポイントはすぐに戻ることで、吠えるなどの行動をとるまえに戻って褒める環境を作ることです。万が一吠えたりしても、叱ってはいけません。
③少しずつ時間を長くしていく
徐々にひとりにする時間を1分、2分~と伸ばしていき、見守りカメラなどを活用して、吠えたり鳴いたりしそうになったらすぐに戻って褒めるようにしましょう。
お留守番トレーニングを成功させるコツは、愛犬に飼い主は必ず戻ってくることや、吠えたり鳴いたりせずにお留守番ができたら、たくさん褒めてもらえると学習させることです。
お留守番をさせる際の注意点

愛犬にお留守番をさせる際、どのようなことに注意すればよいのでしょう。
ここでは、お留守番をさせる際の注意点を紹介します。
はじめから長時間の留守番をさせない
犬はもともと群れで生活していた生き物ですので、ひとりになることを得意としません。そのため、お留守番をさせる際にはトレーニングが必要です。
はじめから長時間ひとりにしてしまうと、不安や恐怖などで体調を崩したり、ヒステリックになったりするなど、精神面に影響がでることがあり危険です。
留守番中にしたイタズラを叱らない
犬はイタズラをした際、すぐに叱らなければ何に対して叱られているのか理解することができません。そのため、お留守番中にしたイタズラを、飼い主さんが帰宅してから叱っても意味がありません。
お留守番中にイタズラをさせないためには、イタズラをできない環境を整えることが大切です。
分離不安症にも注意する
犬には分離不安症というストレス疾患があります。
分離不安症になると、飼い主さんへの依存が高く、ひとりになることに対し非常にストレスを感じます。症状としては、吠え続ける、粗相をする、物を壊す、自分の体を舐めるづける(自傷行為の一環)などの行動が見られます。
分離不安症は子犬期に飼い主さんが甘やかしすぎて、社会性や自立心が育たなかったことが原因だと考えられます。
愛犬のお留守番は最低限にすることが大事!

犬はひとりで長時間いることに不安やストレスを感じます。そのため、お留守番をさせるにはトレーニングが必要です。
トレーニングでは、飼い主さんは必ず帰ってくることやお留守番を頑張ればたくさん褒めてもらえることを学習させます。
飼い主さんは、なるべく長時間(トレーニングをした成犬で10時間以内)愛犬をひとりしないことや、帰宅した際はたくさん褒めてあげてあげましょう。
\愛犬も人も嬉しい床/
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rugreaさん

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