クッションフロアDIYをする時に、ちょっと気になる柄合わせ問題。
何度も床DIYされたことがある方なら、仕上がりをきれいにするために、柄合わせに必要な量をきちんと計算して、マットを注文していらっしゃるかもしれませんね。
クッションフロアDIY初心者さんだと、お部屋の大きさに必要なクッションフロア量のみ注文してしまい、いざ敷いてみると柄がぜんぜん合わなくて、仕上がりにがっかりしてしまう方も…
今回は、柄合わせまで気が回らない床DIY初心者さんや、手軽に柄合わせしたい方に向けて、完璧に柄合わせをしていなくても、仕上がりをきれいできる『板目合わせ・目地合わせ』を解説します!
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もくじ
クッションフロアDIY、なぜ柄合わせが必要なの?
まずは、クッションフロアの柄合わせする必要がなぜ発生するのかを解説します。
クッションフロアは一般的には182cm幅のものが多いです。まれに、200cm幅や90cm幅のものもあります。
ラグリエでは、一人でも持ち運びや施工しやすいように、182cm幅のクッションフロアを自社工場で半裁して、90cm幅のデザインフロアマットとして販売しています。
ここからは、分かりやすいように、ラグリエの敷き詰め江戸間シリーズを例にご説明します。
例えば、6畳のお部屋だったら(江戸間6畳をご覧ください)、180cm幅のクッションフロアと81cm幅のクッションフロアがそれぞれ352cmの長さが必要です。
ラグリエのデザインフロアマットだとクッションフロアが3本に分かれて、90cm幅2本と81cm幅1本で届きます。
そして、この3本は、90cm幅2本の柄はぴったり合って(点線部分は、もともと1枚のマットを半分にカットしただけなので)、水色のラインの柄は合わないことになります。
言い換えると、マックス182cm幅のクッションフロアの場合、その幅を超える幅のお部屋だと、柄合わせをしないと『クッションフロア同士の柄が合わない』ということです。
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なぜ182cm幅を超えるクッションフロアは柄が合わないのか
では、なぜ182cm幅を超えるクッションフロアは柄が合わないのでしょうか?
ほとんどのお部屋は182cm幅では、幅が足りないことが明白なのですから、もともとの柄のデザインを、両端とも合うように作ってくれてあればいいのに、なんでそうなっていないのか…その疑問は、職人さんのクッションフロアの施工方法を知ると、答えが分かります。
内装職人さんが、クッションフロアを施工する場合、部屋の端とクッションフロアの端を合わせて、端から順番に貼り始めるわけではありません。
まず、クッションフロアの継ぎ目の柄が合うように位置を決めて、切りしろ分を2枚重ねて仮置きしたあと、クッションフロア用の糊で床に固定します。
専用糊で床にマットを固定したら、部屋の壁面や巾木に合わせて、4辺の余ったクッションフロアをカット。
そして最後に、2枚のマットが重なった継ぎ目部分を、2枚重なった状態のままカットし、カットされた余分なマットを取り除いて、ローラーなどでしっかり接着したら完成です(ジョイント部分を先に処理してから、部屋の4辺の余った部分をカットする場合もあります)。
このように職人さんがクッションフロアを施工で貼る場合、182cm幅のクッションフロアの両端が柄が合っている必要が全くなかったということです。
クッションフロアの柄合わせはどうしたらいいの?
職人さんがクッションフロアを貼る場合は、柄合わせできるように、クッションフロアを多めに用意します。
柄合わせのために『多め』に注文する際に、なるべくロスなく注文できるように、ほとんどのクッションフロアでは、カタログなどに『リピート』が明記されています。
リピートとは、『同じ柄が何センチごとに出現するか』を表した数字です。詳しくはこちらの記事をご参照ください↓↓↓。
DIY時、お部屋に必要なクッションフロア量に加えて、リピートも計算して、必要なクッションフロア量を計算する方法は、こちらの記事で詳しく説明しています↓↓↓
ただ、上記記事でも『タテ方向のリピート』は合わせることができても、『ヨコ幅方向のリピート』は合わない場合もあります。
柄合わせを邪魔するクッションフロアの端の部分
糊付けされていないクッションフロアを2枚重ねて、床を傷つけず、カッターでまっすぐ綺麗にカットするのはかなり大変です。職人さんのような方法で敷くには、テクニックや技能が必要になってしまいます。
実際、クッションフロアDIYに挑戦される方は、そのまま横に並べて敷いていく方法でDIYされる方が多いのですが、マットを2枚重ねてカットせず、そのまま横に並べて敷こうとすると邪魔してくるのが、クッションフロアの端の部分。パンで言うと耳のようなところです。
下のラグリエ デザインフロアマット『エルカムヘリンボーン』のマットでいうと…
右端の、柄が途切れている部分です。
大抵のクッションフロアの端は、同じようにパン耳のような、柄のあまり部分があります。
この、パン耳のような部分がなかったら、リピートや柄合わせなんて気にせずに、並べて敷くだけで、きれいなのに…とっても邪魔ですね。
柄合わせしていなくても意外と気にならない柄
ラグリエの敷き詰め江戸間シリーズでは、マット同士の柄が合わないジョイント部分が必ずあります。実際には、どのくらい気になるのか、見てみましょう。
こちらはマット3枚が並んでいる状態です。マットのジョイント部分はどこなのかさっぱり分かりませんね。もう少し近づいてみます。
柄が合っていない2枚のジョイント部分に近づいてみました。どこがジョイント部分か分かりますか?
正解はこちら。
フローリング柄の横溝が合っていないので、よく見ると分かります。
ただ、少し離れて上から見ると、柄が合っていないことは、ほとんど気になりません。
このように、フローリング調の木目柄クッションフロアは、柄が合っていなくても、意外と目立ちにくい柄です。また、木目に紛れてしまうので、ジョイント部分も目立ちにくく、仕上がりが綺麗に見えやすいです。
フローリング柄以外にも、人気の大理石柄やモルタル柄も、目地がなければ柄合わせされていなくても、ほとんど気になりません。
ですが、木目柄のようにジョイント部分をカモフラージュしてくれる柄ではないので、ジョイント部分自体は目立ちやすくなります。
柄合わせした方が良い柄
柄合わせされていないと、目立ってしまうクッションフロアの柄は、独特な幾何学模様のデザインなどが人気のパーケット柄。
フローリング調の木目柄は、木目のカモフラージュで柄合わせされていなくても目立ちませんが、パーケットデザインは別です。柄の規則性がパッと見て分かりやすいので、柄の規則性に違和感があると悪目立ちしてしまいます。
同様に、人気のヘリンボーン柄なども、柄合わせを気にしたほうが良い柄です。
また、目地がはっきりしているタイル柄やテラコッタ柄なども、柄合わせを意識しないと、場所によっては悪目立ちします。
クッションフロアの「板目合わせ」「目地合わせ」とは
並べて敷くだけで、柄合わせもできているよう見せるには…それは、マット端の耳の部分をなくし、「木目柄の板目線」や「タイル柄の目地線」に合わせてカットする方法です。
実際に木目柄のクッションフロアで見てみましょう。
上の画像のように両方のマット、もしくはどちらかのマットにパン耳のような部分がジョイント部分に来てしまうと、ジョイントのカモフラージュしやすい木目柄でも、さすがに悪目立ちしてしまいます。
そこで、マット端の半端な板目部分を、フローリングの溝の柄に合わせてまっすぐカットします。今回は、それぞれのパン耳部分をカット。
2枚を並べてみると…柄の違和感が全くなくなりました!
ジョイント部分が、フローリングの溝のように見え、マットの継ぎ目がほとんど分かりません。
ジョイント部分の柄が合わないときは、「フローリング柄やヘリンボーン、パーケット柄なら板目」「タイル柄や格子柄なら目地」に合わせて真っすぐカッターでカットして並べれば、クッションフロアの柄がきれいに見えます。
このような加工をラグリエでは「板目合わせ」「目地合わせ」といいます。
ラグリエのフルオーダーなら「板目・目地合わせ」してくれるので、仕上がりきれい
簡単な柄合わせの方法が分かったとはいえ、届いたマットを広げて、カッターで「何メートルも、綺麗に真っすぐに」なんて切れる気がしない…そんな方はラグリエのフルオーダーをご利用ください。
お部屋のサイズを測って、希望柄を伝えるだけ。
あとは、ラグリエの熟練スタッフがあなたのお部屋に必要なクッションフロア量を計算してご提案します。
このフルオーダーでは、マットをカットする際に、マット端の耳部分が入らないように、板目や目地線でカットしますので、並べて敷くだけで、柄に違和感が出ないようにDIYしていただけます。
この「板目合わせ」・「目地合わせ」でカットするのは、ラグリエ独自のサービスです。
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ラグリエのフルオーダー「板目・目地合わせ」の注意点
ラグリエ独自の「板目・目地合わせ」は、リピートに合わせてカットしているわけではありません。
たとえば、上の画像のペットマットの場合。
オーダーしていただくと、格子状の目地は合うようにカットさせていただきますが、肉球の入っている図柄の配置などは、合わない場合があります。
ラグリエオーダーの目地合わせだと、⑥の状態まではこちらで調整して出荷しています。
ただ、ラグリエの板目合わせ・目地合わせは、リピートまで合わせてカットしているわけではありません。
赤丸同士の肉球の柄と青丸同士の肉球の柄を見ていただくと、肉球の柄が同じ向きになってしまっていますが、ラグリエの目地合わせでは、この肉球の向きまでは考慮していません。
柄の出方まで正確に合わせようとすると、リピートを合わせなければならず、柄合わせのために必要なマット量が増えます。カットロスが出るため、その分、価格も高くなってしまいます。
価格が高くなっても、リピートまできちんと合った状態でのカットをご希望の場合は、オーダー時にお申し付けください。
「板目合わせ・目地合わせ」加工で 並べて敷くだけ簡単柄合わせ
今回は、2枚のクッションフロアを重ねてカットしたりせずに、並べて敷くだけで柄が合わせされているように見える「板目合わせ・目地合わせ」をご紹介しました。
クッションフロアDIYでは、少々悩ましい柄合わせですが、ラグリエのフルオーダーで注文してしまえば、そんな心配もご無用です。
簡単に床をおしゃれにできる、クッションフロアDIY。
床が変わるだけで、お部屋全体の雰囲気がガラリと変わります。ぜひ、挑戦してみてくださいね!
\あなたのお部屋はどれにする?/
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hattori
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