美術館を訪れる魅力は、展示される作品にありますが、京セラ美術館の場合、床にも目を向ける価値があります。
独特のデザインや素材にこだわった床が、歴史と現代が共存する美術館の空間をさらに引き立てます。
今回の床旅では、京都市にある京セラ美術館の床がどのようにどのように魅力的な空間を生み出しているかをご紹介します。
美術館訪問の際は、ぜひ床にも注目してくださいね。
\床が変われば心も変わる/
もくじ
京セラ美術館の床が話題!その魅力とは?
京セラ美術館の床は、ただの通路ではなく、訪れる人にとって新たな芸術体験を提供します。
昭和の建築美を現代に蘇らせたこの美術館では、独特のデザインと厳選された素材が融合し、見る人の心を捉えるでしょう。
床一つを取っても、美術館の魅力を十二分に伝えることができます。ここからは、そのような京セラ美術館の床の魅力を解説します。
独特なデザインが魅力の床
京セラ美術館の床は、独特なデザインとして話題です。
京セラ美術館の床についてまとめると、以下の特徴が挙げられます。
・昭和の建築物のリニューアルを活かしたデザイン
・珍しいタイルが使用された部分もあり
昭和の頃の建物をリニューアルしていますが、床にもその伝統が詰め込まれています。
美術館の広間では、モザイクタイルの床、大理石の壁、天井漆喰などもできるだけ残し、創建時の佇まいをそのまま感じられる空間としています。
このような特徴から、京セラ美術館の床は、美術館内を歩くだけでも楽しめる独特な空間が広がっているのです。
床の素材にもこだわり
京セラ美術館の床は、独特なデザインだけでなく、その素材にもこだわっています。特に、一部分の床には珍しいタイルが使用されており、その素材感も鑑賞者に感動を与えています。
また一部の広間では、床にホワイトオークが使用されています。ホワイトオークは、自然な温もりと落ち着きを空間に与えています。
これらの素材使いにより、美術館内の空間を歩くだけでも、視覚的な楽しみが増えているのです。
歴史と現代が共存する美術館の床
美術館の床は、流れる時間を意識させるようなデザインが多く、古い建築様式と現代のデザインが融合し、昭和の時代から受け継がれる建築と現代の革新が、その床の一枚一枚に息づいています。
昭和の建築のリニューアルを活かしながら、珍しいタイルやホワイトオークなどの素材を使用した床は、美術館の静寂な空間に温かみと深みを加えています。
特に注目すべきは、モザイクタイルや大理石、漆喰といった、創建時から美術館に使用されている素材を可能な限り残し、それらを現代の技術と融合させることにより生まれた、時代を超越した美です。
これらの素材は、美術館が持つ歴史の重みと、常に新しい発見を追求する現代の精神が融合することで、見る人に深い印象を与えます。
京セラ美術館の床は、その独特なデザインと素材の選択により、単に美術品を展示する場所以上のものを提供しています。
それは、歴史と現代が共存し、相互に対話する空間であり、訪れる人々にとっては、文化的、歴史的な洞察を深めるきっかけとなるでしょう。
このように、京セラ美術館の床は、美術館体験を豊かにするだけでなく、建築とは何か、そして美術が持つ無限の可能性について考えさせてくれます。
京セラ美術館で展示されている作品と床との関係
京セラ美術館では、展示作品と床との関係が密接で、床は作品を引き立てるだけでなく、作品の背景やテーマとも関連しています。
また、現代アートでは、床自体が作品と一体化し、デザインや素材が作品の一部として利用されることで、強い印象を与えます。さらに、床のデザインや素材は作品の見え方や美術館内の雰囲気に影響を与え、色や質感が作品に映り込むことで、表現力が増します。
このように、京セラ美術館で展示されている作品と床との関係は、作品をより魅力的に見せることに加え、美術館そのものの魅力やアクセシビリティを高める役割を果たしています。
アートと空間が調和する床のデザイン
アートと空間が調和する床のデザインでは、作品を引き立てるために様々な工夫がされています。
例えば、床のデザインや色が作品と関連性を持たせることで、より作品と空間が一体化し、鑑賞体験が向上します。
京セラ美術館で実施された「鬼頭健吾:Full Lightness」では、展示エリアの床にもアートを並べ、床を含めて1つの作品が完成するような見せ方がされました。シンプルな床にカラフルなアートが映え、空間としてのアートを提供しています。
床のデザインが作品のテーマやコンセプトに沿って設計されることもあります。これにより、鑑賞者は作品の世界観に浸ることができます。
さらに、床のデザインが鑑賞者の動線を考慮して設計されることで、作品や空間の鑑賞が快適になります。床のデザインは、アートと空間が調和する大切な要素とも言えるでしょう。
京セラ美術館の床が魅せる新しい鑑賞体験
京セラ美術館の床は、作品の鑑賞方法を変えるだけでなく、作品の印象を変えることもあります。
さらに、アートと空間が調和する床のデザインにより、鑑賞者は作品と空間が一体化した新しい鑑賞体験を楽しむことができます。
京セラ美術館での新しい鑑賞体験を、床のデザインや作品との関係性にも注目しながらお楽しみください。
京セラ美術館 詳細
●公式サイト
https://kyotocity-kyocera.museum/
●公式Instagram
https://www.instagram.com/kyotocitykyoceramuseum/?hl=ja
●公式Youtubeチャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UCfG5yfSKWCf50zszbFQdaFA
●所在地
京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
Kyoto City KYOCERA Museum of Art
●公開時間 10:00~18:00
●休館日
月曜日 (祝・休日の場合は開館)、年末年始(12月28日〜1月2日)
●TEL 075-771-4334
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rugreaさん
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